しめ飾り(しめ縄)の作り方~中太り型~
もうすぐ2012年が終わりますね。
新年に向けて、しめ飾りを作りました。
真ん中が太くて、端になるほど細くなる中太り安定型の 輪飾りです。
5年前に、畑の毎日にUPした「しめ飾りの作り方」
http://kusaki.way-nifty.com/mainiti/2007/12/post_b9d9.html
とは、すこし違います。
ちょっとレベルアップですが、とても簡単です。
熊本のおじいちゃんに教わりました。
ずっとこれを UPしたかったので、
思い立ってから5年の歳月がすぎました^^。
ワラ束を 三束用意します。写真は、一束10本づつです。
二束を 根元を重ねて、互い違いに置き、
結びます。
結んだ所を 足で押さえ、 均等に二束に分けます。
それぞれの束を 右ない(左上に上る向き)に なるようにねじります。
更に ねじった束を 左ない(右上に上る向き)になるように ねじりあげていきます。
片側ができました。
左右をひっくり返しました。
足で押さえて、同じように なっていきます。
反対側も なえました。
全体です。
最初に用意しておいた 三束目を用意します。
ワラを半分(5本づつ)に分けます。
重ねた部分の 真ん中より左側を結びます。
結んだ所を足でおさえ、足したワラを右ない(左上に上る向き)になるように ねじります。
ねじったワラを 本体に巻きつけていきます。
本体の縄に、2本飛ばしで 巻きつけているところ。
片側巻き込み完了です。
左右をひっくり返して 置きます。
同じように、足したワラをねじりながら、本体に巻きつけていきます。
もう少しです。
できました。
全体です。
ケバを切り落とします。
きれいになりました♡
輪にして、
切りそろえて 結びます。
ゆずりは、だいだい、うらじろ等がないので、
近くにあるものを 乗せてみます。
モミジバフウ、松ぼっくり、きんかん、稲穂、カラスウリ、しろだも、千両、松葉などなど あればナンデモ。
半紙で へいそく(幣束)(ぬさ)(ご幣)を作って、飾ってもいいですね。
たくさん出来ました♪
4つ作っただけなのに、もうヘトヘトです^^。
参考文献・「しめかざり」(海鳥社)
「しめかざり」(福音館・たくさんのふしぎ)
「わら加工の絵本」(農文協)
どれも作り方は載っていませんが、
なかでも海鳥社「しめかざり」は、
しめ飾りの華やかさを超えて、
歴史のなかに埋もれてきた人々の息づかいまで
伝わってくるような写真絵本でした。
巻末の
しめ飾りをつくる つるばあちゃんの生い立ちに胸がキューンとなります。
さらに、最後のページまで読み進むと、
うなってしまいます。
歴史にうとい私でさえ、
社会の底辺で生きてきた人々の声が
カサカサとなる稲わらのなかに
聞こえてくるような気がしてきます。
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簡単タイプはこちら → しめ飾り
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コメント
すみません、
お答えになっていなかったですね、
中太りになるのは、
重ねたところが端の2倍の本数になるからです。
この写真では中心部分は10本づつの縄
端のほうは、5本づつの縄の太さになっています。が、
太さは、お好みです。
好みの太さになるよう
本数を調整してみてください。
また稲の育ち具合で
稲わらの太さが違うので
一概に何本が良いとは言えません。
投稿: べーこ | 2015年12月 1日 (火) 18時53分
ありがとうございます^^
私も思い出深い一品です。
わかりづらかったようで申し訳ありません。
一束を半分に分けるのは、
三束目だけです。
投稿: べーこ | 2015年11月25日 (水) 20時30分
中太り型が大変気に入りました。
一束10本を1/2にすれば、細くなりボリュームがでません。10本づつを右綯いするのではないでしょうか?3本目も10本で二本編みに沿い編み込んでいくと程良い太さになりましたが、今一度教えてください。
投稿: | 2015年11月24日 (火) 15時45分
参考になりました。大助かりです!!
投稿: | 2014年12月15日 (月) 06時54分