人との距離感
中ぐらいの学校のジジ(理事)長、キヨちゃん、なが~い間、働いた会社を 突然このほど辞めました。高卒以来、15年間働いたそうですから、もうずっと、これからもずっと、と思っていたのでビックリしました。同僚の方と うまくいかなくなって、とうとう爆発してしまったとか!? 中ぐらいの学校でも 皆が言うことを聞いてくれないと、急に机をドカンとたたき大声で怒り出すので、何やら「やってしまったのね」という感じですが、でもでも、それは何をするにしても誰よりも一生懸命で真面目だからなので、中くらいのメンバーは誰もそんなキヨちゃんに文句を言う人は居ません。もちろん、これは怖すぎて面と向かって言えないからでもあります。
というわけで、ジジ長、さいきん職さがしをしていた訳ですが、急に昨日、おうち園でお昼を食べている最中、電話がかかってきて、本人曰く「胃がんで、一週間入院する」とのこと。またもや、びっくり。でも、お母さんによると、ただの(といっては失礼だけど)胃腸炎だったとか、良かった良かった。いろんな人に胃がんとか、大腸ガンとか話しているらしく、なんとも旋風を巻き起こす男です、ジジ長っ。
でも、この彼、私やベー助のことを実に大切にしてくれるのです。特に彼女でも妻でも家族でも親戚でもないのに、こんなに長い間、変らぬ愛情を注いでくれる人は居ません。こちらは特に愛情深くもないのに不思議~。けれど、この不思議な愛情に慣れてくると、おそらく これが本来の他人との距離感かも~と思えてくるから、これまた魔法の如し。人づきあいの良くない私たちですから、「あなた、愛の魔法にかかりましたな」状態です。それは例えると、なんにも考えずハグ(抱き合う挨拶かな)すると、妙にあったかいけど、それに似ています。一番簡単で、一番照れくさい、一番忘れていた、あったかさ、そんな 人との距離感です。
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