ハチの巣クリーム
学校も おうち園も冬休みに入りました。早速、冬休みになったら やろうと思っていたハンドクリームづくりをしました。なんと今回は、ハチの巣を溶かしてのクリームづくり! 今までは、購入したミツロウチップしか使ったことがなかったので、興味津々の作業でした。部屋に飾っていた ミツバチさんの作った天然のハチの巣を眺めながら「ミツロウチップだって湯煎で溶かせるんだから、きっとハチの巣だって湯煎で溶けるはず」と、ある日ふと思いついた時からの果たせるか「ハチの巣クリーム」づくり。そうして、安易に思いついたにもかかわらず意外にも無事、ちゃんと使えるクリームに仕上がりました、ホッ。
アシナガバチは、木の皮などを口で剥ぎ取り、唾液と混ぜるらしく、触った感じは和紙のような巣になりますが、ミツバチは、腹部にある蝋腺からロウを出し巣をつくるそうで、そのせいか、触った感じは、ちょっと脂っぽくて重たい、動物性の和紙といった風。素材が違うと感触も質感も違うのですね。ミツバチは、体の中で、ハチミツをロウに変えられるんだそうです、集団生活で子育てをするハチ同士でも微妙な違いがおもしろいですね。これは関係ないですが、ということは、アシナガバチの空き巣をたくさん集めて、水に漬けて細かくして、紙すきをしたら、もしやハガキが一枚くらい漉けるかもしれませんね。これは次回に~。
クリームの材料は、ハチの巣14g位(不純物をだすと正味11g)、椿油40g位、お茶(エビスグサの種を煮出した汁)6cc位、青森ヒバ精油1~2滴(香りづけ)という配合で作りました。ハチの巣(蜂ろう)を精製したものがミツロウだそうで、やはりまずは煮溶かして、漉して、冷めると汚れた水とミツロウに上下分かれて固まるとありました。今回、ハチの巣を保存ビンに直接入れて、湯煎でとかしたところ、黒い不純物が現れました、そこで竹串でクルクル回すとくっついてきたので、漉さずに大雑把に取って良しとしました。そこへ油をすこしづつ注いで混ぜます。今までは、食用のオリーブ油やごま油でしか作ったことが無かったのですが、これも椿油で初チャレンジ。硬い感じのクリームになるかと思いきや、全くその逆、いままで以上に伸びのやわらかいクリームとなりました、スバラシィ! そうして、火からおろして温めたティーを注ぎ、「ビビディバビディブー」や「グロリア」を歌いながら、延々と冷めるまで混ぜるんです。混ぜるほどに柔らかいクリームになるそうですよ。途中、お好みで精油(エッセンシャルオイル)を入れます。ラベンダーなど洋風ハーブ類は、とても良い香りで安眠を誘いますが、これも初チャレンジの青森ヒバ精油。森林の香りというよりは、製材所を連想しました(笑)。ですが、ラベンダーだって初めて使ったときは、安眠というよりは興奮するような香りだったので、ヒバ精油も使い込むほどに、いい味(かおり)出してくれるんではないかなぁと期待しているところであります。それでは、出来立てクリームを顔と手と足の裏に塗りまして、おやすみなさい・・・ネム
そうだ、いつの日か、ニホンミツバチさんの巣にも会いたいです。
畑の美術館 → ハチの巣クリーム
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