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2012年2月22日 (水)

願望でしょうか。

小さな畑のおうち園での帰りのお話は、
主にベー助くん担当です。
今日のおはなしは、
『温泉に行くおはなし』でした^^。
このタイトルは、何の理由もないのに朝から腰が痛かった
ベー助くんの願望でしょうか、、、。

「あるところに、
6人の小人がいました。
ある日、小人たちは言いました。
さむい、さむい、毎日さむいなぁ、そうだ、今日は温泉に行こう!
そこで、みんなで温泉に入りに行きました。
温泉は、ぽっぱぽっかとあったまって、とってもいい気持です。
(みんなお風呂に入ったマネで、クラゲのように揺れる)

そのとき、●○くんがいたずらをしました。
風呂釜にマキをたくさんくべたのです
(いたずらっ子の名前をいうと、満足化なお顔でニヒニヒ^^)。
あっちっちっちっちッ! なんて熱いんだ!
(みんな熱がって、バタバタしながらゲラゲラ笑います^^)

でも大丈夫。
水を入れれば、すぐに丁度よくなるよ。
熱いお風呂に水をいれて丁度よくしました。
あ~きもちいい♪

しかし、今度はお風呂に氷を入れてしまいます。
おー冷たい冷たい、みんな飛び跳ねます。

でも大丈夫。
釜にまきをくべれば、すぐに丁度よくなるよ。
冷たいお風呂に薪をくべて丁度よくしました。
あ~きもちいい♪

またまた、●○くんがいたずらをしました。
風呂釜にマキをたくさんくべたのです。

あっちちち、飛び跳ねます。
でも大丈夫。
水を入れれば、すぐに丁度よくなるよ。
熱いお風呂に水をいれて丁度よくしました。
あ~きもちいい♪
(こんな話を3回くらい繰り返します)

そうして
小人たちは、お風呂からあがって、
ウトウトして眠りました。
シルクの布団をかけて、おやすみなさーい。」

みたいなお話しです。
即興のおはなしですが、
子供たちが気に入れば、
リクエストがかかり次回もくりかえされるでしょう^^。

いままで人気のあったお話しは、
「6人の小人さんが3つの国へ冒険へ行くおはなし」
「ゆめの国でんしゃ」
です。
個人的には
「雪の女王のおはなし」が好きでした。
くだらなくて、美しくて、楽しいお話しです。
これは、またいつか書きますね^^。


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2012年2月 4日 (土)

ケケと立春

2月4日、今日は立春です。
2012年という 待ちに待った ひとつの節目となる年だというのに、
新年のご挨拶をするヒマもなく、
あれよ、あれよという間に旧暦の正月(今年は1月23日)も過ぎ、
節分も昨日終え、
2月立春となりました。

今冬は、本当に寒くて、我が家は毎朝、水道がこおりつきました。
埼玉なのに、日光のスキー場のリフトに乗っているような
切れるような寒さのなか、
ベー助とふたり、健康のために、夜ウオーキングもはじめました。
そんな例年になく春をまちわびるなか、
「もうすぐ立春だから春になるから暖かくなるから」
と、耳元ではげましていた老犬(ケケ)が、
今朝、息をひきとりました。

子供たちがうまれる前から一緒にいて、
畑をひらき、家をたて、子育てをし、ライフワークを開拓していった、
すべての時間、
いつも傍にいて畑を守ってくれたケケ、
15歳9か月でした。
15という数字では表しきれず倍の時間が流れたような重みです。
ケケが亡くなったことをきっかけに、
べー助と築いてきた若い日々が、
一つの時代が終わったという感があります。
子育てはまだまだ続くけれど、
何か大きなものが駆け抜けていったようです。
ただ喪失感というよりも
めまぐるしい日々に はっと息継ぎをしたような、
駆け抜けていった以上のものが、
自分に入ってきたような
とりとめのない涙でした。


ケケは、
少しづつボケがはじまり徘徊して迷子になりはじめ、
それから家の庭でも自分のベッドが見つけられなくなり、
こんどは目が見えなくなり、つぎに足腰が弱り、食も細り、
徐々に老衰していくなか、
口を怪我したようで、ご飯も水もほとんど飲めなかった昨日。
幸い、あたたかな日でしたので、
縁側に抱っこして連れてきて寝かせると、
アオンアオンと泣いているようだったのが、
ウソのように気持ちよく昼寝をしてくれました。
そうして、明日から春だから どんどん元気になっていくだろうと思っていた矢先、
朝、起きると、ベー助が
「ケケが死んでるよ」と言って、
それから、
みんなで ケケの大好きだったお山のふもとに、
ケケを埋めました。

ケケが、お山の神さまになりました。


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