巨樹めぐり③
一本一本、迫力があるのに、
3本も一緒に立っていると、
別の異空間ができていそうで、
思わず、
三角の中心に立ちたくなります^^。
「3」は、
数秘学的にいうと
ポジティブな表現力でしょうか^^
一本は、スダジイさん。
皮だけでも元気に生きている姿に驚かされる木ですが、
何よりも
そんなことよりも
中に入ってみたくてしょうがなくなる木です。
そして、
入るのに、こんなに丁度よさげな木も
滅多にありません^^。
オオカミに襲われそうになった少年が、
木のうろに入り込み、
完全に木に同化して
難を逃れるシーンも
「妖精王」(山岸涼子)
丁度これにそっくりな木で、
やはり感動の出会いをした木です。
秋に生で食べられる美味しいスダジイどんぐりが、
ほら、もうカクトをすっぽりかぶって
落ちていました。
2本目は、日本特産種、コウヤマキ(高野槇)です。
高木の針葉樹は、
馴染みのうすい遠い存在でしたが、
そっとふれてみると、
幹のうねりと温もりと 根張りの豊かさは、
あったかい電気が脈々と流れているよう。
独特の力強い生命エネルギーに満ちていました^^。
雄花序と
球果も落ちていました。
うつくしいですね~♡
川口市指定天然記念物だそうですッ!
3本目は、
カヤの木です。
雌雄異株ですが、
カヤの実がついていましたので、
雌木ですね。
枝ぶりは、
全天にむかって
放射線状に伸びていて
圧巻です。
地中の根も
これに比例して
深く伸び分岐して
大地をつつんでいるんでしょうか?
3本の木の根の網が、
からみあって広がって、つながりあって一つになって
大雨や洪水から土の流出をふせぎ、
たくさんの生き物を守っているんでしょうね!
これぞ、
寄りそう木々たちの[縁の下の力持ち]ですね^^
『社寺を取り巻く鎮守の森は、
神様の宿る森としてこれまで大切に崇められてきたのですが、
同時にこの森が長年の間、
台風や竜巻からも人や建物を守り、
地中深く張る樹木の根が土の流亡をくい止め、
土砂災害を防ぎ、
土中に降雨を蓄えて洪水を防ぎ、
そして木々によって守られた豊かな環境が、
人間を含めた多様な生き物たちの
健全な育成を支えてきたのでした。
こうした自然樹木の防災機能を
解く鍵の一つは、
その根系にあるといえるでしょう』
「これからの雑木の庭」(主婦の友社)より
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