巨樹めぐり②
本日は、広島原爆投下の日でした。
この日は、日本全国津々浦々だと思うのですが、
町の放送が流れて、
きっと何万人、何十万人の人たちが、
同じ時間に一斉に
「平和への祈り」をささげるのですから、
これもまた
日常のなかに生まれた
奇蹟の一つではないかと思います。
これまた世界遺産ものですねっ!(深)
さて、「巨樹めぐり」2本目は、
一本の木で、
森のような様相をもつ神樹です。
神秘的な横顔をしています。
人魚の肉をたべた八百比丘尼が
一休みした際、
持っていた杖が根付いて成長したとか。
また、大銀杏の枝や幹からは、おっぱいみたいな突起が垂れ下がるのですが、
この老木も「乳銀杏」と呼ばれ、
妊婦さんや授乳中のお母さんが、お乳の出が良くなることを祈願したとか。
(ちなみに、イチョウは雌雄異株で、この木は雄木、だったはず)
兄をたすけに行く武将が、必勝祈願した折、
この銀杏の木に白鳩があらわれ、
兄のいる方角へ飛び立つという、
導きを受けたとか。
小さいころ、
漫画や昔話で見て聞いて、
忘れられなかった印象的なシーンが
この木、たった一本(数本集まったものかもしれませんが)のなかに
集約されていたとはッ!
しかも、家から歩いて行ける範囲のところにッ!!!
初めて、この木に出会い、その伝説を聞いた時には、
本当に心底、感動もので驚きました。
『木の幹にもたれて座ると、ほんの2~3分で体の痛みが消えてしまうことがある。
体調の変化と木の存在との間には、間違いなく何らかの関係があるのです。
気持ちを穏やかにしてくれる木もあれば、
活力を与えてくれる木、
また安心や幸福を感じさせてくれる木もありました。』「木のヒーリング」より
イチョウの木は、
若木であろうと老木であろうと、
その肌にふれると、
特別な温もりがあります。
工作で釘を打ち込むと、
他の木であれば、
割れたり、はじきかえすところを
イチョウは、
金属という全く異質のものを
ただ包み込んでしまいます。
イチョウ・・・「母なる木」
触れると泣けてしまいそう。
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