12/15高遠菜穂子さん(イラク支援ボランティア)のお話しを聞きました。
現在、もっとも戦禍の激しい地域である中東イラクの「今」です。
海外のはなしは、そこで長く活動されている方に 生の肉声で聞くのが一番です。
本や映像とは まったく違う回路でドンッという感じで入ってきます。
というのは自分が何も知らないからですね^^、
中東がどこかもわからず、
中東とひとくくりにされても
範囲も 民族も 言語も 国のなりたちも違うというおですから、
中東地域の「テロの脅威」といっても、
小さい頃きいた昔話アラビアンナイト(アリババとか シンドバッドとかの お話し集)と同じくらい
異国のオリエンタルな響きがあり、
学生のころも
中東発祥の複雑な「宗教戦争」は終わりようがない、
「複雑すぎて長すぎて永遠に終わらない」
という印象でした。
しかし
単刀直入、結論からいえば、
講演からも下記本などを読んでも
「戦争は、おわる」
すくなくとも「へらせる」
と思いました。
私たちの税金など「お金の使い方」次第で・・・
中東の戦争も 世界のどこで起こる戦争も
アメリカが関わるものであるならば特に、、
「戦争はおわる」
私たち日本人のお金の使い方次第で・・・。
それから
「本当の戦争の話をしよう」著/[「母の友2015.12月号」の
紛争解除人~伊勢崎賢治さんに行ってもらいます♪
そうすれば3千年だろうが5千年だろうが、
必ずや紛争は終わるでしょうッ!
以下は、要約したものや 引用。
●【世界では「第3次世界大戦の状況にある」と言われているが
その危機感はこの島国には届いていなかった。
情報鎖国というしかない。】
●【日本全体が情報鎖国です。】
●そもそもイスラム国(スンニ派過激組織)の拡大の原因は、
イラク政府の(拷問のうえに殺害する)スンニ派狩りにある(2005~現在まで)。
(女性は投獄されて強姦、 電気ドリルで穴をあけ硫酸を流し込む云々、内臓を取り出して縫合云々)
〇するとイラク政府自体がテロ組織かと絶句なのですが、
さらに驚くのは、元々このイラク政府をつくったのは、
●アメリカが、イラク選挙前から行った空爆と完全封鎖の大虐殺、が原因。
そのあとアメリカがイランより呼び入れた過激なシーア派が
イラク政府をつくった、と。
●この過激派シーア派のイラク政府が、
(それまでは異宗派も結婚する穏健な世俗国家だった)
2005年「反テロ法」をつくり、その名のもとに一般のスンニ派市民を
冒頭のような 拷問のすえに虐殺をつづけている。
●この「反テロ法」撤廃をもとめて、
毎週金曜日、丸腰で1年以上デモを続けていたスンニ派市民キャンプを
シーア派イラク政府は「テロの拠点」と2013末に攻撃。
それ以後、最悪の事態がつづく。
その「スンニ派市民」と「イラク政府軍」が県境でたたかっているすきに
「イスラム国(スンニ派過激組織)」が町を占拠。
主な3つのグループが存在するのですが、
●しかし海外メデイアは「イスラム国がフアルージャを占拠した」
としか報じなかった。
イラク政府の暴走や市民デモ隊やデモの要求を全く伝えなかった。
●スンニ派市民は、同じスンニ派のイスラム国からも
シーア派イラク政府からも殺される。
●そこでイラク人は
「国際社会は、イラク政府が空爆で市民を殺しても何も言わない」と嘆くそうです。
●では、私たち日本人は何をしていたか?
そのイラク政府へ「警察車両」「防弾車両」を提供していたと。
ODA(政府開発援助)国民の税金をかけて・・・
〇お金の動きをみると戦争の全体像が見えてきますが
「お金の使い方次第で、戦争はなくなる、へる」
とあらためて思いました。
・国レベル
・自治体レベル
・個人レベルにおいて、
☆「お金の使い方」を みんなで一緒に考えて実行していきたいなあと
そうなったら夢のようだな~思いました。
☆リデモスhttp://redemos.com/は、
大企業のシンクタンクではなく、
市民による市民のためのシンクタンクなんですね、、
とてもうれしいです。
○中東は、大体は東はインドとの際から 西はエジプトあたりまでの一帯で、
アラビア文字が使われる地域だが、
イランから東のアフガニスタン、タジギスタンはペルシャ語圏で
イラクから西のシリアなどは、アラビア語圏とありました。
「ン」を境にして大別できるのかなあ。
現在は、言語も混じり合っているそうです。
●高遠さんは、こんな人です。
①映画「ファルージャ」上映と高遠菜穂子さん講演会レポート
http://ideanews.jp/archives/3440
②YouTube「ラジオフォーラム#140」
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