みつばちが 来ました!
とうとう待ちにまったミツバチが わが家へやって来ました。
といっても、
ミツバチ自らが自分たちで、やって来てくれたのではありません。
でも、今年はハチが少ないな~と感じていましたから、
やっぱりうれしいです^^。
ベー助くんが、今日、仕事先の
高さ1.5mくらいのツゲの木に、
分蜂して飛んできた西洋ミツバチが、かたまりとなって
くっついていたものを
殺処分するという話をきいて、
それではと、もらい受けてきたのです。
顔にアミをかぶり、
長いブラシをつかって、
バスケットボール大の蜂たちの塊を
ホウキで掃くように、
大きなゴミ袋に かきあつめたんだそうです。
さらに、それを ダンボール箱にいれて、
運んできました。
さあ、いよいよお引越し開始!
以前から、巣箱は、ミツバチたちがいつでも入居してくれるようにと、
畑の奥の木の下に、南玄関で設置してあり、
中に 蜂蜜などもぬってあります。
お庭つきの
ご馳走つき中古住宅です^^。
すごい数です。
100、200の世界ではなく、
おそらく1万匹は、いるかと思われます。
この中に、女王蜂がいて、
とりあえず新居を気に入っていただければ、
引っ越し完了です!
(気に入らなくて、どこかへ移動してしまうこともあります)
でも、女王蜂がいなければ、
働き蜂たちは、
しばらく滞在したあと、
求心力がないため、
どこかへ飛んでいってしまいます。
作業の間中、ずっとブーーーンという音が響いていました。
上下左右のすべての空間を 小さな無数の蜂が飛び回る音です。
ものすごい高速で飛んでいるため、
姿は線のように見えるだけです。
それから、巣箱の中からは、
止まった蜂たちの羽ばたきの音も響いてきます。
これは、山の沢のザザザザザザ・・・・・という水音のような
どこかくぐもりのある流れる音です。
これらの音は独特です。
アマガエルの鳴き声が、「生きる歓び」をうたっているとすれば(そう感じるのですが)、
ミツバチの羽音は、「生そのもの」です。
息子の名前のブンは、
その響きに、命が生まれるときの音・・・つまり、
生きることに真っ直ぐにつき進んでいくような迷いのない響きを感じたからでしたが、
そんなことすっかり忘れていたにもかかわらず、
今日、聞いたミツバチのブーンという羽音にも
やはり同質のものを感じました。
その音の中に包まれて、
立っているというのは、
山伏が滝に打たれるごとくかも。
下手に動くことに身の危険を感じつつ、
しかし、その場の振動にすっぽり包まれれば、
こんなに安全で気持ちのいいことはありません。
滝に打たれたことはありませんが^^。
実は ちょうど3日ほど前、
地面にあおむけに寝ていたら、
上空を その独特の唸りをあげて、
ミツバチの集団が、
南へと飛んでいくのを見ました。
一瞬のことで、
我が家を素通りして行ったことを残念に思いましたが、
もしかしたら、
今日うちに来た蜂たちは、
その集団かもしれませんね^^。
ミツバチの分蜂は、
このあたりでは、
ベー助曰く、ゴールデンウイークを過ぎたあたりから始まり、
そうして、(秋口まで続くといわれますが)、
イメージとして夏7月あたりまでです。
今夏、巣箱を用意して待つというのは、いかがでしょう^^
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