「社会からのタオの欠如」
「タオの暗号」をよみました。
タオは、道のこと。
老子の説いた道です。
かの孔子も 若き頃、老子に教えを請うたとか。
中国雲南省の南部に、
少数民族が点々と暮らしており、
その奥深い地に
老子の教えを代々守り継ぐ ひとつの村があるという。
実話か そうでないかは この際 問題ではありません^^。
南国の植物に育まれる その村の人々は、
衣食住すべてにおいて自然と調和しているのですが、
なかでも卓越しているのは、
性のあり方。
ふだん、
思春期の子供がふたりいるので、
本のあどけないのに刺激的な表紙や
映像のドキドキとするワンシーンなどを見るたびに、
何か一番たいせつなものの欠如感をかんじて
もやもやとしていました。
なんとか
思春期の子供たちへ
ひとつの選択肢として、
それらと同等のインパクトをもつような性のあり方、
(自分の未来に、希望と畏敬の念を感じるような性のあり方)
が、どこかにないかな~と
つねづね思っていました^^。
自分のときもそうでしたが、
メディアから切り取られて伝えられてくるものは
部分的な 刺激的な ときにはスキャンダルな性で、
今は、それが よりかわいらしく商業的^^。
そしていつしか
それが当たり前になってしまいました。
この感覚を
「社会からのタオの欠如」と
命名したくなります^^
というのも、
「その社会の人々の性のあり方で
その社会が どんな社会なのかが
すべてわかる」
と村の老人がいうのです。
またユダヤ教の聖典「タルムード」にも
「性行為のあり方で
その人がどういう人かが
すべてわかる」
とあるそう。
この本を偶然、車中で持っていたので、
思わず、
少しですが朗読して、
家族4人で共有しました^^。
じぶんは決まった宗教は持っていませんが、
こうしたアニミズム(万物に神聖を認識する文化)には、
強く心打たれます^^。
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