« 今日は満月 | トップページ | アゲハが羽化 »

2006年6月15日 (木)

クズの野菜ばたけ

クズの繁茂する畑に行ってみました。春にジャガイモやキヌサヤエンドウや サツマイモを植えたのです。しばらくぶりに行くと、すべてはクズの葉の中、何も見えない状態です。かといって、毎年、秋冬になると、ここのクズでカゴを編むので、クズは手に負えない雑草というよりも、大切な大切なお友達のようなもの、野菜たちが、どうクズに埋もれてしまおうとも、それは植えた時点で百も承知。また生命力あふれるクズの蔓を根こそぎ退治してしまおうなんていうのも、スコップしか使えないべー子には、土台無理な話しなのです。

ならばと、クズの葉が落ち、地上での姿が一時休眠する初冬~春、これまた念願の広くてのびのびした日当たりのすこぶる良い土地で、一度でもいいからヤサイを作ってみたいという願いを満足させるべく、今年タネマキしました。

そして、6月、タネマキしても数回しか足を運ばなかった、このクズのヤサイ畑(8畳ほど)は、予想通り、膝のあたりまで、すっぽりとクズに覆われていたのでした。クズの他に、スギナ、痛~いカナムグラ、セイタカアワダチソウなどなども。それでも、驚くなかれ、キヌサヤはクズに守られるように大きくなったと思われるくらい、私の身長をはるかに越し、しかも皆どれもスラスラと空へ向かって威勢よく伸び、鈴なりのキヌサヤエンドウをぶら下げていたんでありました。びっくり! 更に、埋もれていたジャガイモにもコロコロとしたイモが実っており、サツマイモの蔓もまた元気良く丸くこんもりと茂っているのです。

地中は、クズの根が四方にはりめぐらしているはずだし、自宅の畑とは違い、ここ何十年栄養分も全くあげていないのに、手塩にかけている自宅の畑より、いきいきと育つヤサイ達の不思議。どれをとっても自宅の畑よりいいとは、いくらなんでも予想外です。もしマメに畑に通う人であれば、ホウレンソウやコマツナなど菜っ葉のタネも蒔けるんではないかしら、無肥料で、と思うほど。

このことがあって以来、よくあちこちで見かけるクズの繁茂する手に負えなくて放置しておると思われる日当たりの良い空き地をみると、「ここでクズと半ば共生状態で ヤサイが育てられるとは誰も思うまい、自分でも信じられないのだから」と、二度も三度も繰り返し驚くのでした。

« 今日は満月 | トップページ | アゲハが羽化 »

コメント

面白いタイミングでしたね。現在では、USAでクズは(日本からの)有害侵入植物として扱われているようです。かく言う私もこれまで随分クズをいじめていたような・・・。私もクズとの共存について少し考えてみたいと思います。

投稿: はぷと | 2007年2月 9日 (金) 09時11分

>はぷとさんへ
コメント、ありがとうございます(嬉)。
ちょうど「植物名の由来」の本で、たまたまクズの項を開いて読んだら、コメントをいただき驚きました!
そこに、クズは緑肥として田畑にすきこむと肥厚度が高いとありました。
クズの繁殖力を知っていたら、まず畑にすきこもうなどとは思わない気がするのですが、もう繁茂してしまった畑なら、必要な箇所だけ刈り取って、イモ類やマメ類など栽培すれば、無肥料の畑として案外活躍してくれるのかもしれないですね。蔓で毎年、カゴも編めますし。
また戦後アメリカが、クズに目をつけトウモロコシ栽培に応用して実績をあげたとも書いてありました。ただし、日本でセイタカアワダチソウが繁茂したように、その後クズも繁茂してしまった・・・という、どなたかに聞いた話は、その本には出ていませんでした。
植物の持っている底力は、ほんとうに測りしれなく、どんなふうに つき合っていくかで、クズの味も少し違ったものになりそうですね。もちろんクズは屑ではなく、「大和国(奈良県)吉野郡国栖(くず)の地名にもとづく呼び名であると断定していいだろう」とのことです。

投稿: ベー子 | 2007年2月 3日 (土) 19時39分

驚きの事実ですね。クズを見直しました。

投稿: はぷと | 2007年2月 2日 (金) 16時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/165505/10535256

この記事へのトラックバック一覧です: クズの野菜ばたけ:

« 今日は満月 | トップページ | アゲハが羽化 »