ララちゃん、よろしく!
一体いつから作りはじめたのか忘れてしまいましたが、今日ようやく小2の娘にせがまれていた「ふらんすにんぎょう」が完成しました。フランス人形といっても、本当をいうとウォルドルフ人形なのですが、ターシャテューダーの絵本に、フランス人形で遊ぶ子供の姿があったのです。要は抱っこしたり着せ替えできれば良いようなので、ずっと「うん、ふらんすにんぎょうね、つくるよ、まっててね」と、いい続けていました。
まず世の中のペースについていけない私は、ひとりでコツコツ作ることを選び、表参道の「くれよんはうす」で型紙を買いました(また奇跡的にお友達にもウォルドルフ人形の本を借りることができました)。それからもったいなくて捨てきれなかったオーガニックコットンの「ピープリツリー」で買った着古しの子供用パジャマの布を薄汚れているのに使うことにし。次に布を畑のビワ葉で染めればいいものを ミモザ葉で染めピンク肌ではなく、薄ぼけた黄色にしてしまい。眠っていた羊毛を延々とカードですいて。それから髪の毛用の羊毛を糸車で紡いだら細くつむいだつもりが、極太髪の毛になってしまい・・・・・と、いつ終わるや本当に完成するかしれない作業でしたが、おそらく奇跡に近い確立で、それなりのウォルドルフいえ「ふらんすにんぎょう」が出来ました(ホッ)。
さてさて待ちこがれていたこともあって、出来上がる前から、ずっと抱っこして、着せ替えして、完成した今日も1日中といっていいほど、遊び続けていました。「けっこんしても いっしょにつれていっていい?」「こどもも ほしがるよ、きっと」と、ずいぶん先の心配をしながら、長めにつくった髪の毛を三つ編みにしたり、おしめをつけてあげたり、お世話に余念がありません。あんまり遊ぶので、「まにあってよかった、あと1年先だったら・・」と、胸をなでおろす思いです。欲しがってから待たせに待たせて作ってあげたからでしょうか、絵に描いたように遊んでいます。名前は「ララ」になりました。
という感じで笑顔で過ごした週末でしたが、2年生になって、環境が変わり、朝になると泣いて学校へ行きたがらない日も続いていました。ムリせず休ませていますが、緊張がほどけるとワガママ度を越えてしまうタイプなので、学校を休んだ日は、きびしさと やさしさを使い分けつつ、ほどよい緊張感を保つようにして、一緒にすごしています。そうして安心すると、ふっと言うのです「あたしね、いじめられるのが にがて(エヘッ)」「でも ○○(いじめる子)って、かわいーんだよね~(フフッ)」「いまね、(そんをして とくをとれ)なんだねッ! あとからトクするんだ♪」などと、今さっきオイオイ泣いていたとは思えないような事をいって笑わせるのです。学校を安心して休める環境があるのは、ほんとうに何にも得がたいことですね。以前住んでいた長屋風住居だと、気分転換に外でお花でも摘んでいようものなら、5名以上の方に同じ質問をうけ、責められてもいないのに、責められたような気になり、いつの間にか子供に八つ当たりしてしまった、なんてことになってしまう私です。陸の孤島のような家は、友達とは気軽に遊べないけど、気兼ねなく過ごせて一長一短かな。さてさて明日は週明け、どうなることやら・・・「どうぞララちゃん、よろしく!」
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