プールのヤゴ救出大作戦
今日は、安行小学校2年生の授業、
「プールのヤゴ救出大作戦」に行ってきました。
安行小は、私の母校。
NHKの番組「ようこそ先輩」のようですね!
あいさつの後は、昔の学校のようすから話してしまいました。。
さて、さて、まずは、手づくりのパネルを使って「トンボの一生のお話し」
今回は、物語風に伝えました。
子供たちにも手伝ってもらいました。
ある秋の日に、トンボのお母さんがたまごを産みました・・・物語ははじまります。
その大きさ0.5ミリ。1ミリの半分です。
その卵は、水があるところに産みます。
トンボは空の上20~30m高い所から、きらっと光る水面が分かります。
さあ、すぐトンボになれるかな?
(子供たち、小さく首をふる)
さあ、すぐトンボになれるかな?
(子供たち「なれな~い」と声をだす)
小さなヤゴは、エサを食べて大きくならなければなりません。
エサは、アカムシや カゲロウです。
さて、そのエサの小さな虫たちも 何かを食べています。
何を食べているのでしょう?
さあ、いのちがつながりました。
たくさんの小さな虫を食べて、10回脱皮したヤゴはいよいよトンボにれます。
すぐに、トンボになれるかな?
(子供たち、繰り返しの言葉のつづきを探して、息をのむ^^)
ヤゴからトンボになるのには、水面から出ている、草や棒が入ります。
プールには、これは、ありません。
これで、トンボになれるかな?
(「なれる~!」)
秋になり、体も赤くなったトンボは、卵を産むことができるかな?
鳥に食べられたり、クモに食べられたり、羽を怪我して死んでしまったり。
3000個産んだ卵のうち、また、卵を産めるトンボになるには10匹以下。
子供たちからは、おどろきの声。
(「えッ、いのちがけってことお?!」と立ち上って叫んだ子がいました^^)
プールのヤゴ救出隊のミッションは、「いのちのつながりをまもろう!」
プールのヤゴは、プールに草や棒がないことや、掃除で、いのちのつながりが途切れてしまいます。
そして、クラスごとに、救出したヤゴの数をかぞえ、全体の合計を出します。
いよいよ、発表です。
救出したヤゴの総数、なんと 1,007匹!! 子供たちから歓声が上がりました。
今回の取り組みが無ければ、一生ヤゴに触れることもない子もいたと思います。
子供たちはプールの中に足を入れ、泥や落ち葉と小さな虫たちとのつながりの中でヤゴがいるのを、体感したと思います。ヤゴを助け、いのちのつながりの輪に、戻してあげます。
私たち人間も、こうした小さな小さな生き物に支えられて、地球とつながっているのだと思うのです。
虫も子供たちも、かわいかったな。また、やりましょう!
PS,べーこ感想 ・・・今まで何度きいても、聞くそばから忘れていたトンボの一生でしたが、
ベー助くんの お話し風の語りで、
自分がトンボといっしょに大きくなったみたいに、
人生の大きな岐路をまだ覚えています^^。
小2の子供たちへの授業ということで、
ベー助くん工夫していたようですが、
トンボの一生の絵本で、ちょうど良いものが見つからなかったので、
自分で作ったんだそうです^^。
小2の子供たちと ものがたり風ベー助くんの組み合わせ、
なんだか楽しい! また聞きたいな♪
参考図書
あかとんぼのたび(福音館書店)
トンボしょうねん(福音館書店)
トンボのくる池づくり(福音館書店)など
コメント