葉っぱカルタ大会~子ども環境ホーラム~
本日は子ども環境ホーラムが川口市の上青木小学校で開催されました。
午前中は子供たちによる環境活動の発表があり、午後はワークショップ。
私が担当した自然体験ワークショップでは、
校庭の葉っぱを使ったカルタづくりとカルタ大会を行いました。
いろいろな学校から集まった2年生の子供たち4人とお母さん2人が参加してくれました。
参加者は少なかったものの充実した会となり
終わったときには不思議な一体感に包まれていました。
はじめに、学校に古くから住むフクロウが葉っぱに乗り移り、
この町の歴史をお話ししてくれました。
たくさんの畑や小さな森があり生き物がたくさん暮らしていた。
満月の夜、生き物たちは広場に集まり歌い踊った。
そこに人間の子供たちが迷い込み、一緒に歌い踊ったのじゃ。
それ以降、生き物と人間が仲良く暮らす時代が始まった・・・
われわれ生き物も人間の子供たちから、人間の言葉を教わった。
それから時代が進み、畑や森は無くなり、生き物もいなくなってしまった。
しかし生き物がいなくなれば、人間も長くは生きていけぬ。
ここに集う子供たちよ、森を創り、生き物と人間が再び仲良く暮らす世の中を創るのじゃ・・・
今日の活動は、葉っぱのカルタを作ります。
葉っぱは自然を表し、読み札は言葉=人間を表わします。
その二つが交わるとき、楽しくなる、それを体験します。
まずは、葉っぱのカルタ作りです。
「いくぞー、オッツ!」
校庭の木の葉っぱを採りました。
写真はモモ。
木の特徴を聞いて、子供が考えた読み札は、
「どんぶらこ ながれてくるよ モモ」・・・桃太郎のお話しからですね!
カードを作ります。
これはツバキですね、「ぴかぴかはっぱ・・・」良く特徴をとらえていますね。
たくさん出来てきました。
板目用紙に幅広テープで葉っぱを貼り付けます。
44組のカルタが出来ました!
いよいよ、葉っぱカルタ大会です。
校庭の真ん中にシートを広げて開催です。
自分で作った葉っぱカルタを並べています。
お母さんも参加。大人に負けるな~
自分で作った札は良く取ります。
がんばれ~
熱戦です!
カルタ大会が終わって、終わりの会。
また、学校のフクロウがやって来て、お話ししてくれました。
葉っぱの自然と、読み札の言葉=人間が交わり、楽しい遊びとなった。
これからも、自然と人間が仲良く暮らせる世の中を創るのじゃぞ・・・
最後に、校庭の木々にお礼を言いました。
「ありがとうございました!」
-------------------------------------
はじまりのお話では、なかなかじっくり聞くことが出来なかった、
元気な子も、
活動を通して変わってきます。
はじめは、多くは出来ないだろうな・・・と思っていましたが、
1枚作っては次の1枚をさがしにと、
校庭の端から端まで猛ダッシュで子供たちが走り回るので、
とうとう全ての木のカルタを作りました。
驚異の44枚。
自分で作ったカルタは家へ持って帰れます。
「もっと、作りたいッ」
そして、終わりのフクロウさんのお話し、
良く聞いてくれました。
「うちでもカルタ大会やるよ」
この小さな子供たちが作る未来は、
きっと、自然と人が仲良く暮らす、
笑顔のたくさんある世の中になっていることでしょう・・・
「おれ、フジのたね、まこう!」
最初ちゃかしていた男の子が
カルタに貼られたフジの種をみて
つぶやきながら帰っていきました。
コメント