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2014年3月17日 (月)

地球防衛隊

本日は、戸塚南小学校3年生の授業に行ってきました。

「ぼくら自然たんけん隊」と題して、1年に渡り、斜面林の生きものの変化を学習してきました。
春、夏、秋、冬と探険して、そしてまた春がめぐってきました。
5回目のフィールドワークで、まとめの最終回です。

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まずは、季節の話題、
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梅と桜の花の見分け方を学習しました。

そして隊長からのラストミッションです。

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「命のつながりをたしかめよう!」

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いつものように出発の掛け声・・・「いくぞー」「おーっ!」

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わき水の池に来ました。じっと見ていると、いろいろな生きものが動いているのに気が付きます。

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網を入れてみました。

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ヤゴがいました。冬の時より、大きくなっています。

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森に入ると、なんと、オオタカの死骸がありました。


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オオタカの爪。猛禽類なので、鋭い爪に、子供たちも驚きました!
オオタカは生態系ピラミッドの頂点の生きもの。
しかし強い生きものも、いつかは死に、分解されて土に帰っていくのが見れました。

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子供たちは、竹林の中でも生き物さがしです。

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草地でクビキリギスを見つけました。
成虫越冬ですが、2度の大雪にも耐え、春に命をつないだことが分りました。

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ハラビロカマキリの卵のう、クモの卵のうも無事でした。
まだ、孵ってはいませんでした。

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アリも活動していました。

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途中、杉の木の雄花をたたくと、煙のように花粉が飛び、ため息のような歓声があがりました(笑)

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水路に出ました。

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アカガエルの卵がたくさんありました。

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交尾中のヒキガエルです。

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石組みの中を生き物さがし。

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カナヘビを見つけました。もう、冬眠からかえっていたのですね。

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アカガエルの卵をよく見ると、まがたまの様に変化しているのが分かりました。

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みんなで水の中の生き物さがし。

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小さなアメリカザリガニがいました。
冬は厚く氷が張りましたが、冬眠から覚めて、冬から春へ命をつないだことが分りました。

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腐りかけた切り株では、越冬している、アシナガバチの女王蜂がいました。
まだ、寒くて動くことは出来ません。

フィールドワークが終わり、最後のまとめの会です。

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子供たちから、今日の発見が発表されました。
寒い冬を越して、生き物が命をつないだのが分かりました。

隊長から、今日のまとめです。

今日水路で見つけたアカガエルの卵は、ひとかたまりやく2000個の卵です。
35個あったので、みんなで、計算してみました。
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なんと、70,000個。戸塚地区の人口が6万人なので、それより多いことが分ります。
たくさんの命が産まれますが、ひとかたまり2000個のうち、オスメス1匹づつが大人になれて、
自然が維持されるのです。

これはなんでしょう?
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すぐにわかりませんでしたが、今日の給食に出るかな・・・で、
ジャガイモとわかりました。たくさんの芽が出たジャガイモです。

芽が出ているのを見ると、ジャガイモは生きているのが分かります。
私たち人間は、命のある生き物を食べて、命を引き継いで生きているのですね。

しかしそのジャガイモを育てるのに、農家の人は有機質の肥料や腐葉土をあげますが、
野菜は直接その肥料を吸えません。

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腐葉土や朽木をくだいて見てもらいました。
食べ砕いて、さらに分解して、植物が吸収できる物質になります。
それをしているのが、みんなが1年間勉強した小さな生き物たちです。

すると、私たち人間は、みんなが勉強した小さな生き物たちのつながりに支えられて
生きていけるのが分かります。
生きものたちは、人間も含めて、みんなつながりの中で生きているのです。

最後にもう一つ見てもらいました。
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地球儀です。

アカガエルの卵は、小さな水路に70000個の命がありました。
地上には、小さな生き物も含めたくさんの生きものが居るのが分かりました。
地球にはたくさんの海がありますが、ここにもたくさんのプランクトンが住んでいます。
という事は、
地球はたくさんの生きもの命でおおわれているのが分かります。
地球はたくさんの命でおおわれて守られ、また、たくさんの命を地球が育ててくれているのです。

みんなの活動をもう一度、全員で読んでもらいました。
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「自然たんけん隊」の最後のミッションは、「母なる地球」を守ること!
すなわち、わたしたちが「地球防衛隊」になることです。
自然を調べ、生き物の不思議や大切さを人に伝え、地球を守ること。
子供たちに、「いいですか?」と聞くと、「はいッ!!!」の元気な声が返ってきました。

これで、1年間の授業が終わりました・・・

都市化した生活の中で、命のつながりを実感するのはとても難しいことです。
けれども、
小さな斜面林ですが、ここでの取り組みは、
子供たちに多くの体験をあたえてくれます。
小学校がこうした授業を実践している意味はとても大きいと思います。
3年生くらいまでに、自然体験をみんなで共有したいです!

自然を壊すのも人間、守るのも人間。
都会の人間が「命のつながりの中で生きる」とは、
その「つながりを守る」ことなのでしょう。

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