ヒキガエルとフクロウの夜
3/18 PM7じ~10じ
安行のお山へヒキガエルを見にいきました。
10数年前は、
お山の裾野の湿地の水たまりで
何百匹もの蛙合戦を
まっぴるまから見られたものですが、
どんどん住宅開発がすすみ、
埋め立てられました。
昨今は、
数個の卵塊を
見届けるのみとなっていました。
ので、もうその数は、
数える程度だろうと思い込んでいたのですが、
ところが、
居ました、居ましたッ!
川口市が買い取った一区画のお山の斜面林に
命をつないでいたんですね!
100いや、200か300の
ヒキガエルのオスがいました。
鳴き声をききながら
暗闇のなかを
足音を忍ばせて
カエルを踏まないように
驚かさないように歩きます。
すると、
水路を 5m歩けば、10匹は居ましたね^^
しかし、この日の3日後には、
数匹くらいしか残っていませんでしたので、
この日は、貴重な一日となりました。
その時のようすを少しだけ・・・
山から降りてきているところ。
このオスは、きりりと10数メートル下の池を見ています^^
と思ったら、
通路を歩いていたイケメンガエル君にばったり!
驚かさないように、
そろそろと近づいてみたら、
ビミョーに、
かたむいていて、
かわいかった^^
姿勢をただしてくれました^^
おお~柔道の指南役のようなたたずまい(りっぱッ)
人間でも
こんなに存在感のある立ち方(座り方?)をできる人は、
そうは居ないはず、
なんて思っていると、
どうしても
後姿を撮りたくなってしまいました。
こんな感じ^^
こおんな感じ♡(ありがと~ありがと~)
すると、
「おーい」と
ベースケくんの呼ぶ声が・・・
行ってみると、
これぞ「蛙合戦」(かわずがっせん)
わらべ唄 「♪げろげろがっせん ごめんやす~」
の世界です^^。
しかし、今宵は、
・蛙合戦は、1組。
・ペアガエルは、5組だけでした。
3日後には、数匹のカエルしか残っていませんでした。
ヒキガエルの産卵期は、
数週間にわたり行われるのではなく、
全員で山からおりてきて、1週間ほどで終わりを告げます。
この日、産卵ピークは過ぎていたのかもしれません。
にしても、
オス100~200~300匹?に対して、
メス(体色と腕の太さでの 憶測ですが)は、
5匹程度。
20対1くらいなのでしょうか?
大変な高倍率でした。。。
おまけ
スポンジでオスを釣ろうとした図
そーっと垂らしましたが、
相手にされません^^
スポンジの緑色がダメだったと思い、
小枝に変更・・・
少し飛びつきましたが、
感触がよくなかったのか、
座りが悪かったのか、
ムリ^^
次回は、
「コンニャクでためそう!」
ということになりました^^
おまけ②
「四六のガマ」の口上を
御存じでしょうか?
わたしは、よく知らないのですが、
チェックしてみました。
前足の 手の甲がわです。
イボっぽい小さな突起はあるものの
たしかに四です。
後ろ足の 手の平がわです。
上から見れば五ですが、
下から見たら、
大きなイボ突起があって、
たしかに六。
四六(しろく)のガマでした^^
おまけ③
さらに、ここからがスゴイのですが、
「ごろすけ ほー ほ~~~」
と、フクロウの鳴き声が・・・
斜面林の山で 生息していたのですね。
べーすけ曰く
「前から、傍の神社で鳴き声がすると、
話には聞いていたけど、
実際に その鳴き声は、はじめて聞いたッ」
「ヒキガエルもしかりだけど、
フクロウには感動したッ!!!」
「このフクロウが居なくなったら、
ひとつ山が減ったこと。
あのフクロウを守っていきたい」
ということで、
この感動が、、、
後日の「安行小エコクラブの自然観察会」の子供たちへと、
メインテーマ~メインミッションへと
発展していくのでありました・・・・・・つづく
さらに おまけ④
とても元気のよさそうな雌なのに、
池におりていき
産卵する気配がまったくない、
と思ったら、
オスが包接するときに、
下草をはさんでしまったようで、
その場から動けなかったのでした(汗)
このペアは、
子供たちの観察会のときの主人公にと
わが家にしばし滞在。
無事、産卵してくれました^^
膨張する前ですが、
その長さ約8メートル。
その数 およそ3200個でした♪
この卵がまた、いろんな鳥や生き物のエサとなり、
生態系ピラミッドの頂点である
フクロウのいる森になっているんですね^^
すべての命が 森をささえています♡
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