夢の国電車「たんぼのくに」
今日は、小さな畑のおうち園、
「ヤゴをとって、田植えをしよう!」の日でした。
最近のおうち園の 帰りのお話し会のとき、必ず、鬼が出てきます。
ちょっと怖がりな子の 鬼が登場したときの緊張した顔、
そして、
それを乗り越えたときの安堵感と解放感に満ちた表情、
なんともいえません^^。
「あるところに、小さな畑がありました。
小さな畑には、小さな子供たちがいます。
子供たちが遊んでいると、どこからか声がしてきました。
「あー、こまったこまった、わしは、カゼをひいてしまって、田植えができない」
それを聞いた おうち園の子供たちは、
おじいさんの代わりに 田植えをしてあげることにしました。
いつものように、大きなお布団をしいて、
みんなは、夢の国電車にのりました。」
と、いつも このパターンで物語ははじまります^^。
「たんぼのくに~たんぼのくに~、子供たちは、田んぼの国で飛び起きると、
さっそく田植えをはじめました。
いっぽん、にーほん、さんぼん、よんほん・・・・・・・じゅっぽん!
それから、無事に田植えをすませた子供たちが、田んぼの中をのぞいてみると、
たくさんの小さないきものたちがいました。めだか、かえる、そして、トンボの赤ちゃんの ヤゴがいました。
みんなは、ヤゴになって、ちいさな虫をたべて すくすくと大きくなりました。(パクパク食べるマネ)
ところが、そこへ鬼がやってきました。
鬼は、動いているものを見るとパクリパクリと食べてしまいます。
(ある子は、お目々がぎょっと真剣そのもの、全身硬直し、ピクリとも動かないのですが、
なぜか手は、忍者が忍術をかけるときの手形です^^)
(それなのに、別の子は、もそもそ動きだしたりします^^)
あ、動いている子がいる、食べられてしまいますよッ!(子供たちの動きで、ストーリーが流れていきます^^)
でも、ちょうどそのとき、みんなは気が付きました。ぼくたち、空を飛べるんだ!(よろこびと期待の顔^^)
鬼は空をとべません、みんなはトンボになることにしました。
そして、ヤゴたちは棒をのぼって、白い羽をだして(白い布をマントにする)、
空を飛びました。(しばらく飛び回る子供たち、お部屋のなかを2~3周ぐるぐる。
本当に、気持ちよさそうに解放感・爽快感に包まれています^^)
それから、トンボたちは、
枝の上に さっととまりました。
白い羽を脱いで、おうちに帰りましょう。(マントを脱ぐ)
さあ、お布団をしいて、夢の国電車にのります。(みんな寝る)
キンコンカンコン キンコンカンコン(シロホンの音)、
次は、おうち園おうち園~、 おかあさんがお迎えにきまーす」おしまい♡
そして、歌をうたい、お話しのろうそくの火を消すと、
お母さんたちが、お迎えに来ています^^。
お部屋の窓をガラリとあけて、子供たちが、せーので、一斉に叫びます。
「おかあさーーーーん、おかえりなさぁーーーーーーーい!」
こうして、子供たちは、大冒険をして、
大好きなお母さんの胸に帰っていきます^^。
PS, いつも夢の国電車のお話しは、ベー助も私も 本当に夢のように楽しいのですが、
今日のお弁当の時間、
ひとりの女の子が、夢のおはなしをしてくれました。
夢を覚えていたんですね^^。
『わたちは~、ゆめで、らーめんになった!』「え? らーめん?」
「・・・・(お弁当を食べるのに夢中になって答えが返ってこない^^)』
しばらくして、ベー助が「え? らーめんを たべたの?」と聞くと、
『うーうん、らーめんになったの。
おかーさんが、わたちに、らーめんのハコをかぶせて、らーめんになった。
そして、おとーさんとおかーさんが たべた♡』
これを聞いて、
「う~ん、3さいの子のおはなしには、かなわない。
こんどは、みんなで変身して、たべたり、たべられたりするお話にしよ~♪」
と、創作意欲をふくらませるベー助くんでした^^;
次なるお話しこう御期待!(続)
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