サポニン3兄弟
今日は、「川口植物の会」(第3日曜日)でした。
いつもは、外を歩きながら
西川昭三先生が植物を解説してくださいます。
が、今日は座学の日で、
べーすけ君もワンコーナー担当させていただき、
いつものムクロジの授業をしました。
ほとんどが子供たちへの出前授業の内容と同じでしたが、
「ここは皆さんプロフエッショナルな植物の会なので・・・」
というフレーズがところどころに入り、
(みなさん、私たちより年配の趣味の方々で、
無茶苦茶、お詳しいのです^^)
いつもと違う、
ちょっと専門的な話や、
違う実験もしたりして、
とても楽しかったです^^
たとえば、「サポニン3兄弟」
いつもは、ムクロジ(無患子)の泡立てだけですが、
サイカチ(マメ科・左)、エゴノキ(エゴノキ科・中)、ムクロジ(ムクロジ科・右)
3種類の泡立てをしました。
泡のもとになるサポニンを含む代表選手、
勝手に名づけて、
「サポニン3兄弟」です^^
ビンに、
左からムクロジ1個の皮、エゴノキ3~4個の皮、サイカチ2~3センチの莢
を入れたところ。
さて、どれが一番泡立ちがいいでしょう?
3種同時にビンを振るのは、
じつは初めてで、私もワクワク^^。
やっぱりムクロジが一番かと思ったら、
意外や意外!
サイカチの莢の泡は大きかったッ!
投入した量は、
それほど差はないはずですが、
サポニン含有量が高いのでしょうか?
2~3倍の泡立ちでした。
触った感じは、どれも似ていましたが、
匂いをかいでみたら、
ムクロジは、ムクロジ特有の匂い、
サイカチは、液も茶色になりましたがヒジキのような匂い(もしかしたら、ビンの匂い?)
エゴノキは、特に異臭はなく、爽やかなイメージ。
ムクロジも サイカチも エゴノキも
日本の樹木で、
古くから石けんの木として親しまれてきました。
案内してくださる人がいたら、
斜面林や自然公園で見つけられる木です。
「植物の会」の散策で、
この木々に出会って、
「あー、これだね~、泡たてたよね~」って、
また皆さんと共有できたらいいな♡
川口市お近くの植物好きな方、、、
「植物の会」でご一緒できたらいいですねッ!
会員募集中だそうです^^
Ps,
この後、西川先生から、3つ子のムクロジの説明をしていただきました。
葉が変化して、 オシベ・メシベ・花柱・子房・心皮をつくっているお話しなど、
植物のなりたちのお話しもきけて、
大変勉強になりました。
長年、理解できなかった裸子植物と被子植物の違いが
ようやく「心皮」を入り口にして、見えてきました^^
う~ん、奥がふかくて、
日本のフオルケホイスコーレ(大人の学校)みたいだな♪
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