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2013年11月29日 (金)

自然たんけん隊 冬の生き物しらべ

本日は、戸塚南小・3年生の総合学習「ぼくら自然たんけん隊」に行ってきました。

前回冬の初めの探検をした子供たちは、冬になると、生き物が少なくなるのを感じました。
そして、今回は生き物さがしの作戦を立ててきています。

子どもたちの作戦を聞くと、冬になると生き物は下へ下へと移動するので、
「土の中や地面に近い所を探す」の声が多く聞かれました。

まずは草花遊び。アオキの実のロケット。
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「5,4,3,2,1、ドッカーン!」

そして、本日のミッションの発表です。
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「命のつながりをさがそう!」
「命のつながり」とはの質問に、子供たちからの答えは「子孫を残すこと」・・・

厳しい冬、命をつなぐためには最大の試練です。
子孫を残すために生きている生き物の、形とようすも記録してくることにしました。

さあ、いつものように掛け声で出発です。
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「行くぞー、オッー!」

校門を出ると、さっそく、ジャコウアゲハの蛹を見つけました。
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校舎の壁にくっついています。殻につつまれた蛹は寒さに強いです。

斜面林の入り口で、探し場所のポイントを伝えました。
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石の間や裏、木の皮の中、木の根元の落ち葉の中、落ちている竹筒の中など、寒さをよけるところをさがそう。

竹筒の中には、クモが隠れていました。
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こちらでは、ネズミの巣穴を見つけました。
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湧水池を探すと、トンボのヤゴがいました。シオカラトンボです。
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9月に調べた時はいなかったので、その後、トンボが卵を産んで、ヤゴになったことに気づきました。

バッタグループの子が、クビキリギスを捕まえました。
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成虫越冬です。他に、ツチイナゴもいました。

カマキリグループが、ハラビロカマキリの卵を見つけました。
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建物に産み付けられていました。ここなら鳥に襲われないのでしょうか。

クモグループが、ジョロウグモの卵のうを見つけました。
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アリグループが、アリの巣を見つけました。
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アリは数匹しかいなく、また、ゆっくりと歩き、巣穴から遠くへ行きません。
子どもたちは、しっかり、メモしていました。

アオキの実をたくさん採りました。
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こちらは図鑑で調べています。
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トウカエデの幹に、ヨコヅナサシガメが寄り集まっていました。
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剪定した後の枝が、ヒモで結わかれ、捨てられていました。
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上からたたくと、カメムシ、ゴミムシ、アリ、たくさんの生きものが落ちてきてビックリ!

石をひっくり返すと、ヤスデがいました。
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ザリガニチームが、ザリガニの巣穴を見つけました。
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冬は巣穴に潜り込みます。

紅葉もきれいでした。
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最後は大きな倒木を、みんなで転がしました。
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すると、たくさんのダンゴムシ。まるで、ダンゴムシ団地!
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冬のダンゴムシは、丸くなって、じっとしているのに気が付きました。

最後は、まとめの会です。
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子どもたちから、見つけた生き物と、そのようすが発表されました。
そして、「冬に生き物の動きが悪いのは、寒いからでしょうか?」の質問がありました。

「気温が低く動けないのもありますが、もう一つ理由があります。エサもなくなり、動かないことで体力を浪費しないようにし、春の交尾まで命をつなごうとしています。」

生きものの必死に生きる姿が伝わったのか、子どもたちからは、命のつながりの感想が次々と出てきました。

隊長の私からからのまとめは、
今日見れたクビキリギスなどの成虫は、成虫で越冬すること。
越冬には、卵や幼虫、さなぎ、成虫といろいろな形があることで、何かあっても種の仲間のどれかが生き延びれる、仲間で命をつなぐ工夫があること。
そして、途中で拾ったスズメバチの死体を見てもらい、働きハチのように、自分は直接卵は産まなくても、子どもを育てたり巣をつくったりすることで、命をつないぐ役割を担っているものもいることを伝えました。

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次は、春の観察です。
はたして、生きものはいのちをつなげたのか。
そして、生き物は、自分も含め、自然界の大きな命のつながりの中に存在することを感じる、
1年の総まとめです!!

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