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2008年3月23日 (日)

春にがみ

今日は、日曜日。最近、兄妹の朝ゲンカのバトルが激しく、家の中に子供たちと一緒に居ると地獄のよう。べー助は、怒っても自分を見失うほど怒ることはないので大したものです。子供といっしょに爆走してしまう私は、どうも外に出て行く方が良さそうです。庭のはきそうじ等 できるだけ子供たちから離れて外仕事をしている方が、下手に止めようとして悪化させることはないようで^^。でももう堪忍袋の緒がきれそうになったら、「こらーッ」と言う代わりに、仕事をしてもらうことにしています。大ゲンカやゲームのやり過ぎも 「これだけやってくれてるんだから、まッいいか」と帳消し気分になるんだから、もう家仕事さまさまですね。そうして、丸く治まったときは、高速道路から抜けて、景色のいい田舎道を見つけたときのようで、うれしいですね~。 

 というわけで今日は、朝地獄の後、子供たちと お山へ落ち葉集めに行きました。去年、1m四方の箱に積み上げた落ち葉が、腐葉土(かなり粗いですが)になっていました。大きな桶に15杯分の落ち葉が、4杯(約3分の1弱)の腐葉土に変身です。たねまきザクラのコブシが、ここ川口市ではソメイヨシノに先駆けて満開ですが、この腐葉土は、春のたねまきシーズンの畑に 撒き入れています。不耕起・無肥料とまではいきませんが、米ぬか・我が家の生ゴミで作った僅かの堆肥・我が家の2羽の鶏の乾燥鶏糞・わずかなカマドの木灰そして このお山の腐葉土が、我が家の肥料です。

家庭菜園筆頭バッターのジャガイモ君を2月下~3月初めに植えつけたのを始まりに、ホウレンソウ・コマツナ・ミズナなど、ほんのちょっとづつ種まきをしています。きのみ気のまま農法で、出来るときと出来ないときの差が激しいのですが、それだけに八百屋さんに並ぶようなヤサイ君たちが出来たときは、大感激ですね。

ところで、お山で無理な姿勢で根っこを抜いていたら、生まれて初めてギックリ腰になりました。「40を過ぎると、病気自慢がはじまる」と、おうち園母さんが教えてくれたけど、老眼も始まるんだとか、別のおうち園母さんにも教えてもらったばかり。「わたしゃ、ギックリ腰になりましたわい」と早速、自慢報告をしたい気分になりました^^。

でも、しっかりニョキニョキと繁茂しているツクシを見つけ、セリもとって、今日のお昼は、「ツクシみそ汁」と「ツクシのおひたし」と「セリ入り刻み納豆」と「とろろのサンショウの新芽添え」となりました。

「春にがみ、夏は酢のもの、秋からみ、冬はあぶらを心して喰え」・・・・生協の本の紹介紙(ほんの花束)に載っていた言葉です。

ご飯の前に 詩を朗誦してから「いただきます」をすることにしているのです(みんな早食いで噛まないウチなので、少しでもゆったり食べ始められるように)が、「あ、ほんとだ、これこそ春ニガミの味だね~」と家族大喜びの昼ごはんとなりました。ご飯とみそ汁だけの日も多い中、貴重な昼飯です。

べー助の眼は、まだ不調です。植物の問い合わせを下さっている方、もうしばらくお待ちくださいね。

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2008年3月16日 (日)

2007年度さいごのおうち園もよう

3月12日(水)、2007年度さいごのおうち園が終了しました。この日が来る2~3週間前から緊張していましたが、子供たちもわかっているのか、もうこれ以上は、遊べないというくらい遊んだ一日でした。朝、母さんへの粘土のプレゼント(子供たちが作って七輪で焼いたもの)を包んだら、すぐにお山へ行こうと思いましたが、みんなお砂場レストランで、「おこのみやき」「ちょこたると」「春のお花ランチ」「ココアジュース」をムクロジ・ドングリ・ミモザ・ネコヤナギなどで 次々にとめどなく作るので、「あー、この子たちは、はたけで たっぷりあそびたいんだ~」と、11時半すぎまで、そうやってたっぷりお料理しました。できたご馳走で、みんなお兄ちゃんお姉ちゃんになって、幼稚園に行くんだね「おめでとう」と。そしてミカンをそれぞれ包丁で半分に切って、木につけて、いつもお土産をくれた畑ぼうずさんにも お礼して。並んだ豪華料理をみていたら「これが、この子たちの1年間の遊びの集大成なのかも~」と思えてきました。妙に感慨深い砂料理です^^。
それから、お山へ車で行って、ゴザをしいてお昼ごはん。食べながら子供たち自らが言い出して、「いちねんかん、ありがと~」と なんども何度もお山の大ケヤキを見上げながら叫んでいました。そしてホタルを放流した水路をみたり、つくしをつんだり、タカ類に食べられたハトの羽を見つけたり、アカガエルの卵があったり。そうして急斜面の竹山を「のぼれるよ~」「だいじょーぶ」「このてを にぎって」「やっほ~」と、子供たちだけで、どんどんどんどん登っていきました。

畑でもたっぷり遊びましたが、お山に来たら来たで、また更によく走り回っているので、やっぱり来てよかったな~と。上の神社へ行く途中の竹林の道に、ヒメオドリコソウが咲いていて、「あ、おどらないと、魔法にかかっちゃうよ」とべー助が言うと、4人でくるくるくるくる回っていました^^。シーソー、ブランコ、地球儀、落ち葉などで、また延々と遊び、ずっと体力底なしのような遊び方。ほんとうに大きくなった子供たちです。帰りの車の中では、「おじさん茶」「365ちゃ」「てんちゃ」「うめちゃ」と意味不明なお茶ことばで、これまた子供たちだけで「アハアハアハ」「ウヒヒヒヒヒ」「えへへへへ」「キャハ~ッ」と盛り上がっていました^^。

卒園式は、歌や合奏などの 感動的な子供たちの発表会は何もなく(私たちが出来ないので)、でも何の予行練習もなく、一列に座って元気にお返事して、あ~すごいなすごいな~と。
なにげに遊んでいる後姿と、わずかに残しておいた お砂場料理の足跡、そして汚れた服が 子どもたちの発表会でしたね^^。

本当に、みんな個性の違う子供たちでした(当たり前だけど)。同じ学年の子供たちだけというのは初めてだったし、また自分の子供が居ないおうち園も初めてで、気づいたら今までとは少し違う距離感で 子供たちが畑のなかに居ました。こっちでお人形でおままごとをしているかと思えば、あっちで穴を掘っていたり、こっちで木登りしていたり、そっちでお料理していたり^^。なのに一年がたつときには、いつの間にか四人一緒に布ブランコに乗っていたり、お料理を一緒につくっていたり、手をとりあってお山にのぼっていたり、ぴったりと 一緒にいた子供たちです。それまでは、てんでバラバラに動く子供たちが、 どんなふうにすれば、遊びの時間から お片づけの気分にすんなり入れるのかな?とか、お話しの時間に入れるのかな?とか、保育の基礎的なことがわからなくて、試行錯誤でした。ようやく基礎的な疑問が 心に湧くような余裕が出てきたのかも。それまでは体力もあったし我が子も混じっていたし工夫するより勢いだけで、何とかなってたんですね^^。ふりかえってみると、わたしたちの一番苦手な歌や手遊びに、子供たちが、わたし達を導いていってくれた一年です。自分の子供が居なくても、ずっとずっとおうち園を続けていきたいな~なんておもったりして・・・・・みんな、ほんとうにありがとッ!

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2008年3月14日 (金)

『我がまち川口・再発見 天気の良い日は川口散歩』

川口市の銀座商店街の一画で、『我がまち川口~散歩』の冊子ができるまでの写真展が開かれています。明日15日(土)は、3時半から「ムクロジ物語」の上演を 川口市在住の漫画家田代しんたろうさん等が企画してくださり、その絵を描かれた鈴木さんと一緒に、お邪魔させていただきます。簡単なムクロジの泡立てもやります。翌日曜日は、講談師の方も来られるそうです。

この本に載っている「川口散歩コース」を ご自分の足でくまなく歩かれて書かれた田中久子さんは、取材の道すがら 偶然見つけたムクロジの実がきっかけで、ネットを検索中に「ムクロジ物語」に出会い、「いいおはなしだな~、ぜひ、マップにのせたい」と、立場や仕事の違うさまざまな人の手により、綾瀬川の土手から救いだされ、最後とつか綾瀬小学校へと引き取られたムクロジのことを 紙面の限られたご本の中に 入れてくださいました。改訂版へむけての新情報募集もあるそうですよ、お近くの散歩好きな方はぜひお教えくださいね。

展示会名/
> 『我がまち川口・再発見 天気の良い日は川口散歩』メイキング&写真展
> 期間/2008年3月12日(水)~3月16日(日)
> 会場/樹モール・燦ギャラリー
>
> 【展示企画】
> ■川口全図と10のコース紹介
> ■石原康男の川口散歩写真20選
> ■川口市観光協会発行マップ等の展示
> ■市の施設紹介パンフレットコーナー
> ■川口市郷土史会会誌『川口史林』展示・販売
> ■田代しんたろうが過去に手掛けた三つのイラストマップ
> ・『川口駅東口エリアご近所情報マップ』
> ・『川口歴史WALK』~歩いて楽しむ日光御成街道と鋳物蔵屋敷~
> ・『川口元郷駅周辺得ネタ発見MAP』
> ●安行桜鉢植えとイチリンソウ関連パネル展示
> ●ボウフウ試食会
> ●改訂版へ向けての新情報募集
> ■川口散歩名人段位認定クイズ大会
> など

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