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2006年3月28日 (火)

春休み

春休みになりましたね。子供たちは、また以前より、遊びがパワーアップしました。最近のはやりは、変身ごっこです。ごっこといっても完全になりきって家や外を飛び回って遊ぶので、私たちもその世界に巻き込まれます。「このあたりで、怪獣は見ませんでしたか?」などと皿洗いをしていると突然聞かれるのです(笑)。

ウルトラセブンをもじった「セぶんサ」と「あんヌ」隊員、畑に不時着した積み木ヒコーキのパイロットたち、パーマンをもじった「パーぶん」と「パーあん」、忍者、などなど、手ぬぐいや風呂敷や竹のメガネなどを身にまとい、木の上や軒下を駆け抜けていく毎日です。

そんな変身中の子供たちにお願い事をすると、いろんなことをよくやってくれます。昨日は、ウルトラ隊員にクコの葉を摘んでもらい、軽く茹でて刻み炊きたて御飯に混ぜ、クコ飯にしました。今日は、「パーぶん」さんに、サンショウの新芽を摘んでもらい、にんじんとごぼうのかき揚げ天ぷらに混ぜて、ほのかな香りを楽しみました。そうそう、忍者さんと一緒に土筆(つくし)も摘み、これはゴマ和えです。「あんヌ」隊員は、よくニラを摘んできてくれます。わがやの平和維持にかなり貢献しています(笑)。

午後の子供たちは、お友達のうちへ。このところ、よくお友達のうちへ兄妹で出かけていくようになりました。ご近所ですが、大人どうしは全くお話ししたことのない方の所で、おやつをもらい遊んで帰ってきたりします。本当にありがたいことです。かなりハラハラしますが、まちじゅうで、たすけあって子育てをしているようで、うれしいです(涙)。 

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2006年3月27日 (月)

ヤドリキの発芽

寄生植物のヤドリキが発芽しました。

発芽した芽(根?)が、寄生もとのエノキの幹に吸い付くようすが良く分かります。

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2006年3月21日 (火)

春ぞくぞく

春です。春があちこちで、ぞくぞくと生まれています。

畑のアカガエルの卵が孵り、5ミリほどの小さなオタマジャクシとなりました。約4週間前に初めて発見された卵です。一年前、宅地化の始まった沼地から卵の状態で、畑に運び込んだもので、1㎝ほどの子ガエルになり、葉っぱのお船に乗せて遊んだりしましたが、それ以後、見かけていませんでした。住宅に囲まれた場所なので、生息不可能かと思われましたが、ちゃんと大人になり、卵を産み、また卵がオタマジャクシになれるようなペアが育っていたんですね、うるる。

ここも数年後には、道路拡張で消えてしまうような場所ですが、それでも それまででも同じ畑で寝泊りをし食事をして、お互い顔を見合わせるようなことはなくても、一緒に暮らせるのはうれしいです。

このアカガエルの産卵を見ようと、夜に早朝に懐中電灯をもって、子供達はお池にのぞきに行っていましたが、とうとう今回は見ることならずでした。いつの日にか、草間のかげで、ばったり出会うこともあるかもしれません。

畑の大きな板からクマンバチさんも出てきました。じっとして動かず、身体がすっかり乾ききるのを待つような様子で、かわいいです。

今日、ゆでたウシハコベをスパゲッティに入れていただきました。おとといは、アンがヨモギを摘み、ヨモギ団子のおやつづくり。昨日は皆で、ぼたもちを作り、お彼岸パーティ。一本だけのコゴミは、豆腐の煮物にうかべて食べました、誰のお口に入ったかな?

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2006年3月15日 (水)

修了式・卒園式

今日は、小さな畑のおうち園の今年度の修了式・卒園式でした。

あれもこれもやりたいと、すぐに子供たちを忙しくさせてしまう癖があるので、今日は、出来るだけのんびり過ごそうを心がけました。といっても、最終日なので お山や畑に「ありがとうさようなら」のご挨拶まわりをしたり、用心棒の犬のケケや のどかムードメーカーの鶏のコッコちゃん、めったにエサをあげない金魚さん、畑に遊びに来る小鳥さん、などへもプレゼントのごはんをあげたり、来年度のこどもたちへジャガイモを植えたり、ヘチマの種とりしたり、泥んこ料理をつくったり、倉庫ぐるまに乗っかったり、手袋にんぎょうや紙芝居を見たりと いつもの調子で あっという間に一日が終わってしまいました。どうもべー子は、ゆったり過ごすのが苦手なようです。子供たちには申し訳ないかぎりです。

ただ、最後の卒園・修了カード授与式は、いつもと違うおごそかな?雰囲気がうまれて楽しかったです。園児がずらりと並んで座り(といっても4人だけど)、ベー助に名前を言われると、「はい」とお返事して前へ進み出てきます。ぶっつけ本番でしたが、それがまた緊張感となり、いつもはやんちゃな子供たちが妙に神妙で、自分の番が来るのを待っていたのが微笑ましかったです。お披露目するような劇などあれば、よいのですが、私たちが出来ないので断念。それでも、ひとりづつがハレの舞台を踏んだようで、うれしかったですね。準備しておいた梅の花びらを散らすのを忘れてしまいましたけどっ。

畑の梅の花は、みな満開、サクランボの花も満開、ミモザも満開、立金花(リュウキンカ)も満開、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウも咲き出して 小さな畑に 春が一斉に訪れ、子供たちを見守っているようです!

せんじつ姉のつれあいが事故で亡くなりました。先達て亡くなったお義兄さんは病気でした。お二人とも45歳という若さでした。そして、ベー助が二日前に腰を痛めて動けないほどになったときは、何が起こってもおかしくはないと覚悟を決めました。ただ、気をつけて、そして一日一日をありがたく暮らせたら、なにも後悔することはない、と。今日の日を迎え過ごせたことにも 大きな大きな奇蹟と感謝です。

精神世界では、よく大きな変化が起こっている時代だといいます。先に亡くなった方はそんな私たちを見守っているのだといいます。時間の枠のなかで生きる私たちは、気づかない不安を解き放ち永遠の一瞬に出会うまでに、さまざまな時間を体験するのかもしれません。

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2006年3月11日 (土)

伝承あそび

昨日は、小学校の一年生のところへお邪魔して、お母さん方とともに 伝承あそびをしてきました。こま、けん玉、ゴムとび、あやとり、お手玉、竹馬、竹とんぼ、羽根突きなどなどを、三グループに分かれた子供たちが、15分くらいづつ回りながら遊びました。

父兄は、各コーナーにふたりづつ位、担当で立っていて、子供たちとともに遊ぶのです。伝承とは、よくいったもので、伝承されなければ すぐにでも消えていく遊びなのだろうな~と思いました。こんな機会でもなければ、昔あそびの大好きな我が家でさえも、熱心には遊ばないものです。国語から算数から登下校の送り迎え、果てはコマまわしまで 丁寧に教えてくださる先生方に感謝です。

私とベー助は、コマ遊び担当でしたが、ぃやあ、子供たちの上手いこと上手いこと! べー子は安定して出来ないので、子どもたちに教わっているぐらいでした。ベー助は、もちろん夢中になり、即席コマ大会まで開いていましたね。長いロープを準備していたので、何に使うのかさっぱりでしたが、コマをまわす舞台(枠)があった方が盛り上がるだろうと、ひそかに持っていったようす。ベーゴマではないのですが、「チッチーのチッ」の掛け声で、一斉にそのロープの枠の中へ 10数人の子らがコマを投げ入れます。無垢の木ゴマには、前もって子供たちが、色とりどりな色を描いており、それが、パーッと花火のようにはじけ散るようすは、とてもとても華やかで勢いがあるのですッ、お見事。そして、徐々に徐々に残っていったコマどうしの勝負となります。ベー助曰く 「三回続けて勝てば名人」なのだそうです(笑)。そんな一言に、子供たちは乗ってくれるのですから、即興好き、からかい好きのベー助にはやめられないでしょ~。

先生方、こんな伝承あそび、これからも続けていってほしいな~。まるで消えかけた火を灯しつづけている最後の場所みたいかな。去年の一年生は、伝承あそびではなく、草花あそびでした。それも良かったあ。ただ今回は、多くのお母さん方が来られているのがすごく良かった。去年の父兄は、私たち二人だけだったからです。先生方、工夫してくださったのかもしれません。そして、いつしか大人から子供へ、子供から子供へ、子供から大人へと、まちや公園のなかへと 広がっていってほしいな。私たちも細々とですが、放課後タイムにあそびに来た子供たちと 伝承あそびを週に一回でもやりたいな~と思います。そッ、めんどうなんだけど、大人時間が逆回りするよな「こども時間」がよみがえってきたりして、実は楽しいんですよね。実はねッ、、、

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2006年3月 8日 (水)

ご褒美

今日は、小さな畑のおうち園で、こどもたちと、来年度へむけて畑の準備。畑に、米ぬかと腐葉土を蒔いたはずなのに、どうしたわけだか、みんな粉だらけ泥まみれ!? 倉庫の車の上によじ登って、「おにはそとー、ふくはうち~」と叫んで踊っている子もいれば、車上から米ぬかをモチのように撒いている子もおり、果ては、上に登れず裏のフェンスにセミのようにとまっている子もいたり、あるいは もくもくと畑をたがやしている子も居たりと、実にさまざま。

その後は、ハンモックに乗って揺らしごっこをしていたり、一本綱ブランコの乗り方を見せ合っていたりと、ぴったりついていなくても 同じ空間で遊んでケラケラとよく笑いあっています。ほんとに皆、私たちにも慣れてくれたけど、さらに子供たちどうし、よく遊ぶようになったのですねッ。

四人それぞれが全く違う個性で ぜんぜん違う遊びかたをするのに、じょじょに噛みあってきた ここ二ヶ月ほどのようすは、ほんとうに目を見張るようでした!!! 写真を見たら、まだあどけない一年前とくらべると、すっかりお兄さんお姉さんの表情になっているのも「はぁ~~~」と驚きです。1歳、2歳、3歳、4歳、5歳と、確実に変っていく何かが、そのなかにうかがえます。と、そのたった一年二年でも お互いに馴染んでいく子供たちの変化を身近に感じることができたのは、思いもかけなかった ご褒美をもらったようで、うれしいです。

畑のミモザ(ギンヨウアカシア)の花が、咲き始めました。

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2006年3月 2日 (木)

羽ばたいて

きのうは、小さな畑のおうち園で「おひなさまごっこ」をしました。

午前中は、ベー助が居なかったので、お母さんたちに来ていただいて、子供たちと夏に染めた丸葉アイの水色の布を袋に縫ってもらい、お絵かきをしました。それぞれ子供の絵を模写したりして、土えのぐでお絵かきしました。完成した絵を干していると、とてもとてもいい仕上がりにえのぐが乾いてきて、絵は、えのぐが乾くことで自然に落ち着いていくんだぁ~と新鮮な発見でした! 

これから入園入学、何かと袋を使うことが増えてくることを思うと、「どこかで使ってくれるときがくるのかな~」と。子供たちの一年を みんなで一緒に袋に刻んだものが、いのちを吹き込まれて羽ばたいていくようで、しみじみとします。

午後は「おひなさまごっこ」で、こどもたち着物をきて踊りました! 日本人ですね、着慣れない着物ですが、着ると妙に似合います。古式の雛段かざりがなかったので、昨晩急遽、押入れから着物を出して、自らがお雛様に変身するという策でしたが、意外や意外、こどもたちに着てもらえて、古い着物がヒジョーに喜んでいるように見えました、出してよかったです。

そして姉のつれあいが突然亡くなりました。姉の身におこったことが、ふっと自分に強く重なって想えるのは、やはり、姉妹なのでしょうか。涙が、いまだ居場所さだまらず途方にくれるこころを洗い流すように出てきます。「今ここに すべてとつながっている」ということは、なんともすごいことだと、涙があらためて教えてくれているようです。

お義兄さんへ 一度でもお会いできたことに感謝して

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