« ジョロウグモの交尾 | トップページ | 戸塚北小・総合学習 »

2013年9月 9日 (月)

洋種やまごぼうで 「えのぐづくり」

009


007


せんだって、幼児から小学生の子供たちと
「洋種やまごぼうで えのぐづくり」をしました。

といっても
このタイトルは、後から取ってつけたもの^^。

本当は、
ヨウシュヤマゴボウの実を絞って、その汁をつかって、
和紙の「紙そめ」をして遊びたかったのですが、
そこまで出来る自信がなかったので、

①まずは木の実で「えのぐづくり」が出来たら
それで成功! ということにしました^^。

ハンカチの半分もないような
小さな はぎれ布をたくさん(人数分)用意して、
ヨウシュヤマゴボウの実を
それぞれ一房づつつつみ、
4隅をしっかりおさえて絞ります。

汚れるのが困る子はやらないでいいようにと、
一度みんなに見てもらったものの、
わかっていても
手が真っ赤になり、
水で洗っても すぐに落ちないため、
「うわ~~~」と、
その衝撃は大きかったよう^^。
おまけに
その真っ赤な汁がピカピカの床に飛び散り、
どうなることかと思いましたが・・・
(メンバーがサササッとふいてくれ)

なんとか搾り取りました^^。
その汁を2倍に水でうすめて、
赤えのぐ完成です。

「草の実を 牛の乳みたいに絞って、
じぶんで絵の具を作れるなんて、
なんてスゴイ、すごい草の実なんだろう!!!!!」

と、ボディペインティングの王様のような
ヨウシュヤマゴボウの鮮やかで怪しい色合いに
ひとり感動しながら、
ちらと時計をみると、
まだできる!

②そこで、和紙をくばりました。
購入したものではなく、
ウチのたんすに眠っていた障子紙の利用で、
しかも何人くるかわからないので、
大変申し訳ないのですが、
えらく小さいサイズを2枚づつです^^。
折り紙の4ぶんの1もないでしょう~。
20人に4枚づつ配っても大丈夫なように準備です。

③その和紙を1枚は、△△にたたみ、
もう一枚は、四角、四角に折ります。
これで準備OK!
3枚目、4枚目は、時間がなさそうなので省略。

④そして、△の和紙の 隅を三か所ほど
ちょいと赤い液につけます。
その汁の染み込んでいくようすを
じーっと眺めるのは、とても楽しいものです。

⑤赤い液がとまったら、そーっと開きます。
「あらま~! 」
同じように浸けても どれひとつとして
同じ模様がありませんッ。
全体が、真っ赤に染まった子もいます^
(これは想定内。これがまた、次のステップでは、
にじみ絵状になって、生き返ります!
まさに、「失敗はなし」です)
さらに
□の和紙も 同じように染めます。

⑥それから、まだ時間があったので、、
この赤く染めた和紙を、
このままにしては、もったいないので、
さらに、重ね染めをしていきます♪

青い絵具(これは市販のもの)を
水で薄めた液を ほんの20㏄ほど小瓶に準備していたものを
小皿にだして、
みんなに回しながら、
同じように ちょこんちょこんと つけます。
液に付けるとき、
また△や□に折って つけます。

⑦そうして、開きます。
「あれ、ひろがりが でたみたいッ!」
また、時計をちらと見たら時間があったので、

⑧こんどは黄色い絵具のうすめ液をまわして、
ちょこんと あるいは、べちゃんと浸けて、
そーーーっと、
また開きます。

⑨そうして、出来た子供たち大人たちの「紙そめ」は、
見事みごと、まるで色とりどりの国の旗のよう♪
世界平和的色合いとでも もうしましょうか^^

⑩あんまり美しいので、
便箋としてつかったり、
絵として、飾れるように、

半紙(習字紙)を半分に切ったものに、
それぞれ
のりで はりつけました^^


030
ヨウシュヤマゴボウの枝の先端です。
このわずか30㎝もない先っぽに、
蕾も 花も 青い実も 赤い実も その途中の姿も
すべてが見られます。

031
全体像です。
これは宿根草で、毎年、出てきている株なので、
かなり大株です。
この前の竜巻さわぎのとき、大風がこちらでも吹いて、
上部がかしいでいます。

ウイキペディアには、毒性が強く、幼児は肌に触れただけでも良くないとありました。
経験上、今まで皮膚が弱い子も これでか大きくかぶれてしまったという事がなかったので、
「えのぐづくり」を直にしましたが、
公の場では、注意しないといけない事がわかりました。

参考図書 「紙そめ」国土社など


« ジョロウグモの交尾 | トップページ | 戸塚北小・総合学習 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 洋種やまごぼうで 「えのぐづくり」:

« ジョロウグモの交尾 | トップページ | 戸塚北小・総合学習 »