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2016年8月12日 (金)

草花あそび~差異こそ美学の笹舟編

隈笹です。
斜面林の山影に生えています。

フチの白い葉は、冬越しの寒さにあたって白く隈どられたものです。
熊が冬眠前や冬眠後に食べて、
胃腸を整えると言われています。


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ところで、
このクマザサで笹舟をつくると作りやすい!
葉の繊維が丈夫で破れづらく、
厚みもあり
しっとり吸い付くような水分と
無毛のため光沢もあり、
狭長楕円形で基部が円形の葉は、
安定感のある丸みを帯びた船となります。

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幼児から小学4年生までの8名ほどのお友達といっしょに
まずはクマザザの舟をつくりました。

タグボートのような力強い安定感です^^
あるいは昔なつかしいポンポン船にも見えます。

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これは、
ヨシ(アシ)で作った三層舟。

なんとなくどっかの海賊船のようです♪

小4の女の子は、
初めてですぐ三層舟をつくり、
豪華客船クルーズか
はたまた日本旅行でフエリーか、
とにかく長旅に出たくなるような舟を作ってくれました^^


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三層にせず、
長い葉を生かして そのまま舟にすると、
糸満ハーリーか、
あるいは木材を運びたくなるような貨物船ができたりしていて、、、

帆かけ舟や イカ釣り漁船風のもあったりして・・・

これもみんな
子供たちのアイデアでその場で次々に生まれてきた舟です。
写真がないのがザンネンです。
上写真は、後日ひとりで再現しました。

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これがヨシの葉です。

湿地が好きです。
河原にはもちろん、
または住宅地に取り残された湿地ぎみの所にも生えています。

葦原は日本の原風景でしょうか、
群生している場所に足を踏み入れると、

【自分が人間なのか葦なのか わからなくなる】
            (見えるのは空ばかり)

【人間は考える葦である】
      (パスカルも言ったよね)

パスカルは考えるという所に力点おいてるけど、
私のは わからなくなる~あんまり違わない所が力点の微妙な差です。
同じことを見ても感じることは千差万別、
この差異こそが美学なのかしら。

美学も衝突すると闘いだけど、
調和すると仕合せや平和を感じるのかな?
 

<おまけ>
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遊んで余ったクマザザはビワの葉とともに
乾燥させてお茶にしました。

美味しいです。

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