ブンちゃんの大冒険「はじめての家出」編
昨晩、家出をしていたブンちゃんが帰ってきました。
無事で何よりでした^^。
おとといの夕飯前、
(夕飯前とは、空腹と一日の疲れでカリカリしやすいものですが)、
いつものようにお小言をいっていたら、
息子のブンちゃんも 怒ってプッツンして、
ベー助くんが ひとこと「出てけー」と
珍しく一喝して、
そこで、言われたとおりに家出していきました^^。
初めての家出です!
朝から顔色がすぐれていなかったようだから、
学校で何かあったのかなとか、
期末テストが赤点だったし、思った以上に高校の勉強がキツかったのかなとか、
はたまた、
「息子を責めるよりも 自分がポッカリ心に傷を負ったような感触を初めて味わったな」とか、
さらに、「あー、この感覚は、30年前、姉との葛藤で見せた母の表情と一緒のような気がする」とか、
わるい事件に巻き込まれたらどうしよう、とかとか、
考えつくかぎりの暗澹たる思いを抱いたのですが、
数時間経過すると、
だんだん、
「よかった~、反抗できるというのは、それだけ信頼してくれてるからだもんね~」とか、
「だいだらぼっち(山村留学先)だけでなく、自分ちでも思いっきり、ハメをはずせて よかったな~」とか、
「けっこう最近、いい子じゃないけど、自分では いい子のつもりでいるみたいだったしな~」とか、
「自分でも 悪いと思えるような行動をするって、けっこう大切なんだろーな~」とか、
ずいぶん、肯定的見方に変化していきました。
さらに・・・・・
一晩あけてみると、
帰ってこなかったブンから、
メールが届いていました。
「今、池袋にいるから、
学校には、頭痛で休むと言っておいて下さい。
今日の夜か 明日の夜にはかえります。」
どこに泊まったんだろう???
と、一抹の不安はありましたが、
なんて律儀な家出なんだろうと、
心底うれしくホッとしました^^。
と、これを契機に
そのポジティブ感は、
どんどん高まり、
「親にしっかり守られて、自転車で旅するより、うーんと、大冒険だろうな~」とか、
「うん、これこそ自立の第一歩。
未来の全てが白紙だから、かなりかなり一歩一歩が勇気いるんだよね~!」とか、
「このまま、ずっと帰ってこなくて、高校行かなかったら、それはそれで、すごいな~」とか、
だんだん、自分の希望や好みが優先する願望にまで変わっていきました^^。
そうしてそうして、
元々の諍いの元は、
すべてきれいに洗い流されてしまい、
ただただ、
帰ってくるのが楽しみでなりませんでした^^。
さて、帰ってきたブンちゃん、
大きな声で
「ただいま~」。
ドアをガラリと開けて、
「悪かったです。すみませんッ」
と一言、頭を下げました!!!
う~ん、
いつのまに、そんな立派なあやまり方を覚えたの?
と、かえって妙な不安を覚えましたが、
でも、さわやかだから良しとしよう!
と、思った母でした^^。
<追記>
ベー助「どこいったの?」
ぶん「しんじゅく」
べー助「電車で行ったの?」
ぶん「うーうん、自転車」
べー助「え?! 自転車で行ったの!」
(折りたたみ式だけど、自転車を入れる輪行袋がなかったので、乗れなかったとのこと^^)
べーすけ「どこで寝たの?」
ぶん「寝なかった」
ぶん「だいだらの ○○に 会ってきた・・・」
びっくり! 1年間寝食をともにして、家出騒動を一緒に巻き起こした友達と会っとったんだそうです。
アホだけど、いい友達がいっぱい居るな~と ヘンなところで尊敬してしまいました(完)。
(あれ、ということは、ブンにとっては、2度目の家出でしたね^^)
コメント
けーこさん、
たいちくんの家出、楽しみにしてます^^
投稿: べーこ | 2013年7月20日 (土) 10時08分
なんか、いい家出ですね^^。信頼関係ができているのが伝わってきます。
投稿: けいこ | 2013年7月18日 (木) 13時40分