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2014年4月29日 (火)

「山椒の佃煮」

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朝倉山椒(アサクラ サンショウ)です。
剪定していますが、
10年ほど経ち、
背丈ほどの高さになりました。
サンショウは、山際に自生しています。
ふつうは雌雄異株(雄の木と 雌の木が 別れている)ですが、
これは、品種もので雌雄同種、
毎年、必ず 実をつけてくれます。
トゲもないので、
庭木として通り道に植えても大丈夫^^

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花が咲き、
徐々に根元(子房)がふくらんでいっています。

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別の枝には、
もうこんなに、子房がふくらんで
果実らしくなったものがありました。

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うなぎのかば焼きに ふりかける山椒は大好きですが、
しかし、いざ、この実を自分で使おうとすると、
ためらってしまいます。
葉を 炊き込みご飯の飾りつけにするくらいでした。
野草と違って、
サンショウは、そのスッっと舌にピリピリくる感じが、
「おかず」というより香辛料だからです。

料理の苦手な人から見ると、
全身から、手におえない感が漂っています^^

ところが、
両手いっぱいくらいの若芽と葉をあつめて(約20g)、
(硬そうな葉は、かんたんに軸をとる)


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ちっちゃい土鍋で調理してみました。

水   ひたひた弱 
醤油 大さじ2
酒   大さじ2
みりん 大さじ1
甘味  お好みで砂糖など大さじ1

以上をいれて 弱火でくつくつ。
30分くらいかな?
水分がなくなれば出来上がり。

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すごく美味しい!
ほんとに美味しい!
過去に一度、
挑戦しましたが、
おかしいなぁ
こんなに美味しく感じなかったのになぁ、
味覚が変わったんでしょうか???

あったかいご飯に これさえあればという一品っ。

あんまり美味しくって、
つい、なんでもないときに
つまみ食いしてしまうので、
舌がピリピリしてしまうほど^^
(魚をとるときの魚毒にも使われたこともあるそうなので、
あまりの多量接種は、ひかえましょ~)

「植物性イナゴの佃煮」みたいな味です。
茎が少し残っているところとか、
葉の形が残っているところとかが、
イナゴっぽい食感なのかな^^

イナゴの佃煮が食べられないベー助も
「うまいなー、うまいなー」
と言っていましたので、
まだの人は、ぜひおすすめっ!

●ミカン科。芳香性健胃薬。胃もたれ、整腸、防腐作用など。


独特の香りと辛味が、鼻と舌を刺激して大脳を動かし、
胃腸の働きを活発にする。
脂ののったウナギの消化をたすける。
秋には、実をくだき、種をとりのぞき、
粉にして、粉サンショウに。
また、これが七味唐辛子の一味になる。
赤唐辛子と混ぜて使う。
           「薬草ハンドブック」(埼玉新聞社)
           「薬草」(山と渓谷社)など


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