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2011年5月26日 (木)

オオスズメバチ「風の中のマリア」

「風の中のマリア」(講談社)を読みました。
オオスズメバチの働き蜂ワーカー(マリア)を主人公にした昆虫物語です。
感情は擬人化ですが、生態はオオスズメバチそのもの。
昆虫や動物が主人公で、その生態に忠実で でも想像力の乏しい私にも 親近感のもてる
生き物たちの いきいきとしたはなしを ずっと読みたいと思っていましたが、、、
まさしく そんな本でした(涙)。
擬人化といえども、そうなんだ~と胸をつまらせてしまう、
真実以上に真実と思えるような そんなマリアでした。


ところで、
オオスズメバチと格闘したことがあります。
4年ほど前でしょうか。飼っていた西洋ミツバチの巣箱を襲われました。
はじめは、2匹程度で訪れました。
地面には ミツバチの死骸がバラバラと倒れていました。
でも巣箱の入り口には侵入できないようでしたので
放っておいたところ、徐々に数がふえていきました。
さらに数日たつと、巣箱の入り口をガリガリ齧って
もうあと数ミリで巣箱の中まで突入する勢いでした。

そこで、べー助くん、
殺虫剤、あるいは保健所にお願いするかと思ったら、
なんとふつうの虫取り網を一振りし、
オオスズメバチを つかまえてしまいました。
(申し訳ないけれど、踏みつぶします)

血の通っていないようなプラスチック系の肢体、
それも中指1本くらいありそうな大きなからだ、
見るだけで震え上がってしまうような黄色と黒のしましまに
見据えられたら 身動きできなくなってしまいそうな大きな目。
わたしは、きっと
2~3メートルの距離で目があってしまったら、
目にもとまらぬ速さで飛んできて、
ぶすっと頭とか目とか、
よける暇もないくらい 黒い所を何箇所も刺されてしまうと
思い込んでいました。
が、なんとオオスズメバチさん、
あっけなく こどもの虫取り網で つかまえられてしまったのです。

ベー助がいないときは、小4だった息子が
網をふるってくれました。
ところが、数日間、捕り続けたにもかかわらず、まだやってきます。
いったいどこから?
洗濯物を干しながら、これではミツバチが全滅する~とおもった私は、
やっぱりどうしてもすごくおそろしかったにもかかわらず、
震える手で網をふってみました。
まるで初めて真剣を手にした侍の 決死の一騎打ちの覚悟でしたッ!
本当に死ぬかと思いましたが、
その後、わたしはオオスズメバチを 数日間にわたり、
とらえ続け(踏んじゃってしまいました、ごめんなさい)
かなりの印象の修正をすることになります。
「オオスズメバチさんは、トロい」
はやく飛べないのです、このトンボやチョウすらつかまえたことのない
わたしが、百発百中でつかまえてしまうスピードしか出せない、、、
のでありました。
(出張中だったからかな?
自分の巣を守るときとかは、陣地を出るまでは敵とみなされて 総攻撃かな)

こうして無事、ミツバチさんは守り通すことができました。
にもかかわらず、彼らは分蜂したりして、本体もいつのまにか
消えてしまいました(はちみつは、いただきました♪)
しかし数年後、ここには、
なぜか希少種になった日本ミツバチさんが
お引越ししてくることになります。このお話は、またいつか。

あとから知ったのですが、
虫世界の頂点にたつオオスズメバチさんも
都市近郊住宅地では 希少種になってしまったそうです。
キイロスズメバチは、人間の残飯も食べられるそうですが、
オオスズメバチは、地面のなかに巣作りするし、樹液を飲んで虫で子育てするし
生活様式が都市型ではありません。
むやみやたらに巣箱をおそう?キイロスズメバチの発生も
抑えてくれているというし、
オオスズメバチさんもまた 住むところを追われる身です(悲)。

ある日、「風の中のマリア」の朗読をおえて、お買いものに出かける寸前、
つよい雨がふりだしました。
ついマリア調になって、
「行くわよ」と勇ましく雄々しく言うと、
「マリアねえさんッ、」
と応えてくれる小5娘でした^^。


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