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2006年11月 9日 (木)

キッズハイキングコース

きのうは、小さな畑のおうち園で、秋をさがして、お山へ行きました。遊んだ後、山から畑へは、いつも歩いて帰ります。歩いたほうが、いつも居る畑からの距離感がつかめて、断然イーような気がしています。歩くことで、「自分の居所」センサーが昆虫の触覚のように働くんじゃないかと。ところが今日は、昨今の諸事情をふまえて車で帰りました。じっさい、楽でしたぁ(笑)。なにしろ、帰りの体力を気にしなくていいものだから、今までになく た~っぷりと遊べました。てくてくテクテクお山への小道を歩きはじめたばっかりから、脇道にそれて、カラスウリを食べたり、ベニシタンを食べたり、ピラカンサを食べたりと、なかなか前へ進みません。みな、食べて味見をするから時間がかかるのでしょうが、今回は、秋をさがして、「お弁当箱に入れる」というのが、メインテーマだったので、野生の木の実でも味見をするのは、弁当職人の心意気なのですッ。そうして、から~い葉わさび、椋鳥が食べるという椋の実、タイムスリップしてしまいそうな紫式部の紫色の実などなど、次々に試食をしながら、ようやくお目当ての神社で 本物のお昼をいただくことができました。

ただ、子供たちは、目の前に広がるシーソーや地球儀?などの遊具に目を奪われて、食べるのもそこそこ 遊びに出かけます。とにかく、とてつもなく食べて遊びつくした贅沢な一日でした。

また、大人だって尻込みしてしまう竹山の急斜面ものぼり、じつは、ちいさくても測り知れない体力があるんじゃないかしら、と大人の方がヘロヘロ。思い返してみれば、小道ー竹山登りー階段ー山道ートンネルー坂道ー神社へと、すべてが子供の為に用意したような キッズハイキングコースになっています。 人や動植物の営み、さまさまな巡り合わせの醸し出した景色とはいえ、なんとも絶妙な「幼児ハイキングコース上級編」。知らなかった~、ふるさと発見!みたいです。

でも大発見をしても何をしても、一番こども達が、子供たちどうしの輪の中で、楽しそうなのは、坂道をコロコロ今にも転びそうに走っているときとか、たくさんの落ち葉で遊んだとき(落ち葉吹雪、落ち葉ベッド、落ち葉の落とし穴)とか、最後、ようやく帰りついて水道の水でふざけながら手を洗っているときとか、やっぱり知性が微塵も入る隙を与えないような そんなひと時なのでした・・・ねむねむ。

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