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2014年8月30日 (土)

クマゼミ

今日は、蕨市民公園にクマゼミの鳴き声を聞きに行きました。

クマゼミは西日本に自生しているセミですが、
近年、関東でも自生を広げています。

蕨市民公園は有名なスポット。
今年もたくさん鳴いていました!

木の植栽で持ち込まれたとも、温暖化が原因とも言われています。

アブラゼミやミンミンゼミは木の幹に止まることが多いですが、
クマゼミは高い木の枝先に止まります。
そのため双眼鏡で観察です。

サクラの木よりも、ケヤキ好きのようです。

抜け殻も探しましたが、見つかりませんでした。
胸の位置にポッチがあります。
100個くらいは、見たのですが・・・
こういう時、子供たちと行う自然観察会では、子供が見つけてくれるので、
楽だな~とつくづく思いました。

昨年、撮った映像ですが、ご覧ください♪

クマゼミの鳴き声

激しく体をゆすって、鳴いています。

鳴き声を覚えると、姿が見えなくても、
種類が確認できます。

昨年は、安行の斜面林でも鳴き声を聞きましたが、
今年は聞いていません。

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2014年8月29日 (金)

剪定枝のキーホルダー

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強風に折れた枝や
災害予防などに切る
庭木の細い剪定枝です。

このところ、各地で「観測史上初」とつく自然災害が
頻繁におこっています。
密閉度の高い家に住みなれてしまうと、
災害は突如、
本当に突如、襲ってくる出来事になるのかもしれません。


わが家は、
解放度の高い家なので、
台風予報などの前は、
厳戒態勢をはり、
枝おろしをしたり、
風よけ雨よけを作り、
ベースケの一日仕事となるので、
災害は、どちらかというと
突如というより恒例でしょうか^^

とはいっても、
おじいさんの家を新しく建てた分だけ、
そちらの心配をしなくて済むようになったのが
何よりの安心です^^。
今夏のお盆、大安の日に、
仏様をお引っ越しし、
それと一緒に、
おじいさんもようやく新しい家に引っ越しました。
出来てから引っ越すまでが、また長かった^^
エアコンや
カーテンや
電気照明のとりつけ、
すべてに行きつ戻りつ時間がかかりますが、

実のところの一番の心配は、
エアコンの入った快適な家でうとうとして、
おじいさんがボケてしまうんじゃないかという事でした、、、
だから、引っ越す楽しみでずっと過ごすのもいいんじゃないかと思っていたくらいです。

ところが、そんな心配は3日もすると吹き飛びました。
話し相手に最適のブンが、肥料やりのバイトで 
おじいさんちに行ったにもかかわらず、
自分はせっせと午前中から、
お山の野良仕事に出かけて行ったそう^^
外貨はほとんど稼がず、
一度ももらったことがないと、
ベースケは言っていましたが、
80を過ぎても運転も家事も一切を何でもひとりでこなして
野良仕事もしているおじいさんなんて、
そうそういませんッ!
「じいやんは、いちばんスゴイッ!」
が、最近の口癖になってしまいました^^
新築エアコンもさすがのおじいさんには敵いませんでしたッ!
と、
そんなこんなで、
なかなか自分たちの家まで辿り着けません(汗)。

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そんな剪定枝で、切りっぱなしのキーホルダーをつくりました。

『シベリア杉の木片に彫刻することもできるが、
彫るよりも磨いたほうがいい。
自分で、その人の魂がそう願ったときに
自分の指で磨くのがいちばんいい。
そうすると、
杉の木片はいっそう美しくなる』

『神は宇宙のエネルギーを貯蔵するために、
シベリア杉を創られた』
          「アナスタシア」ナチュラルスピリット社より

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たくさんの木々が、風雨のなかで、
雨にうたれ、風にゆれ、
いつも私たちとともに居ます。

木々もまた、こんなにも多様性にあふれています♡

尊敬と感謝と喜びをこめて♪


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2014年8月28日 (木)

綾瀬川の川下り

本日、ブンが綾瀬川の川下りをしました。

綾瀬の森から、目標は東京湾。40キロくらいの行程です。

朝9時に綾瀬の森で、空気式のカヤックを膨らましました。
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出発です。
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川口市、草加市は、引き潮に乗って順調。

カワセミがいたとのこと。


ここは松原。「外環を過ぎて水が臭くなった」と言っています。


ゴイサギ
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足立区の花畑で、伝右川、毛長川が合流。

さらに進むと、首都高速6号線の高架の下を進みます。
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水もかなり汚れてきました。

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満潮時、とおれるのかなあ?

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常磐線の下。右手は葛飾区です。

川をのぞくと、流れは止まってしまいました。
これから満潮に向かい、流れは逆流してきます。

さらに進むと、スカイツリーが見えます。
時より小雨が降りますが、暑いよりはいいのかな?
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綾瀬川は、荒川と並行して流れるようになります。

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カワウ

この時点で、川の流れはゆっくり逆流してきました。
なかなか、進まなくなったようです。

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葛飾ハープ橋が見えました。
水門の手前で、綾瀬川も終わり、中川に合流です。

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上平井水門。川幅が3倍くらいに広がります。


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見えてきました。進む速度はかなりゆっくりです。


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中川の標識。

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時より大型船が通行し、大波が立ちます。
警戒船も通り、注意の声かけをしてくれます。
初めは、止められてしまうのかと思いましたが、大丈夫でした。

いよいよ、逆流も強くなり、押し戻されるようになりました。

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ここで、本人の意思で、終了~

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江戸川競艇場のすぐ手前。
中川なのになぜ江戸川競艇場?なのかと思ったら、ココは江戸川区。。
川がコースなので、競艇開催中は向こう岸の端を通行します。もし通過したら目だったろうな・・・

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ボート引上げ。

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空気を抜いて、

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撤収。

今回は、潮の読みが甘く、あと2時間早く出発すればよかったと反省。

さて、リベンジなるか・・・

ブンちゃんの大冒険・川下り編 でした。


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2014年8月25日 (月)

ヒンキのまな板

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今、お風呂のフタとして使っている
ヒバ(ヒノキアスナロ)板は、
水に強いせいか、
まな板としても重宝して、
長く使いましたが、

くすんできて
とうとう畑の看板に変身しました^^。

次に使ったまな板は、
桐(キリ)の集成材で、
キリなので、さすがに軽くて、
使いやすかったのですが、
数か月もしないうちに
集成のつなぎ目から
ポッキリ割れてしまいました。

割れたままでも
使えたのですが、
カビもすぐ生えたので、

新しいまな板を
べーすけくんが
せっせとネットで探して購入してくれました^^。

自分としては、
なんにでも順応できるので、
どんなまな板であろうが
一向に構わないと思っていたのですが、

箱をあけたら
ラッピングの薄紙と帯と本体の調和が、
あまりに美しかったので
(うまく撮れていませんが)
記念写真をとりました♡
四国産のヒノキ(檜)のまな板です^^
     四国加工(株)

まな板ひとつとっても
イチョウにキリにヒバ・ヒノキ
いろんな木が登場するのですね。

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<ヒノキの球果>
わが家では、ヒノキのサッカーボールの愛称でよび、
お山のお散歩では、子供たちのお馴染みです^^

「ねえ、ヒノキって どんな木?」
『湿気につよくて、家の土台に使われる木だよ』

「ふ~ん、お風呂のフタにしてるヒバもさ、
いつもベチャベチャ水に濡れてるのに、
ぜんぜんカビ生えないよね、
湿気につよいんだね~なんでかね~?」
『うーん、特徴としては、
同じ建築材の杉と比べると、
ひとつは、成長がゆっくりで材の密度がたかいよね、だから重い。
あと、香りがいいね~。
それから、脂分を含んでるよね』

「あー、そっか
油分を含んでて、
水をはじくんだねッ!」
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たしかに
無添加・無塗装とは思えない艶と密度があります。
もちろん香りもいいです♡
でも、木の香りが苦手な娘も
食材を食べられるので
食品には木の香りは移らないようです^^。

ヒバも ヒノキ(檜)も
火葉であり、火の木でもあり、
火おこしや松明に使われたそうです。
たき火をすると、
確かに火葉や火の木だけあり、
パチパチとよく燃えます。
脂分を含んでるんですね~。

抗菌・防虫・防腐効果など。

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2014年8月24日 (日)

ブンちゃんの大冒険・・・小旅行編

ブンは、中2の時に1年間、長野県泰阜村の「だいだらぼっち」に山村留学に行きました。

その時の同期生の仲間のうちに遊びに行きました。

場所は横浜なのですが、
今年は自転車旅行していないからと、
私の折り畳みの自転車に乗って出かけました。

行きは池袋駅でたたんで、友だちと合流して横浜へ。

帰りは自転車で。

日中は暑いので夜走るとのこと。
夜8時に横浜出発。

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みなとみらい駅前の観覧車

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東京タワーの夜景

東京のどこかでおまわりさんに止められ尋問。
夜11時以降は1人で出歩いちゃだめ・・・と言われた模様。
そういえば房総1周した時も、警察に泊まりました。。

そうして、夜の2時に自宅に無事到着。

横浜から、川口まで自転車で、6時間なのですね。
20インチの自転車なので、スピードはかなりゆっくりだと思います。

朝起きたら、居間で風呂も入らずダウンして寝ていました~

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ブンちゃんの大冒険・・・今後の予定

綾瀬川をカヤックで下り東京湾まで行きたいとのこと。

一緒に行きたい人募集中です。
ただし、カヤックとライフジャケット持参。

私は、途中途中の大橋から
紐に吊るしたバスケットにおやつを入れて、
おろすサポーター役です!
これやってみたかった~


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2014年8月23日 (土)

巨樹めぐり④


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寄りそって生えている木もよいですが、
こうして
広い場所に
一本だけ生えている木も
独特的(←息子辞典の造語)、
ですね~。


空間にただよう
無限のエネルギーを
いつも呼吸しているような
たたずまいです。

見ているこっちまで
のびのびと
開放的になってしまいます♪

しかも
この木は、
みずから
「木登りをしてください」
と言わんばかりの
手のこんだ枝振り。。。
いったい自然樹形なんでしょうか?

ヤマモモは、直幹のイメージでしたが、
場所によって樹型も変わるのでしょうか?
それとも 
誰かが枝を引いたんでしょうか?
あるいは、
地面の下の土の影響でしょうか?
ナゾが尽きません^^

ほら、
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ほら、
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ほらね、どこからみても♡
022

「庭にこのまま移植したいなぁ・・・」
植物を見慣れているはずのべー助くんも
思わずつぶやきました^^。

この木は、
さいたま市 大崎公園の芝生広場に生えている
ヤマモモの木です。

子供たちも小さいころ、
よくここへ来て、
この木に抱っこしてもらいました♡

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ヤマモモ(山桃)の葉です。
雌雄異株で、
雌木には、赤い実がなります。

小さいころ、
桃をイメージして口に含み、
甘酸っぱい硬さにがっかりした記憶がありますが、
それも懐かしいほろ苦い思い出です。
また今一度、食べてみたいです。


『よく働く者は、
早くから仕事に出かけます。
働きたくない者は、
ゆっりとでかけます。
ここでは、
働かない者をわるく言ったり、
追いだすことはありません。
よく働く者が、ほかの者を助けます。』

      「人間が好き アマゾン先住民からの伝言」福音館書店

今日は、この木の下で
ねっころがって
ずっとずっと空をみていたいなぁ
そんな気にさせる木です^^


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2014年8月18日 (月)

日本のお金の行きつく先は?

日本の経済がアメリカを中心に回っているとするなら・・・・
アメリカの経済の中心はどこなのでしょう?

素朴なギモンですが、
観念的にさえ わかっていないことって意外に多く、、、、
そこで ちょっとだけ調べてみました^^。

アメリカの経済の中心は、
●FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)(FRSともいう)。
大統領から指名をうけた理事長など、
計7名の14年任期です。
ずいぶんコンパクトな会なうえに、
任期が長いのにまず驚きです^^
(ちなみに大統領は4年任期。
しかも2回しか継続できないことを思うと、
格段に長い。
理事会の意向のうえに、
アメリカ国家経済が成り立っている姿が
経済学などまったく学んだことのない私にも
蜃気楼のごとく見えてきそうです^^)


任務は、
アメリカの金融政策の策定と実施。
金利の誘導目標や公定歩合を決定します。

つまり
世界経済に対する影響力は絶大であり、
大統領に次ぐ権力者といわれています。
ひとことで言えば、
アメリカの中央銀行です。
FEDを統括します。

では、FEDとは何ぞや?

●FED(アメリカ連邦準備銀行)とは、
中央銀行FRBの実務担当を任務とします。
アメリカを12地区に分けてそれぞれ運営しています。


お仕事は、
12各地区の中央銀行として、
ドル紙幣・株式の発行をして、
市中銀行の監督と規制をすること。
つまり、
通貨のコントロールがお仕事です。
そのFEDの実質の中心は、
ニューヨークの連邦銀行だそう。


ところで、
日本の中央銀行は、日本銀行ですが、
米国の中央銀行は、FRB。
その株主は、
日銀は、国が55%に対して、
FRBの株主は、私的銀行のみ。
政府も非金融機関法人も個人も株式を所有していません。

そしてアメリカの実質的な中枢である
ニューヨーク連邦準備銀行の株主は、
アメリカ系ロックフェラー財団以外の、
残りずらずら並ぶ私的銀行は、
イギリス系ロスチャイルド財団
ばかりとのこと。

来ましたッ!
ここが、
日本経済の行き着く先です。
ようやくたどり着きました^^!

元中曽根首相が、
アメリカでのセミナーを受けて、
日本へ原発を導入したといわれる
セミナースポンサーが
ここで登場するんですね。
(セミナー企画はヘンリー・キッシンジャー)

そもそも
FRBの発足目的(1913設立)は、
〇金融業界の保護と
〇経済の安定の維持
だそうですが、
いまでも世界中で戦争や貧困や搾取が続いているならば、
FRB制度は、
株主の経済の安定にはなっていても、
世界経済の安定には至りません。


けつろん、
FRBが変われば、
世界が変わるということですね♪

そして
FRBが変わるのは、
私たちが、
世界経済の流れを
自分のお財布から行きつく先まで
見通せるようになったときなのでしょうか?

☆『辰巳さんは
「自分たちが食べるものは自国で賄う必要があると考えている。
その理由はいのちの根源である食を
外国からの輸入に頼るのでは、
独立国として世界への発言力がないからだ」と書いています。

しかし辰巳さんの表現を見ていく中で、
「底」という言葉が広く使われていることに気づきました。
[日本の底が抜けた]には、
辰巳さんならではのニュアンスが込められているのだということが
分かってきました。
例えば、
白和えのレシピは 
このように書かれています。

「失いたくない日本料理のなかに「あえ物」があります。
ごまあえ、酢みそあえ、白あえなど。
つつましいものですが、他国には類のない、秀美の一つです。

「あえる」と「混ぜる」を、日本料理では使い分けています。
「和える」と表現する場合は、
「和」という文字を用いてまで、
この手法の目的をいいたかったのだと思います。
個々の異質の具を、衣で合わせ、渾然一体とし、
そこには、なごみさえ感じさせるように、
との意味です。

今回の「白あえ」とは、豆腐地のあえ衣で、
日本の素材の言い知れぬやさしさをあえたもの。
思いやれば、
日本大豆独特のうまみが容易に生んだ、
豆腐の底味から生まれるべくして生まれた、
愛すべき風土の味わいです。」

「本当のおひたしは、
おいしいだしに好みの味加減をし、
これに菜をしばらく浸しおき、
食卓に出すとき、切って、軽く絞り、上から調味だしをかけ、
しっとりと菜を食べる方法です。

ゆでた菜に花がつお、しょうゆを落として食べても「おひたし」。
この食べ方のどこにも
浸すという仕事は見えません。」』

「手から心へ 辰巳芳子のおくりもの」(NHK出版)より

地球の肺であるアマゾンの森は、
世界経済の大資本から 
伐採され、大規模農場になり、
日本など経済大国に輸出される大豆がつくられ、
そして、
食べ残して大量に捨てられていますが、

世界を変えるのは、
もしかしたら、
お金のあり方でもあり、
食のあり方でもあるのかな~と
ふと思いました。

★日本の底ぬけは、
FRBに落ちていきますが、
「底」をつくるには、
まず「おひたし」「和えもの」っていうのも
一案かも。

「混ぜもの」もいいけど、
『和えもの」「おひたし」もムショーに食べたくなりましたッ♡


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2014年8月17日 (日)

綾瀬川ボランティアスクール

本日は、川口市の中高生対象のボランティアスクールです。

綾瀬川を愛する会で、13名の子供たちを受け入れ、
綾瀬の森での管理作業と水生生物調査を体験してもらいました。

010
はじまりの会

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絶滅危惧種のナガボノワレモコウに覆いかぶさった草を抜いています。

水生生物調査では、綾瀬川に仕掛けた定置網を引き揚げ、
獲れた生き物を分類し、数をかぞえました。

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モクズガニ

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スズキ

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調査結果

終わりの会では、
子供たちからは、ふだんできない活動ができたと感想が言われました。


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ちょうど活動時間が満潮になるため、早朝網の引き寄せに行きました。
ブンに川に入ってもらいました。ごくろうさま。

朝6時ころですが、散歩している人も多いですね!

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2014年8月16日 (土)

巨樹めぐり③

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寄りそう3本の木です。

一本一本、迫力があるのに、
3本も一緒に立っていると、
別の異空間ができていそうで、
思わず、
三角の中心に立ちたくなります^^。

「3」は、
数秘学的にいうと
ポジティブな表現力でしょうか^^

010
一本は、スダジイさん。
皮だけでも元気に生きている姿に驚かされる木ですが、
何よりも
そんなことよりも
中に入ってみたくてしょうがなくなる木です。
そして、
入るのに、こんなに丁度よさげな木も
滅多にありません^^。

オオカミに襲われそうになった少年が、
木のうろに入り込み、
完全に木に同化して
難を逃れるシーンも
「妖精王」(山岸涼子)
丁度これにそっくりな木で、
やはり感動の出会いをした木です。

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秋に生で食べられる美味しいスダジイどんぐりが、
ほら、もうカクトをすっぽりかぶって
落ちていました。

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2本目は、日本特産種、コウヤマキ(高野槇)です。
高木の針葉樹は、
馴染みのうすい遠い存在でしたが、
そっとふれてみると、
幹のうねりと温もりと 根張りの豊かさは、
あったかい電気が脈々と流れているよう。
独特の力強い生命エネルギーに満ちていました^^。
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雄花序と
022
球果も落ちていました。
うつくしいですね~♡
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川口市指定天然記念物だそうですッ!


3本目は、
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カヤの木です。
雌雄異株ですが、
カヤの実がついていましたので、
雌木ですね。

枝ぶりは、
全天にむかって
放射線状に伸びていて
圧巻です。

地中の根も
これに比例して
深く伸び分岐して
大地をつつんでいるんでしょうか?

3本の木の根の網が、
からみあって広がって、つながりあって一つになって
大雨や洪水から土の流出をふせぎ、
たくさんの生き物を守っているんでしょうね!
これぞ、
寄りそう木々たちの[縁の下の力持ち]ですね^^


『社寺を取り巻く鎮守の森は、
神様の宿る森としてこれまで大切に崇められてきたのですが、
同時にこの森が長年の間、
台風や竜巻からも人や建物を守り、
地中深く張る樹木の根が土の流亡をくい止め、
土砂災害を防ぎ、
土中に降雨を蓄えて洪水を防ぎ、
そして木々によって守られた豊かな環境が、
人間を含めた多様な生き物たちの
健全な育成を支えてきたのでした。

こうした自然樹木の防災機能を
解く鍵の一つは、
その根系にあるといえるでしょう』
   「これからの雑木の庭」(主婦の友社)より

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2014年8月15日 (金)

綾瀬川に仕掛け

今日は、日曜日に行われる「川口市ボランティアスクール」の準備で、
綾瀬川にワナを仕掛けに行きました。

ボランティアスクールは中高生が夏休みに市内で様々なボランティア体験をします。

綾瀬の森では、森の管理と水生生物調査を体験してもらいます。

今日は、ブンに手伝ってもらい、小型定置網3本を仕掛けました。

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このところの雨で川の流れは速く、慎重に仕掛けました。

川の水もかなりあたたかかったです。

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水際の土手で、クロベンケイガニを見つけました!
下流域にはたくさんいますが、綾瀬の森では初です。

仕掛け設置後、森を歩くと、準絶滅危惧種のコムラサキ。

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しかし、カブトムシが獲れる木の周りは、かなり人が入った跡がありました。

観察会で随分と伝えてしまったので、
子供たちには有名になったのかもしれませんね。

木や周りの環境が痛むようなら対策を考えますが、
このことも観察会の折、子供たちに伝えていきましょう。

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2014年8月14日 (木)

綾瀬川フィールドワーク

8月7日に今年も綾瀬川フィールドワークが行われました。

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ツリークライミング・カヤック・ボート・鳥観察・虫観察・植物観察が行われました。

私は、虫グループを担当。

40人の虫好きの子供たちが集まりました。
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原っぱでバッタさがし

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森では、樹液に集まる虫観察

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アブラコウモリの死体もありました!

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最後は捕まえた虫を発表しました!


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2014年8月12日 (火)

ヒヨドリのヒナの平面骨格

6月7日、庭にヒヨドリのヒナが居ました。
巣立ちに失敗したのか、
地面の上に 落し物のように
ポトンと落ちていました。
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まだ元気そうだったので、
ダンボール箱に入れてあげました。
でも、すぐに天国へ飛び立ってしまいました。

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<2日目>
お庭の端に置きました。
土をかぶせず、
そのまま寝かせました。


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<3日目>
目を疑いました。
土をかぶせていなかったのに、
ちいさな土の粒粒が
ヒヨドリのヒナの身体に
ふんわりとやさしく、
覆いかぶさっていました。

ぁ~~これは、
アリのお仕事ですねッ
8月の今の時期は、
道に倒れたセミやミミズのまわりに、
あちこちで
アリたちが 土の山をこんもりと作っているのを
見かけますが、
それとまったく一緒ですねッ!
006_2
ちなみに、
これはアリの作った
アブラゼミのお墓。
こうした分解者たちのお仕事がなければ
庭は、死体の山かと思うと、
小さなアリ山が
命の摂理を遂げるための
偉大なる墓所のように見えてきます♡

<4~6日目>食べ尽くしてきたのか、アリ山のボリームが小さくなりました。
次に、ウジが湧いてきて、腐敗する臭いもつよくなり
辛くて写真を撮れなくなりました。

<7~8日目>もう自分にはヒヨドリのヒナの最後を見届けることができない、
と 写真はもちろん見に行くこともできなくなりました 。

<9日目>でも、行かなきゃ、やっぱり行って、
最後みとどけて挨拶をしようと、
出かけていくと、、、
本当にビックリしました。
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腐敗臭もなく、虫もおらず、
羽と骨が落ちているだけです。

あと一日たっていたら、
この小さな骨も
庭の掃除人、分解者たちの手で、
なくなっていたかもしれません。
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こまかな細かな骨までも
ポキンと折れることなく
そのままの状態で残っていました。

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そうして、並べてみたのです。
骨格に詳しい人が見たら、
笑ってしまうでしょうが、
まだ骨にぬくもりを感じて
大真面目です、、、

<23日後>
骨格標本で検索して
並べてみましたが、024
やはり正確にはわかりません、
ということが わかりました^^


<2か月後>
そこで、北本市の自然教育センターに
べーすけが行くのに便乗して行き、
観察員の先生方に助けてもらい
完成しました。


平面骨格の限界でもあるでしょうか?
細かい所は、やはり不正確ですが、
4~5名で顔をよせあって
「これは、骨盤でなくて
頭蓋骨ですね~」
などと、頭をひねるのは、
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ふりかえってみると
何よりも
充実した楽しいひとときでした。

参考「鳥の骨探」(トリノホネタン)(NTS出版)

『足跡が止まった状態になっているときでも、
その足跡から動物がどのように立ち止まり、
どのように体を休め、
どこに足の裏を置いたのかを見て取ることができる。
足跡から感じ取ったものは時差を超え、
まるで触れることができるのではないかと
思うほどのリアルさで、
動物が私の目の前にいる。
足の動きや体の動作や、
少しづつ秘密を残しながら
森の中を行く動物の姿が、
足跡から見えてくる。

私にとって、
そんな姿を一番鮮明にさせるのが頭蓋骨だ。

頭蓋骨は、
生き物が最後に残す足跡なのだ。』

「トラッカー」徳間書店より


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2014年8月 6日 (水)

巨樹めぐり②

本日は、広島原爆投下の日でした。

この日は、日本全国津々浦々だと思うのですが、
町の放送が流れて、
きっと何万人、何十万人の人たちが、
同じ時間に一斉に
「平和への祈り」をささげるのですから、
これもまた
日常のなかに生まれた
奇蹟の一つではないかと思います。
これまた世界遺産ものですねっ!(深)

さて、「巨樹めぐり」2本目は、
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一本の木で、
森のような様相をもつ神樹です。
神秘的な横顔をしています。

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この辺りでは大変有名な木です。

人魚の肉をたべた八百比丘尼が
一休みした際、
持っていた杖が根付いて成長したとか。

また、大銀杏の枝や幹からは、おっぱいみたいな突起が垂れ下がるのですが、
この老木も「乳銀杏」と呼ばれ、
妊婦さんや授乳中のお母さんが、お乳の出が良くなることを祈願したとか。
(ちなみに、イチョウは雌雄異株で、この木は雄木、だったはず)

兄をたすけに行く武将が、必勝祈願した折、
この銀杏の木に白鳩があらわれ、
兄のいる方角へ飛び立つという、
導きを受けたとか。

小さいころ、
漫画や昔話で見て聞いて、
忘れられなかった印象的なシーンが
この木、たった一本(数本集まったものかもしれませんが)のなかに
集約されていたとはッ!
しかも、家から歩いて行ける範囲のところにッ!!!
初めて、この木に出会い、その伝説を聞いた時には、
本当に心底、感動もので驚きました。

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ここは、「峯八幡神社」です。

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『木の幹にもたれて座ると、ほんの2~3分で体の痛みが消えてしまうことがある。
体調の変化と木の存在との間には、間違いなく何らかの関係があるのです。
気持ちを穏やかにしてくれる木もあれば、
活力を与えてくれる木、
また安心や幸福を感じさせてくれる木もありました。』「木のヒーリング」より

イチョウの木は、
若木であろうと老木であろうと、
その肌にふれると、
特別な温もりがあります。
工作で釘を打ち込むと、
他の木であれば、
割れたり、はじきかえすところを
イチョウは、
金属という全く異質のものを
ただ包み込んでしまいます。

イチョウ・・・「母なる木」
触れると泣けてしまいそう。


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2014年8月 4日 (月)

巨樹めぐり①

本当は、ドルメン探険に出かけていきたかったのですが、

『巨石をつみあげた石室であり、
賢者が智慧を後世に伝えるために即身仏となったお墓』


そんなドルメンが
すぐその辺にあるとは思えないので、

そんなドルメンと
ほぼ同等の「生命」と「智慧」を宿していると思われる
巨樹めぐりをしようと思いつきました。

この夏は、「巨樹めぐり」です^^

巨樹は、
街中では遺産相続や土地開発で伐採されることが多く、
いつの間にか、
消えてしまったりします。
その点、神社仏閣の大木は、
御神木や保存樹木として
残っています。

「ねえ、どこか知ってる?」
と聞いたとき、
ベー助くんが
すぐに思いついた場所も
しぜん神社でした^^。

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ちょうど西日が差していて
大ケヤキに後光がさしていました♪

いったい、なんという神社かな?
と鳥居を見ると、020
「朝日神社」とありました。
夕日を抱えて朝日か~?と一瞬思いましたが、
どちらかというと朝日をお迎えするように
本殿が建っているのですね!

「朝日」?
とすると、ここは、、、
御祭神は、書いてありませんでしたが、
天照大神(アマテラスオオミカミ)さまなのでしょうか?

この前、聞いたばっかりですが
氷川神社は素戔嗚尊(スサノオノミコト)を
御祭神に祀ってある神社とのこと。

そんなことを考えながら
御挨拶をして帰りました。

『地球が愛と光に包まれますように♡
人類の意識が明晰になりますように♪』


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大ケヤキの足元は、
太くてまるくってゾウさんの足みたい^^
威厳があるのに親しみやすいかんじ。

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ケヤキのはがれ落ちた皮も
分厚くて立派な文様に彩られています。
たくさんのお話を聞かせてくれているよう^^。

『木々は、私たちに秘密を打ち明けようとしているかに思えました。
新しい隣人を待ちかねていたように、
こちらに腕を伸ばしています。
私たちがすべきことは、
彼らに会いに行くことだけでした。』(木のヒーリング)より


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2014年8月 2日 (土)

夜の森の生き物さがし

今日は、綾瀬の森にて、コロボックルくらぶ主催、夏休み企画で夜の観察会を行いました。

連日猛暑日となっていますが、夜も汗ばんで来る中、親子78名の参加がありました。

夕方6時半集合、これから、徐々に暗くなってきます。

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はじまりの会 本日のテーマは「夜の森の生き物さがし」
夜の生き物をみんなで探し、「休んでいる」「活動している」でその様子と共に表に書き込みます。

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中学生の先輩が、小学4年生の時に行った自由研究を紹介してくれました。
テーマは『生き物宝地図』、家の周りの生き物地図です。

今日の活動も自由研究になったらいいですね。

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お話が終わって、まだ、薄暗い中、セミの幼虫が穴から出て歩き出しました!
子供たちが取り囲みました。

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さあ、暗くなりました。夜の森に出発です!

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さっそく記録しました。

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ガガンボ。樹液を吸っているのでしょうか?

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ハラビロカマキリ、良く動いています。

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アオドウガネ、お食事中かな。

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ニイニイゼミの幼虫もいました。

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セミの幼虫が落ちないか心配しています。やさしいね!


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記録していきます。

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クワカミキリ。

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アカボシゴマダラ、休んでいました。

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カブトムシ、ヤナギの木の樹液にはたくさんの生き物がいました。

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エサキモンキツノカメムシ、背中にハートの紋!お休み中。

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アブラゼミの羽化も進んできました。


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たくさんの生き物を見つけ、表に書き込みました。

夜8時を過ぎたところで、まとめの会。

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みんなで調べた表をもとに、夜の生き物の謎に迫ります。

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みんな真剣に考えています。
「夜のチョウは眠っている」、「夜のカマキリはエサを探している」、
「活動しているのは肉食かな?」「いや、トンボは休んでいるけど肉食」
いろいろな考えが出されました。

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子供たちが感想を言いました。

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タブレットで撮った写真で振り返りです。

最後に、綾瀬も森に「おやすみなさい」を言って解散しました。

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今日の記録。

身近な生きものの不思議、感じてくれたかな。

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