第12回 そつえんしき しゅうりょうしき
今日は、2014年度(H26)小さな畑のおうち園の
そつえんしき・しゅうりょうしきでした。
終わってしまうと、
すべてがセピア色に包まれます。
今年度の子供たちとの日々が、
夢のなかへとけてしまいそうです。
完全に溶けてしまう前に
最後の日を
とどめておきましょう^^。
畑ぼうずさんたちが、子供たちが来るのを待っています。
やっぱり最後は、
「おやまへ いきたーい」
ということになり、
お山へGO!
むちゃくちゃ良いお天気のアッタカイ日でした♪
お山の入り口までくると
「いちねんかん、おやまのかみさま、ありがとう」
と、お礼を言いました。
お山をテクテク歩くと、
子供たちは、
次から次に
「たからもの」を発見!
これは、「あおい宝石!」
これは、「ヒノキのサッカーボール!」
ここでは、どんぐりを拾っています^^
うわぉッ! 「たぬきのためふん」も発見ッ!
「なんでこんな(道の)まんなかでウンコするの?」
「見通しのよいところのほうが安全なんだって」
ところが・・・
傍の木に
『犬のフンは持ちかえりましょう!』の張り紙がしてありました。
平成タヌキ、がんばって生きぬいておくれッ!
こちらは「平成こどもっ」、はりきって竜骨のぼりッ!
タヌキにも子供たちにも
お山の緑を残していきたいですね(祈)
おおっ! こっちは「平成おおいぬのふぐりとテントウムシッ♪」
もう春ですね。
「わー、おはなぁ♡ てんとうむしもいるぅ♪」
と子供たちの大発見はつづきます^^
ややや、今日のスペシャル大発見!
「ひみつのみちだッ!」
「ねえ、あっちの お花のさいてるとこへ いきたい」
とせがまれて、
キョロキョロしていると、
子供がひみつの通路を発見しました^^
そうして、
『梅の花~満開花園』へ来てしまいました。
子供たち、大喜び^^
さらに、どんどん
さらに、どんどん進んでいくと、
おっ、なんか人の道にでた^^
「こっちをまがれ~」
と、細い通路をそろりそろりと歩いていくと、
「ん?
なんか、みたことあるね~、ここ」
といって、
いつもお弁当をたべているところに
飛び出た子供たちでした^^
そうして
またお山の道を駆けて帰っていたら、
こんどは、
なんと、
なんと、
なんと、
お山から里の池におりていく途中の
ヒキガエル母さんに会いましたッ!
「どうして、おかあさんって わかるの?」
「ほら、うでを見てごらん。すごく細いでしょ」
お父さんの腕は
お母さんをがっしりつかまえるために、
体は小さくても腕はたくましく太いのだと、
べーすけ父さんが教えてくれました。
そんな大冒険から帰ってきた子供たち、
さあ、おうち園にかえると
さいごの「そつえんしき・しゅうりょうしき」が
はじまります。
ながれを打ち合わせした子供たち、
お母さんをお部屋の席へ案内して、
お部屋のなかへ入場です!
「♪だいち~みず~くうき~ひかりのめぐみにかんしゃ~・・・・」
年長さんの男の子が先頭です。
「はちは お花のなかに おはなはお庭のなかに おにわは土塀のなかに・・・・
そうしてそうして神さまは ちいちゃなハチのなかに」」
ろうそくぽっ、ろうそくぽっ、これからはじまるおはなしかい
今日のお話し「夢の国でんしゃ」は、
「杉たろうの国」へ行きました。
今日のお山の大冒険をもとに、
即興でお話ししていきます。
お話しのあらすじは
ベースケくんの頭の中にありますが、
子供たちとの掛け合いのなかで
お話しは展開していくので、
「夢の国でんしゃ」のおはなしは、
1年間をかけてつくられてきた
子供たちとの合作です^^。
いろんな子供たちがいました^^
お話し大好きでゲラゲラ笑う子、
アイデア豊富で妙案を出す子、
声も出ないくらい夢中になって聞いている子、
おもしろくないと飽きてどっかへ行く子、
自分の話に夢中になって話しだす子、
そんな子供たちのおかげで
磨きがかけられていき、
この一年の最後の日の今日、
6人の子供たちとベースケくんは、
とうとう、
お話しのなかで一心同体となっていました(涙)。
<あらすじ>
杉をゆらしてスギ花粉をとばして
村人にクシャミをさせて困らせていた杉太郎は、
クシャミのナゾを解き明かそうとやってきた
6人の小人たちと勝負します。
さいしょは「ちえくらべ」
つぎは「ちからくらべ」
ちからくらべで
石に変身した小人たち。
ところが、
いちばん小さい石は投げ飛ばされてしまいそう!!!
いちばん小さい石を守るため
「どうすればいい?」
すると、子供たちから妙案が出ました^^
「そうだ、みんなかたまって大きな石になったらいいんじゃない?」
そこで大きな岩になっった小人たち。
杉太郎は、
大岩を持ち上げられず、
ちからくらべで負けました。
杉太郎と子供たちは、知恵くらべでも勝負しました。
「包丁のようで
包丁でなくて
包丁のように切れるのに、
刃がボロボロで、
ヤサイを切るんじゃなくて、
木や竹を切るもの、
なんだかわかるか?」
大変たいへんムヅカシイ初めての問題で、
これは永遠に答えられないぞと
心配しましたが、
「木や竹をきる」のところで、
口々に「ノコギリ~~~ッ」と
叫んだ子供たちでした^^(すごいな)
「こんどは、おまえたちが出してみろ」
と言われて
「はい」とそおっと手をあげた女の子が言いました。
「しろくて まるいもの なんだ?」
「ましゅまろか?」
「だいこん♡」
「うわ~~負けたぁ!」と杉太郎、知恵比べにもやぶれました^^。
ならば「今度は、すもう大会をしよう!」と、
みんなでシコを踏んでいたら、
とつぜん杉太郎は、「おおんおおん」と泣きだしました。
「どうしたの?」
「おれは、うれしいんだ。
ほんとは、みんなとあそびたかったんだ。
でも、みんがなお山にこなくなって、
さびしくなって、いたずらしていたんだっ」
また遊びに来てくれるか?
と聞かれて、
子供たちは
「うん」
とうなづいたのでした。
大きなふとんをバタンとしいて
ねむりま~す、
つぎは、おうちえん~おうちえん~
おりるひとは、おきてくださーいッ!
さぁ
次の夢のくに電車にのるのは
子供たち、
いったいいつでしょう。。。。。か^^
注釈・・・お山へ人が行かなくなって、山が荒れている。
その叫びが、杉太郎のとばす花粉です。
子供たちが お山へ遊びにいくのは、
自分たちが楽しいだけじゃなくて、
お山もよろこんでいる・・・・・。
そんなお話しでした^^。
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