申年の梅
畑に自生している赤ジソが大きくなりました。
おうち園で漬けた梅干しに入れようと、
たくさん採ったら
ハッカハムシが居ました。
光沢のある背中に黒い点々が、
ちょっとトボケタかんじで 愛らしいハムシです。
シソ科について、
葉を食べます。
ちっちゃいカタツムリも。
このちっちゃいカタツムリも
この梅雨の葉うらに、よく見かけます。
「あーことしも いるいる」と
うれしくなります。
ミツバチやアシナガバチが
めっきり畑から姿を消してから、
こうした小さな生き物との
毎年の変わらぬ再会にほっとします。
自然界の小さな異変は、こうした日々の生活のなかで
気づかされるものなんでしょうね。
今、お友達にすすめられて
熊本県水俣病「苦界浄土」を読んでいるのでなおさら、、、
石牟礼道子さんの淡々とした緻密な描写が、
かえって日々の生活の淡々とした日常のなかでの異変であったことを
きわだたせて、
葉裏の小さな生き物の息づかいは
そこで暮らす土地の人間のいのちと
一直線につながっているんだと
いっそう思えてきます。
赤ジソの6パーセントのお塩で
2回に分けてもんで、
赤い灰汁を出して、
それを先に漬けた梅干しに入れます。
「申年の梅」です。
申梅は、縁起もよく効能もありと言われているそうですね。
申年に流行った疫病を 梅干しで治したとの言い伝えがあるようですが、
「わるいものが去る年」で語呂もいい^^。
そうして、申年には梅が不作になりやすいとも。
確かに^^、2016年今年、不作でした。
しかし前回2004年の申年の記録は、
ザンネンなことに ありませんでした。
2007年より、梅干しの記録がはじまっていました。
今年で梅干しづくり10回目なのかな。
これから2週間たった、
7月20日の梅雨明けころ、
夏の土用の「梅干し」が始まります。
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