ビワの国
今日の小人さんたちは、
ビワの葉で草木染めをしています。
ならば、朝の会でも
(きょうは珍しく家の中でやってます)
草木染めのお話しです。
白いお人形が
「わたし、なないろになりたいの」
と言っています。
いきなり白い布をくるくる丸め始めたと思ったら、
ベー助の手のなかで
白いお人形さんになりました。
いったい いつおぼえたんだか
わたしでも作れません^^、
そこで、
①ビワの葉とりをしまして、
②ビワの葉をあらって、
③ビワの葉を切って、
大きなお鍋に水をいれて
ぐつぐつ煮出すあいだに、
④もようづくり
ワゴムをつかって、輪ゴムしばりの 絞り染め。
こんなお姫さまになるのをイメージしてるのかな^^?
とおもえば染める前から、
スカーフにしたり、スカートにしたり、バックにしたり、
果てしなく遊んでいる人もいます^^
マリアさまかな?
ビワの染液ができるまでに、
そうだ、
キュウリや おやつも採りにいこうか!
「とげとげ、いたいね」
こんなに めっけ!
「あしに なにか ついてる~」
「なになに?」
「わ、あかちゃんかたつむりだッ!」
わ、こっちには、チビガエル発見!
今年5月、オタマジャクシからカエルになったばかりの
ニホンアカガエルですね。
道のぬかるみに ぴょんぴょんいました。
うれしいですね~ばったり会えましたッ♪
おッ、ここでは お蚕さんが、繭から出てガになりました。
おしっこをしています^^。
わ~~~、
こっちでは、チャボのチャチャをつかまえていました^^
さあ、ビワの染液も出来ました。
みんなで、染める布や袋やシャツをいれましたよ。
ぐるぐるぐるぐる・・・・
今回、子供たちと初挑戦のビワ染めは、
呉汁染めも媒染剤も不使用です。
いったい、どのくらい、どんな色合いに染まってくれるか、
ドキドキです。
<おまけ>
帰りのお話し会の前に
遊び布を片づけます。
♪ゆすらんかすらん」
♪たーかいやまこえて・・・・・
<おまけ>
~ビワの国のおはなし~
むかしむかしあるところに小さな畑があって
小さな畑には小さなおうちがあって
今日は何人の小人さんがあそんでいるかな、
1,2,3,4,5,6、 6人の小人さんが遊んでいました。
すると、
しくしくしくしく・・・だれかが外で泣いています。
そこで、ドアをギーーーっとあけると、
白いお姫さまが泣いていました。
「わたし、七色になりたいの」
「だいじょうぶ、ふくろうはかせに聞きに行こう」
と、小人たちは言いました。
ふくろうはかせに聞くと、
「びわ山の ビワの葉で染めれば いいんじゃよ」
と教えてくれました。
それを聞いた小人たちは、
大きなふとんをバタンとしくと、
夢の国でんしゃにのってしゅっぱつでーす。
ガタコンガタコンガタコンガタコン・・・
つぎは、びわのくに~びわのくに~
おりる人は、おきてくださ~い。
(と、いつものように、夢の国でんしゃに乗って到着しました)
えっちらほっちらえっちらほっちら、
おやまをのぼっていくと、ビワの木がありました。
ところが、そこには こわいこわい鬼婆が住んでいて
「あいつらを ケンカさせてやろう うっしっし」
と言いました。
鬼婆は小人たちの前に
いっこのおにぎりをおきました。
お腹がすいているはずだから、
きっと取り合いになってケンカをするにちがいない、うっしっし、さあどうする?
(と同時に、子供たちが叫びます)
「わけるもんね~」
「うん、ちぎってわけるもんね~」
「はい、どうぞ」
「ありがとう」
「はい、どうぞ」
「もぐもぐもぐ」
(まるで台本があるかのようです^^)
「くそー」と鬼婆はおこりました。
「よし、こんどは、いっぱいの水をおいておこう。
のどが渇いているはずだから、
きっと とりあいになるはずだ」
(と、同時に子供たちが)
「かわりばんこに のもう」「はい、どうぞ」「はい」「はい」
(とコップを飲むしぐさをしながら、次々に水を回す子供たちです^^)
「くそーーー」鬼婆はまた怒りました。
小人たちはビワの葉をつみはじめあした。
いちまーい、にまーい、さんまーい、
ところが最後は、たった一枚しかありません。
「どうだ、いちまいしかないぞ、うっしっし」
「だいじょうぶだよねー、ちぎってわけるもんね」
「はい、どうぞ」「はい、どうぞ」
それを見た鬼婆は
「くやしい~くやしい~」といって、
とうとうとけてしまいました。
それからビワの葉っぱで、白いおひめさまを七色にしてあげた小人たちは、
小さなおうちへ帰ります。
大きなふとんをバタンとしいて
夢の国でんしゃにのってかえりまーす。
ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン・・・・
つぎはーおうちえん~おうちえん~
おりるひとは おきてくださーい。
おしーまいまいまいまいまい・・・
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