ナヤ・ヌキ
「ナヤ・ヌキ」(出窓社)を読みました。
夜眠る前、子どもたちに本を読んできかせてあげるのが、大好きなのですが、いつもは短い読みきりの絵本を読むところを 今回は、長編物語を図書館で何気に借りてきたらおもしろく、7日ほどかけて一気に読みあげました。
大好きなネイティブ系のフィクションだと思っていたら、最後まで読んでびっくり、実話でした! それも、その本の主人公の女の子が、離ればなれになった親友は、以前に絵本で読んだことのある「サカジャウイア」という女の子。この話も静かに印象的でしたが、今回、読んだ本が、その女の子の親友だったとは! 本を通して偶然にも二人に出会えたことにジーンとしました。ふたりの女の子とも敵部族に捕らえられ、奇跡的な再会を果たすのですが、私も奇跡的に二人に出会えたようで、またうれしいです。
家でテレビ(ビデオは見れるけど)を見ることが出来ない良さの一番は、夜が静かなことです。そして、声に出して本を読むのを、こどもたちが迷惑がらずに喜んで聞いてくれることです。ひじょーに贅沢なことをさせてもらっていると、いつも子供たちに感謝するひとときです。
でも、もっと贅沢な夜は、電気を消して、火を囲んだり空を見ながら 世の中の不思議に聞き入ったり、語りあかしたりする夜でしょうか。ちょうど、ショショニ族のナヤ・ヌキとサカジャウイアがそうやって一族の物語を聞いたように・・・。
「余分なものは なにもないけど 満ち足りた生活
とてもささやかだけれど 贅沢な夢が叶えられたと思いました」(ガーナに行った女の人の手記)
そんな生活をなによりもなによりも大切に、子供たち家族とつくっていきたいな。
コメント
余分なものは何も無い、ささやかな・・・とおっしゃるけれど
それこそが、最高の贅沢だと思います。
それは私が、都会で生まれ育ちいまなお都会に生きて居るからでしょうか?
定年後の田舎暮らし・・・長年の憧れ!
田舎と言う言葉・呼び名に抵抗があったらごめんなさい。
中野区に生まれ、結婚後は三多摩暮らし。
そして、10年前から生家の近くに住んでいます。私鉄の駅から5分ほどです。
幸いなことに臼にできるほどの大きな木が植わっている地主さんのお屋敷の傍です。
大きな家もありますが、世代交代すると50坪そこそこの土地に3軒もの家が建ちます。
とても合理的できれい!ですが駐車場は、あっても庭がない。
そして、周囲をコンクリートで固めて、ブロック塀で囲み、鉄の門扉をつけた・・・まるで人との交流を拒絶するように思える家ばかりです。
便利です。大学病院・デパート・映画館・・・何処に行くのにも30分そこそこで行けます。
でも、味気ないと思うのです。
まだ、三多摩の方が暮らしに彩りがあったように思います。
ここにも川はあるけれど臭い。水辺にも行けないし、まして水遊びなど出来ない。
何処を見てもビルばかり・・・
これ以上書いても愚痴しかでてきそうにありません。
せめて、都会のなかでのオアシスをと花づくりをしています。
ご多分に漏れず、我が家も極小サイズです。塀も門扉もありません。
もっぱら植木鉢に花を絶やさないようにと頑張っています。
あまりにうらやましいお話に
愚痴ってしまいました。
都会の便利さを享受しながらもちょぴり抵抗しつつ生きています。
人として大切なものを失くさないように忘れないように!たまには、自然のなかに身を置いて・・
また、書かせていただくことにして一旦止めます。限がないほど言葉が出てきます。
また、いつか。
ここまで読んで下さってありがとう!
投稿: おせんべい | 2007年10月 3日 (水) 12時50分