草花えのぐで お絵かき♪
野に生えている野草の花や葉で、
子供たちとお絵かきをしました♪
指先を絵筆にして
紙に絵をえがけるでしょうか???
ツユクサの花や アイの葉や クサギの実、タケニグサの茎など
染め草として有名な植物はありますが、
身の回り…例えば空き地や庭などに
何気なく生えている野草たちで
あらためて絵を描いたことは
実のところ、ありませんでした。
今回は、幼児から小学校高学年の
子供たちと一緒に絵を描くので、
どうすれば、限られた時間内に
最低限の技術(紙を破かないで色をのせること・草花の色を丁寧にいただくこと等)
を体得してもらい、
さらに、お絵かき自体も楽しんでくれるかと、
初挑戦なために、段取りに迷いは、ありましたが、
子供の事は子供に聞こうと、息子にきいたら、
「うん、それでいいよ」とか
「そのときは、こうしたら」とか
アドバイスをくれたので、
勇気百倍になりました^^。
まずは、3つの○を書きました。
小さな花々の花片からいただける色は、
淡く微量なため、
色を載せる場所に 照準をあわせてもらいます。
そこへ花片をおき、
指先を優しくくるくると回しながら、
意識と色を のせていきます。
花色からイメージする色が
必ずしも出るわけではないので、
自分のイメージに固執すると、
つい夢中になりすぎて紙をこすって破いてしまいます^^。
写真上は、私の色。下は子供の色です。
3つの○には、それぞれ
たんぽぽ(きいろ)、おおいぬのふぐり(水色)、ゆうげしょう(ピンク)、
の花色をのせました。
絵の具のような厳密な3原色ではありませんが、
野草の花たちの汁から、
それに近い色を そのまま出せるというのは、
もうすでに深い驚きです。
ただ指先だけで、助剤薬品をつかうことなく・・・・。
そのあと、
それぞれ好きな絵を描いてもらいました。
小学校高学年の女の子たちの物語の情景を想わせるファンタジーな絵、
幼児の女の子たちの淡~いタッチの絵、その柔らかい指先からしか描けそうにありません^^、
元気な男の子の はじけるようなライン、
ただもう、その子らしさが滲み出たような絵などなど、
この草花えのぐのお絵かきを
一緒に楽しんでくれた子供たちに
ただただ感謝です。
あるとき、
葉にくっついていた小さなアブラムシを
まちがえてつぶしてしまいました。
そのアブラムシからも色が出ました。
その色は、草の汁を吸って生きているからでしょうか、
その草自身の色よりも
はるかに濃く、色の量も多いような気がしました。
そのとき、心の深いところで、
「あー、植物だけでなく、すべての命には、色があるんだ・・・・」
と思いました。
草花の いのちの色をいただき絵を描いて、
その淡く鮮やかな生きた色合いを
子供たちは全身で感じてくれたようでした。
「つゆくさ」(福音館書店)とともに・・・
<5/18 今回、使った草花>
黄色系・・・・・タンポポ、タケニグサ、カタバミ、
ピンク、紫系・・・・紫カタバミ、ユウゲショウ、昼咲ツキミソウ、モミジ(葉)
水色系・・・・・オオイヌノフグリ、ツルニチニチソウ
緑系・・・・アイ(葉) などなど。
<5/3 以前、(こいのぼり)の絵で、使った草花>
黄色系・・・・タンポポ、ハルジオン、菜の花、
ピンク、紫系・・・・ホトケノザ、カラスノエンドウ、ヒメオドリコソウ、紫カタバミ、ナガミヒナゲシ、紫ケマン
水色系・・・スミレ、ツルニチニチソウ、オオイヌノフグリ
緑系・・・・アイ、ヨモギ、ウシハコベ、サクラの葉、
その他・・・ノイバラ、アメリカフウロ、ハルジオン、ダイコン、ナズナ、
などなど。
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