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2014年8月12日 (火)

ヒヨドリのヒナの平面骨格

6月7日、庭にヒヨドリのヒナが居ました。
巣立ちに失敗したのか、
地面の上に 落し物のように
ポトンと落ちていました。
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まだ元気そうだったので、
ダンボール箱に入れてあげました。
でも、すぐに天国へ飛び立ってしまいました。

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<2日目>
お庭の端に置きました。
土をかぶせず、
そのまま寝かせました。


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<3日目>
目を疑いました。
土をかぶせていなかったのに、
ちいさな土の粒粒が
ヒヨドリのヒナの身体に
ふんわりとやさしく、
覆いかぶさっていました。

ぁ~~これは、
アリのお仕事ですねッ
8月の今の時期は、
道に倒れたセミやミミズのまわりに、
あちこちで
アリたちが 土の山をこんもりと作っているのを
見かけますが、
それとまったく一緒ですねッ!
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ちなみに、
これはアリの作った
アブラゼミのお墓。
こうした分解者たちのお仕事がなければ
庭は、死体の山かと思うと、
小さなアリ山が
命の摂理を遂げるための
偉大なる墓所のように見えてきます♡

<4~6日目>食べ尽くしてきたのか、アリ山のボリームが小さくなりました。
次に、ウジが湧いてきて、腐敗する臭いもつよくなり
辛くて写真を撮れなくなりました。

<7~8日目>もう自分にはヒヨドリのヒナの最後を見届けることができない、
と 写真はもちろん見に行くこともできなくなりました 。

<9日目>でも、行かなきゃ、やっぱり行って、
最後みとどけて挨拶をしようと、
出かけていくと、、、
本当にビックリしました。
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腐敗臭もなく、虫もおらず、
羽と骨が落ちているだけです。

あと一日たっていたら、
この小さな骨も
庭の掃除人、分解者たちの手で、
なくなっていたかもしれません。
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こまかな細かな骨までも
ポキンと折れることなく
そのままの状態で残っていました。

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そうして、並べてみたのです。
骨格に詳しい人が見たら、
笑ってしまうでしょうが、
まだ骨にぬくもりを感じて
大真面目です、、、

<23日後>
骨格標本で検索して
並べてみましたが、024
やはり正確にはわかりません、
ということが わかりました^^


<2か月後>
そこで、北本市の自然教育センターに
べーすけが行くのに便乗して行き、
観察員の先生方に助けてもらい
完成しました。


平面骨格の限界でもあるでしょうか?
細かい所は、やはり不正確ですが、
4~5名で顔をよせあって
「これは、骨盤でなくて
頭蓋骨ですね~」
などと、頭をひねるのは、
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ふりかえってみると
何よりも
充実した楽しいひとときでした。

参考「鳥の骨探」(トリノホネタン)(NTS出版)

『足跡が止まった状態になっているときでも、
その足跡から動物がどのように立ち止まり、
どのように体を休め、
どこに足の裏を置いたのかを見て取ることができる。
足跡から感じ取ったものは時差を超え、
まるで触れることができるのではないかと
思うほどのリアルさで、
動物が私の目の前にいる。
足の動きや体の動作や、
少しづつ秘密を残しながら
森の中を行く動物の姿が、
足跡から見えてくる。

私にとって、
そんな姿を一番鮮明にさせるのが頭蓋骨だ。

頭蓋骨は、
生き物が最後に残す足跡なのだ。』

「トラッカー」徳間書店より


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