ホシホウジャク
11月7日は、立冬です。
3か月前の8月7日の 立秋あたりから、
エンマコオロギなど 秋の鳴く虫の声が聞こえはじめ、、、
それ以来、
寝る前に聞こえてくる甘いささやくようなエンマ君の声に、
うっとりと寝入ったものですが、
今は、
11月に入り、
その声も聞こえなくなってきました。
夜、お散歩していると、
カネタタキやヒロバネカンタン、マダラスズの声は
まだ聞こえましたが、
おそらく立冬あたりで、
その声も聞こえなくなってくるのでしょうか。
また今年も
鳴く虫の最後の声を確かめたいと思います。
鳴く虫は、なんとなく話題にのぼりますが、
スズメガ系の蛾などは、
その最後に気づくことは、
まずありません。
が、
今年は、10月下旬、
家の窓の下に
よく息絶えている姿を発見しました。、
たぶん、
あたたかい日に部屋の中へ入ってきて、
外に出られないまま、
ガラス戸の下へと落ちて倒れたのでしょう。
お庭の花瓶に生けたサザンカの花の蜜を
「ホバリング(空中静止状態で飛んでいる)しながら、
よく蜜を吸いに来てたね~」
などと ベースケが言うので、
ただの蛾だと思っていたのに、
「あ~、あのちょっとウグイス色でオレンジと黄色がかった
まあるいふくよかな
花の蜜が大好きなホウジャク夫人であったか」
と、
急に愛着がわいてきて、
手にのせてみました。
お~前から見ると、
鳥のよう。
どっかの国に住んでいる
手乗り型の小鳥だと言っても
信じてしまいそう^^
しかし、
彼らも 晩秋にかけて
その最期をむかえるそうです。
たとえば、
ジョロウグモの巣の中へ。
そうして、
ジョロウグモのメスが、
大きな蛾へ向かって早足で近づき、
そうして、その後ろにいたオスが、
食事中の雌のお腹に
ピタリと身を寄せました。
ホウジャク夫人の命は、
小さなクモの子供たちに引き継がれていきます。
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