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2006年5月 2日 (火)

はたと驚く気持よさ!

昨日は、暖かい一日でした。10日ほど前から補助輪をはずして、自転車乗りの練習に励んでいたアンは、二日前から、スイスイとでこぼこ道をこげるようになりました。我が家には全部もらいものですが、子供用の自転車が数台あります。身体にあった自転車を選んで練習すると、あっという間に乗れるようになるのは、ブンの時からの実証済みです。ただ、もう楽しくて仕方がない、というそれだけで乗れるようになってしまいましたッ。

私は確か、小学校の低学年ころ、お姉ちゃんの自転車(24とかいうサイズだったような)で練習して、両足が地面につかないので、バタンバタンと転んで かなりすり傷を作りました。そのころは、マイカーを持っている人も珍しくて、子供用の自転車なんてとんでもないッ、という感じだったので、いつも自転車に乗るときは、サドルにお尻を乗っけられず三角乗り?をしていましたね。それでも、風をきって走るのは爽快で、ぶつかろうが何しようが自転車競争は格別スリリングで好きでした。今、アンが公園でぐるぐるぐるぐる走っている時の顔は、絶妙のバランスを使いこなせるようになったばかりの喜びと緊張に溢れていて、思わず見とれてしまいます(笑)。

ここのところ、畑仕事に精を出していました。蔓を伸ばして、どこにからみつこうかと思案しているようなキヌサヤに竹の支柱を立てたり、芽の出た大根の顔色をうかがって歩くのは、久々で楽しいです。意外にも とっても楽しかったので、また引っ越すときは、やっぱり自宅の延長上に野菜畑があってほしいと切に思いました。、前みたいに春になると あれもこれもと手をのばしてタネマキに慌てなくなったのは、限られたスペースと時間で作る野菜の種類や量が決まってきたからでしょうか。少しは ゆったりと野菜さんたちのお顔を見れるようになって、すごくうれしかったです。また過程が楽しいと 立派に出来なくてもやるだけやった満足感で、悔いが残らず精神的にも良いですね(笑)。

何しろ、土の上、空の下に居るだけで、はかりしれない開放感で満たされていくんですから、やはり、ひとは、家という身体の外に、庭という心を持って暮らすのが、本来かも。そして、また引っ越す時はもうひとつ、台所も外がいいな。いくら庭があり、畑や里山があっても 私みたいに出不精だと全然出ない日もありますが、厠も寝室も台所も外だと、否が応でも外の空気に触れるわけで、その度に、それだけ素に戻って気持ちいい、傘をささない雨の日のお散歩みたいで、思わず知らず、はたと驚く気持よさです、ほんとに!  ただの昔の家みたいだけど究極の贅沢な家です~。 

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