ヤワラピチ族カムカイカ
リオデジャネイロオリンピック聖火台に火がともりました。
今年5/3, スイスからブラジリアに到着した聖火は、
ブラジル国内 約20000キロを 約12000人の手へ渡ったそうですから、
3ヶ月で駆け巡ったことになります。
その中のひとりに、
ヤワラピチ族のウカウカ闘志カムカイカが居ました。
先住民族記念館の中庭で
彼らの唄と踊りによる式典もありました。
カムカイカの言葉です。
【聖火リレーへの私たちの参加は、
自然と多様性への敬意を人々の間に
呼び起こすために重要です。
自然と多様性、それは私たち先住民の世界に必要なものです。
私がこの火を手渡す先にいるすべての人々が、
私たちの言葉を受け止めてくれることを望みます】
<余談>
ブラジルの政治はひどく混迷しているそうです。
元ルセフ大統領は、日本でも
「腐敗した現政権に批判が高まり・・・」と報道されていたようですが、
しかし、
ルセフ大統領を弾劾した国会議員は、
ほとんどが大企業、大地主の富豪議員。
じっさいは、弾劾したほうが腐敗している実態。
ブラジル国会議員の多くは富豪議員なのだそうです。
つまり自民党都議連の内田氏に あらがえば弾劾され消されていくという
東京都知事みたいなものでしょうか。
またブラジルの富豪政権が憲法改定をして奪おうとしているブラジル先住民居住区は、
今、危機にさらされています。
沖縄の反対を押し切ってムリヤリすすめていく米軍基地建設と重なります。
ブラジル大手マスコミもまた そのオーナーが大富豪揃いなので
いくら国民の直接選挙で選ばれた労働者党であっても
弾劾の流れは止められないのだと。
(参考 熱帯雨林保護団体)
聖火ランナーが ズボンをおろして パンツに政権批判をかいて拘束。
というニュースが流れましたが、
のワケは、こうした流れのなかの
活火山の一火花なのですね。
<自然と多様性への敬意を人々に呼び起こすために・・・>
素朴で力強いカムカイカの言葉が残ります。
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