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2015年1月31日 (土)

『風邪の効用』

「世の中、インフルエンザが流行ってるけど、
さいきんカゼにもかかんないな~調子いいなあ」

と思っていた矢先に、
コロンと風邪をひきました。

「なんで引いたんだろう?」
と思いを巡らしていたら、

なんと
野口整体の創始者として有名な
野口はるちか著の
「風邪の効用」(ちくま文庫)が
部屋に転がっているではありませんか!
ちょうど図書館で借りていたんですね。
冗談のようなウソのようなタイミングですッ!
しかも今日が返却期限。
風邪をひいていなかったら、
読まずに返していましたから
ちゃんと読みなさい、というメッセージのよう^^(トホホ)


すると、
風邪のことだけではなく、
「気をおさめる訓練」(行気法)とか
「本能の動きを目覚めさせる運動」(活元運動)とか

これまたちょうど
前の日の晩に読んだ別の本のナゾまでが
ここで解き明かされていましたッ!!!

最近、この「ちょうど」というのが、
ほとんど毎日か?
というくらい次々に起こります。

しかし、どんなにすばらしい道しるべとなる答えを受け取っても
すぐに忘れてしまうので、
せめて書いておくことにします。


「風邪は自然の整体法。
偏り運動、偏り疲労の調整をおこなっている」


               
「血圧が高い人は、カゼをひいて低くなる。
低くなるということは、血管が柔らかくなること。
血管にも弾力性というものがあって
血管がこわばると、疲れやすい」

「生活をしているうちに、
ある一部が偏り、疲労の潜在状態になる。
そういう部分の弾力性が欠けてくると、風邪をひく。
風邪を引いた後、
こわばった部分がゆるんで、回復してくる」

「そのため風邪は病気というよりも、
風邪自体が治療行為になっている」

「風邪をひいたときのクシャミは、
一回ごとに体をゆるませる。
そのクシャミがひびくところで、
少し飲みすぎたなとか、
少し食いすぎたなとか、
少し頭を使いすぎたなとか、わかる」

「元来、カゼは体の洗濯のようなものであって、
からだの偏りを除去する自然の方法。
ムリに治してはいけない
体を正し、生活を改め、経過を待つものである」

「風邪をひくと
体の弾力が回復する。
風邪は、高血圧もリューマチも癌も脳溢血も 治す力をもっている」

などと ズラズラ読んでいたら、
隣にいたベースケが突然、言いました。

「そうなんだよ、カゼをひくと、俺は微熱が出て寝込む。
そうすると、ものが食べられなくなる、
するとソフト断食になって、疲れていた胃が
調子よくなるんだよね」

油や脂系の消化が苦手なのに
つい食べすぎてしまう体癖のベースケは、
風邪をひいて動脈硬化を防いでいたらしい・・・!(すごいな)

たかかカゼ、されどカゼですね♡
でも、
基本は、
ふだんから、
からだの偏りを気をとおして柔らかくしておくことですかね^^

どうやって気を通すかは、
チョー簡単でしたが、これは実践するかどうかにかかっています。
またいつか。

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