『みんなが暮らす街で生き物を育てよう』
今日は安行小エコクラブの活動に参加しました。
学校に着くと、お彼岸の中日でなので、隣の密蔵院からお線香の香りがしてきました。
今日のテーマを伝えました。
みんなの生き物を飼う、はじまりはこの小さな虫かごから。
それを少しづつ大きくしていくと、自分の部屋になり、もっと大きくしていくと学校になり、
もっと大きくしていくと、自分の暮らす街の大きさになります。
虫かごのふたを開けて、みんなが暮らす街で生き物を育ててみましょう。
3日前に安行原自然公園の池で捕まえたヒキガエルのペアが卵を産みました。
1匹のメスが産んだ卵の長さを測ります。
長いひも状の卵塊を、50cmに折り返し、全体の長さを測ります。
7メートルの長さでした!
20㎝の長さの中の卵の数を数えます。
高学年の子が計算してくれました。その数、2800個でした!!
学校ビオトープに行きました。
手づくりの池には7個のアカガエルの卵がありました。
田んぼの中には、シオカラトンボのヤゴがいました。
西川先生の植物のお話し。
子どもが、キヅタの実を使った、遊びを見せてくれました。
ジュニア自然観察員さんが、アカガルの育て方を説明してくれました。
次にプールに行きました。
先生からプールでの取り組みを聞きました。
プールの真ん中にはカヤが張ってあり、周りに魚を放しても、真ん中のヤゴは助かるようにしてあります。
網を入れて生き物を調べてみると、
シオカラトンボのヤゴ、イトトンボのヤゴ、ユスリカ、イトミミズ、カゲロウの幼虫などたくさんの生き物がいました。
小さな生きものが、大きな生き物の命を支えます。
次に、カブトムシの幼虫小屋を見ました。
小屋の上にはふたが掛けられていましたが、
いつかこの蓋が開けられて、町の中で育てられるといいなあと思います。
安行原自然公園に来ました。
池にはたくさんのヒキガエルの卵がありました。
最後に振り返りとまとめ
今日のテーマは「みんなが暮らす街で生き物を育てる」
エコクラブの生き物の取り組みと、今日見てきた事例を振り返りました。
生態系ピラミッドを使って生き物のつながりを説明しました。
その頂点に立つ生き物のフクロウが、実はこの森にいました。
神山先生にボルネオのオランウータンのお話しをしていただきました。
オランウータンを心の中で、フクロウに置き換えて聞いてもらいました。
3日前の下見の夜、フクロウが九重神社に飛んで行ったお話しをしました。
みなさんが住む町ではこのフクロウが自然の象徴。
このフクロウが居なくなればどこかで自然が失われたことになります。
それを支えるのが、小さな生きもの命です。
これからもコツコツと「みんなが暮らす街で生き物を育てる」活動を続けましょう!
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番外編「夜の観察会」も行いました。
夜7時に集合、森の池にヒキガエルの産卵を見に行きました。
「みんなは、いきものを見つけるとき、石をひっくり返したりして探すよね、
きょうは、じかんを ひっくり返して、夜のいきものを見てみましょうッ!」
カエル釣り
すでに産卵のピークは過ぎていましたが、森に帰るヒキガエルを見ることが出来ました。
<ベー子追記>
この日のテーマ、
「みんなが暮らす街で生き物を育てよう」は、
下見に行ったときに、
たまたま聞いたフクロウの鳴き声に感動したベースケが、
とつぜん閃き思いついたテーマでした。
フクロウの鳴き声が、
ベースケの心を空へと飛ばしたんですね。
みんなが暮らす街を
フクロウの目になって見たとき、
フクロウの暮らす「やま」が、
ひとつ、ふたつ、と見えてきました。
ふと、
わたしたちの贅沢をうるおすために
日本企業によって、
熱帯雨林の森を伐られ、
絶滅の危機にひんする
オランウータンが、
この町のフクロウと重なって見えてきました。
自分たちの住む町で
生態系の頂点にたつ生き物を育てられるようになったとき、
きっと、
世界中の森や動物を守れるようになりますね^^
そうなったら、
『みんなが暮らす地球で生き物を育てよう』
に なったりして!!!!!
私たちの目が、
いつしか地球を空から見通せるようになりますように。。。
さらに、
さらに感動したのは、
この会を企画した安行小の先生が、
もう翌日には小冊子、
「みんながすむ街で生き物を育てよう」をつくって、
小学校の全先生に配布してくださったこと。
思いはあっても、
なかなか伝えられないことを
たった一日で、
たくさんの子供たち、親御さん、先生に伝えてくださったのです。
ここ数日、感動と驚きをまきおこしてくれた
「ヒキガエルとフクロウの夜」でした・・・・
(写真は、安行フクロウの幼鳥・・・この会に参加した子供が、
3年前、たまたま拾って保護した時のことを話してくれ、
写真まで見せてくれました。スゴイですね~~~、
子供たちの目は、町のなかの さまざまな生き物を見つけだすんですね.
この日の夜、鳴いたフクロウは、
そのときのフクロウだったのかもしれません♪)
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