決明子
植物のご注文をいただいていますが、休業中の日々。父親の病院介護をしながら、ようやく自分の検査も受けたべー助です。眼自体の機能も その他の脳や肺や血液検査も受けましたが、大丈夫だったそうです。むしろ健康な方だと太鼓判を押されたそうです^^。と言われても治らなければ原因がわからないままだと かえって不安は募りますね。
そんななか・・・・ 「ひまし油がいい」と、聞きました。これは目の中にいれても良いということで、身体のいろいろな痛みに効くそうですが、早速「なんか、すごくいいような気がする」と、ひまし油をネット購入し、それが届くまでの間、油という言葉に響いたんでしょうか?、うちにある椿油を目薬に代用しているべー助です^^。今のところ、どんな目薬よりもいいそうな?!
目には、涙と油分を出すところがあるそうです。40~50代の女性に多いらしいのですが、ホルモンの関係で油分の分泌が減り、目に異常を感じる人があるとか。油分の通り道がふさがってしまうのだとか。42℃位の湯気などで目を蒸すようにしてあげると、ふさっがった通り道が通るそうで。うちの場合、目の異常の原因は、まだ不明ですが、この湯気を目にあててやる処置は、前々からしていて とてもいいようです。ステンレスのコップに決明子(エビス草の種・明(めい)を決く(ひらく)種子の意で、目に良いとされる)を煎じた茶を入れて、その上に片目づつ目をすっぽりかぶせます。最初、番茶でやっていましたが、番茶よりいいそうです。そして、その後は、飲みます、今までケツメイシをあまり飲んだことはありませんでしたが、今までになく美味しく感じるそう。不調のときに美味しく飲めるお茶があるのは うれしいですね。もう10年近く前に お知り合いの方に種をいただいて、畑に蒔いたら、自生しました。ところが、去年はとうとう芽がでてこなくて、タネが採れませんでした。今、残っているタネを つないでいきたいですね。
「中国薬草ものがたり」(東方書店)に とつぜん眼の見えなくなった父親が、自分の4人の息子に、目に効く薬草をもっている道士を探しに出かけさせる話があって、1番目の息子は、東へ。2番目の息子は南へ。3番目の息子は西へ。でも見つかりません、しかし4番目の息子はとうとう北で出会います。そのとき道士は豆のさやのようなものをむきながら、
「枝も葉も目の覚めるような青さだよ 山羊の角 馬のひづめのようだよ」
と歌っていました。「山羊の角のようなサヤをつけ、タネは馬のひづめのよう、目を治すのに使う薬草さ」と 息子に教えてくれました。息子は大喜びで、タネをもらって帰ったそうです。ケツメイシは、甘味と苦味をかねそなえ、性質は寒性に属し、肝を清め、目に良いとされ、生薬のひとつになったそうです。
お話しの如く、なかなか目がすっきり治ることはなくても こんな植物のもっている秘められた力の物語を読むと、なぜか不思議に力が湧いてくるような気がします。小5の子どもも 夜の素語りで、中国薬草物語を聞くのが好きです。
コメント
蝋梅について「このきなんのき」のブログから、あなたへ辿り着きました。畑が中心?あるいはご専門かな?と思い、あっちこっち拾い読みをしておりましたら、ケツメイシに行き当りました。
昔、ですね、何分、大東亜戦争のころ、もちろん私は幼くて、母が「弘法茶だよ」と言って飲ませてくれたお茶がケツメイシだと知りませんでした。母が飲ませてくれたお茶は渋いというより甘く香ばしかったものです。
河原や荒れ地にいっぱい咲いていましたよ。「お茶にすれば美味しいのよ」と言い言いしながら、なかなか出来ず、この年になってやっと、重い腰を上げて、さて採集しようと思ったら、目をつけていた荒れ地にブロックの工場が立って、ケツメイシの生えていた空き地はは跡形もなく、コンクリートに固められた駐車場になっておりました。爾来、あんなに生えていたケツメイシに会っておりません。河原に行けばあるのかしらと思っていますが、これとて護岸されて河原に降りることは難儀です。
今となっては昔、母が作ってくれた「弘法茶」の記憶した味をまさぐるだけです。わが地方では「河原ケツメイ」と呼んでいます。ちょっと薬効も味も違いますが「ハブ茶」なら、弟が作っていて、いくらでも手に入ります。
でもケツメイシでないからねぇ、と敬遠しております。
ながながつまらぬことを書きました。いろいろ教えてくださいね。よろしく。
投稿: うっかりかさご | 2014年2月11日 (火) 10時49分