多用な空間を作りだす草刈り法
今日は綾瀬の森の草刈りに行って来ました。
綾瀬の森は、15年ほど前、綾瀬川の改修工事で更地になった土手に木を植え、
市民が新しく作りだした森です。
当時、多自然型川づくりのさきかけとなり、
土手に木を植えるのは河川法で禁止されていたので、画期的なことでした。
現在では、生態系との調和を意識した多自然川づくりの言葉が使われています。
8月の初めに、夜の観察会・フィールドワークとエコクラブのイベントが続きますので、
その前に森を整備しました。
綾瀬の森では、全面の草刈りをおこなわず、
森の中に通路を付ける方法で、草刈りをおこないます。
右側は枯れ枝を積んだ「虫の家」、ハンマーナイフで道を付けます。
通路を付けることで、森に風と光が入り、多様な空間が生まれます。
そのため、森に入ると生き物の種類が非常に多くなります。
また、都市部の自然地では、人も散歩できることが
森の評価を高め重要です。
また、歩いてもらうことで、草の成長が抑制されます。
15年の月日で木が大きくなり、林床にさす光も弱くなり、
草の成長も随分とおさまるようになりました。
陽の良く当たる法面は、今でも草がよく伸びます。
試行錯誤ですが、工夫して作業しています・・・
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