羊毛フエルトスリッパの作り方
この冬、重宝した羊毛スリッパです。
茶色は、もともとの羊さんの毛の色。
赤は、洋種ヤマゴボウの赤い実で染めました。
スリッパや ペンケースなど
立体型フエルトづくりの工程とおおよその目安時間です。
①型紙をつくる
②型紙の上に 羊毛をのせる (1じかん)
③フエルト化する
Ⅰ、こする(20分)
Ⅱ、ローリングする(15分)
Ⅲ、型紙をとりだす
Ⅳ、お団子ころころ~こすったり、ローリングしたり、手の中で転がしたり、あらゆる方向に転がすイメージ(30分)
④すすいで、脱水、乾燥。
⑤できあがり
左のスリッパをつくるのに、これだけの羊毛を用意します。
茶色 65g 赤25g 計90gの羊毛が、片足分です。
草木染をしたときに、フエルト化してしまった羊毛は、
ハンドカーダーで梳いていきます。
面倒そうですが、あっという間。
梳いた方が、後々ラクでした。
梳(す)いているところ。
上側のカーダーを左右に3回くらい
すべらせるようにすると、
あらふしぎ、
ふんわりした羊毛に変身です!
右のスリッパをつくるのに、
一回り大きい型紙を用意します。
型紙は、下敷きや 牛乳パックでも つくれます。
梳けました。
型紙の上に 乗せています。
羊毛の流れを 横・たてと向きをかえて 2段のせました。
全部、乗せ終わったところ。
羊毛の上に、布をかぶせます。
布は、透けて羊毛が見えるほうが便利。
これは、レースのカーテンのような布です。
上から石けん水をかけます。石けん水は、お湯に固形石鹸をドボンといれて 溶かしただけ。
布をとりました。
ひっくり返して、型の上に おりたたんでいく。
カーブのところは ギャザーを寄せるつもりで。
できました。
裏側もおなじように、梳いた羊毛を おいていきます。
まずは、横向きに全体にのせ、次は縦向きにのせ、 2段重ねします。
乗せ終わりました。
また布をかけて、石けん水をかけ、手でおさえて なじませているところ。
上に茶色の羊毛をのせました。
よこ・たて・よこ・たて・よこ・たて・よこ
合計7段のせました。
上から見たところです。
横から見たところです。
すんごい 分厚さです^^。
また布をかぶせて、石けん水をかけ、全体をなじませているところです。
布を そっとはがしたところ。
勢いよく両手でひっくり返しました。
型紙にそって、折り曲げていきます。
カーブが、ギャザーを寄せるつもりで。
その上に、また羊毛をのせます。
これが、最後の面です。
羊毛をのせはじめて、のせおわるまでの時間は、およそ1時間です。
また布をかけて、石けん水をかけ、全体に水分をなじませているところ。
スリスリします。
スリスリする時間は、20分を目安とします。
くねくねとコロコロとさせて、ローリングします。
ローリングの時間は、15分を目安とします。
ローリングしているところ。
中の型紙を切らないように気を付けて、ハサミで切り込みをいれます。
切り込みを入れたところが、
足をいれる位置なので、
真ん中より やや下にします。
型紙を取り出しました。
これから、30分の目安で、
スリスリ、コロコロ、あっちに曲げたり、こっちに曲げたりしていきます。
このフエルト化を「お団子コロコロ」と呼んでいます^^。
お団子コロコロの最中。
注意点は、平面だった部分に 手をいれて、丸みをつくっていくようにすることです、、
お団子コロコロの最中。
30分のうち、残り5分くらいのころ、
一気にフエルト化が進んで、
目標サイズにちぢんでいったりします。
ほぼ同じ大きさになりましたので、
終了します。
お疲れさまでした^^。
このあと、水ですすいで、
洗濯機で脱水して、
干して出来上がりです!
コメント
くさっぱかーさん、
乾燥させたら、
左右の大きさが違っていました(汗)
ブンも ときどき
「あったかいね」と言って
履いてくれてます^^。
投稿: ベーこ | 2013年1月17日 (木) 22時05分
スゴイ!
おもしろーーーい(゚▽゚*)
詳しい工程、ありがとうございます、感動しました!
しめ飾りに引き続き、永久保存版です^^
投稿: くさっぱ | 2013年1月16日 (水) 23時09分