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2006年12月27日 (水)

天使がおりてきた

今日は、大掃除。全体をやるのではなく、押入れだけ、物置きだけと、パートごとにやるだけの簡略型大掃除です。しかも、朝起きたときの天気や気分次第で、予定には含まれていなかった所を突然掃除し始めるので、進んだような進んでいないような中途半端な掃除です。とはいえ、面倒でもたった一日の掃除で、一年間気持ちよく暮らせるんですから、とても得した気分~。今日は昨日の大雨とは打って変わって、天気も最高だったし、いい仕事できました。木切れやお鍋やビン、ありとあらゆるものが詰まっていた物置ビニールハウスが、少しだけ快適空間となりましたッ。
そうこうして雑事をこなしている傍ら、冬休みの子供たちが、庭で遊んでいました。冬休みだからでしょうか、それとも天気のせいでしょうか、7人の子供たち、今日は特に大きなもめ事、言い争いもなく、竹馬に乗ったり、ゲームしたり、木登りしたりと淡々と遊んで「バイバ~イ、またあそぼー」と、夕焼けのなか爽やかに帰っていきました。かくれんぼは、夕闇のころ、お互いの顔が見えなくなる時にやると、昼間のかくれんぼとは少し違って、妙に秘密めいた楽しさがありますが。そんなふうにして、一日たっぷり遊んで満足して帰っていく子供たち、一種の一体感が、帰っていく背中にただよっていました。大人がこうあれば子供はこうなる・・という子育て本があるけれど、大人になりきれていない親にはその逆こそ大いに然りですっ、ほんと。子供たちが一日笑顔だった日は、こちらも堂々巡りの悩み事や妄想から、ふと開放されて、心が洗われる瞬間があります、一瞬だけ。  「ただただ人を愛したくて、この世に生まれてきたんだった私は!」と、子供のコロコロ転がるような笑い声と空に輝く太陽をみながら涙ぐんだんであります。幸せ者です(涙)。
夜、何度も見る夢には、ふか~い教訓がありますが、私たちは昼間も夢(考え事)を見ているわけで。ハッピーな夢ならともかく、起きていても わざわざ悪い夢まで見ているんですから、懲りない性分です(泣)。夜の夢の場合、夢の覚めた時点で、「なんで、この夢をくりかえし見るんだろう」と問うと、わりと 胸に腹にストンと落ちてくる答えが出てくるんで、夜の夢、怖い夢ほど、けっこう大好きです。怖い夢ほど、そのナゾ解きは、実に意義深くて名探偵になった気分です! ただ、昼間の悪夢では、そうそう上手くいきません。というのは、昼間の悪夢は、毎日だらだらと続いて終わりがなく、その夢が覚めるまでに時間がかかるからでしょうか。なかなか覚めないので、なんと気づいたときには自分が育てたにもかかわらず、手のつけられない怪物が育っていたりします(危うし)。
そこで、てっとりばやく覚ますには、死という道がありますが、これは多少苦痛が伴いますし。過ぎるのを待つという道もありますが、これは時間と忍耐が必要ですし。残るは、更に大きな困難のなかに飛び込むという方法もありますね。これは、上の子の子育てが大変すぎた時、次の子を産んでしまったベー子のことです(笑)。また何かしら壊してしまいたくなる破壊衝動もその一つですね。また、急停止することで凍結してしまうことも出来ます。どれも、あまり賢くなくて、悲しいくらいに憎めない・・・
というわけで、今日、昼間の夢を覚ましてもらったということは、一瞬といえどもかなり貴重な一瞬でして。単純に、あまりに平和な子供たちと太陽の美しさに感動しただけですが、魔が差したんでしょうか。ん? 天使がおりてきた、というべきか・・・おやすみなさい。
 

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