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2017年3月30日 (木)

<カラスノエンドウのおひたし>

このところ、
一日一食、野草を食することを
心がけています。

そう心がけると、
かろうじて二日に1回ほどは
野の草摘みをして青菜を接種できます^^

で、今日の献立は、
<カラスノエンドウのおひたし>
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カラスノエンドウは、
フキノトウやセリなど
春のはしりを堪能したあと、

野原や庭に繁茂する野草で、
いくら食べてもクセのない
マメ科の野草です。

これから気温の上昇にともない、
アブラムシも一緒に新芽に繁茂し、
また筋もかたく育っていきますので、
食べるなら
やわらかく虫もいない「今」ですね。

<一日一食やそう食>
        (からすのえんどう)

芽先20cmをつみとり、
熱湯で30秒ほどゆがき、
さっと水に通し、
かつぶし、すりごま、白だしを
かけて食すのが今春スタイルになっています。


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2017年3月27日 (月)

「シュロの葉のアオムシ」のつくりかた

畑の池の掃除を丁寧にしたのち、
ムクドリが30羽ほど集団で水浴びに来ていました。
そのせいでしょうか、
今年、我が家の池では、
アカガエルが卵を産みに来てくれませんでした。
トホホ・・・
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これは、そういうこともあろうかと
同じ水系に放流し保護してきた場所でうまれたアカガエルのおたまじゃくしです。
今年も無事に産んでくれました、
よかったよかった。

今、横倒しになっているオタマは、
やがて赤ん坊が、
首がすわり腰がすわり体を起こすことが出来るように、
じきに体を縦に起こして泳ぐようになります。


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お、シュロガエルも見にきました!

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こっちには3匹も居ます^^

こうして水に浸けておくと、
1週間たっても ひからびずに元気です。

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シュロは、
こんな葉です。

ヤシ科シュロ属で、
線形の掌状に開いた葉が南国らしく
なんとも陽気でめでたい木です。
なのに関東の山際の陰にもひっそり強く、
細く幅のある独特な存在感をたたえています。
 
<シュロアオムシのつくりかた>
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①深裂した裂片をさくと、
一枚一枚の小葉に分かれます。

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②それを裏返すと
中央に葉の軸が通っています。

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③軸を外側に山折りして、
親指と人差し指で
軸のみををはさみ、
反対の親指と人差し指で葉身をはさみ、
裂きます。

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④こんな感じに小さな子供でもカンタンにできます。

普段は、ハサミを使って端から切っていましたが、
子供たちと「草花あそび」をする折に 
よりカンタンに野原で道具がなくてもできるようにと思っていたら、
指で裂く方法をぐうぜん発見。

数をこなすなら、
押しピンで ぴーっと裂く熟練者もいらっしゃいます。
時と場合に応じて使い分けられますね。

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⑤軸と 2枚の葉身に分かれました。

魚の三枚おろしのようです。

この葉身は、薄くて丈夫な平行脈が走っており、
最近人気の紙テープ(だっけ)の元祖です。

<シュロの葉のヒモづくり>と称して、
子供たちにはこれだけでも
手先を動かす楽しい遊びになります♪

しかし、ヒモを作ったら、
何か一品、作って完成させたいのが
ヒトごころモノごころ
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⑥それならば葉軸で、
<まる>
<にじゅうまる>
<かたつむり>
<めがね>
など思いのままに。

っというのは、
子供たちにとって、
(バッテン つくって くぐって ひっぱる)
は、チョウチョ結びの基礎で、

チョウチョ結びは、
幼児からお兄さんお姉さんへと成長していくときの
大きくて小さな通行手形のひとつですから、

たかか○、されど○なのですね^^


しかし葉身では何を作るのがよいでしょうか?
<カエル>
<縁結びヘビ>
<はえたたき>
<△おたまじゃくし>
<五画形おたまじゃくし>
う~ん、時間があんまりないし、
いきなりムヅカシすぎてもなんだから、
今回は、初考案<びよんびよんヘビ>にしよう!

と思って、子供たちと作りました。
しかし完成したのち、
「なにが できた?」
と子供たちに聞きましたら、
『あおむし」
とのこと。

そこで、<びよんびよんヘビ>ならぬ
<シュロの葉のアオムシ>の誕生となりましたッ

確かに青いですからね^^

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⑦葉身を上のように置き、

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⑧片側を半分のあたりで直角に折る。

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⑨こんどは反対側を180度に折り、
中央が四角になるように折り重ねていく。

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⑩また反対側を同じように、180度向かい側へ折る。
好みの長さまで交互に折っていきます。

まだまだ

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⑪もうそろそろ


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⑫どうかな、しっぽを適当にむすんで

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⑬できあがり、

アオムシに見えるかな?


おまけ
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<△おたまじゃくし>と<五画形おたまじゃくし>
これも今回初考案。

カエルやヘビは、
「作ろう草玩具」(築地書館)に載っていますよ。


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2017年3月26日 (日)

ヒキガエルの産卵、夜の観察会

昨夜は、安行原自然の森で、ヒキガエルの産卵を見る夜の観察会。

安行小エコクラブの親子30名が集まりました。

今年は産卵が、例年に比べ5~6日遅れです。

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池や水路にはたくさんのカエルが集まっていました。

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交尾


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夜の野草つみ~カラスノエンドウにツクシ。夕飯に食べるのかなあ~

自然の営みが、毎年繰り返される、安定した自然を残したいです。


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2017年3月25日 (土)

アカガエルを守る看板づくり

子どもたちが決めた水路のアカガエルを守る活動の第2弾、看板づくりです!

あすぱるに集合。

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それぞれ紙に絵やコメントを書き、パウチしました。


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8枚のポスターが完成。


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水路の脇に取り付けました。

みんなの行動力は、すばらしいです!

水路をのぞくと、卵がオタマジャクシになっていました。
これからも、成長を見守っていきましょう!

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2017年3月23日 (木)

対岸のエノキが切られました!

綾瀬の森から望む、川を挟んで対岸の株立ちの大エノキがありました。

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昨年12月撮影の切られる前のエノキ

対岸にあり、近くに行ったことはなかったのですが、
綾瀬の森にある1本立ちの大エノキとは川を挟んで対になっていて、
まるで天の川の織姫と彦星のように思っていました。

対岸の株立ちのエノキの姿は本当にきれいで、いつも活動を遠くから見守ってくれる織姫のような存在に思っていました。

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それが、突然、根元から切られてしまったのです。

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切られてしまったエノキの株

突然のことで本当に驚いたのですが、
本日、伐採工事をした埼玉県の担当課に説明を聞きに行きました。

担当者の説明では、
「カラスの巣がつくられ危険なので切って欲しい」と言う市民からの苦情が来たとのことで切った説明でした。
苦情は1件だけだったようです。

この木は、綾瀬川の改修工事の際、木を残すために土盛りの高さを低くした、
配慮した気だったことを説明しました。

話し合いに参加した皆さんからは、木を守るために行ってきた努力と、
自然の大切さが語られました。

県の担当者も反省していただけました。

話し合いの結果、

・この木は、ひこばえを育て復活させる。
・木を切るときは河川団体に相談する。

ことが確認されました。

また、綾瀬川の遊歩道設置の件も議題にあげてもらい、
話し合いの場がもたれた時は、子供たちも参加さてもらえるように担当部署に連絡を取ってくれることになりました。
子ども未来会議、実現しそうですね。

川は水源の森の栄養で育ち、また、川が海を育てます。
森と海は恋人というたとえがありますが、それを繋ぐのが川なのですね。

しかし綾瀬川は水源に山や森を抱えていません。
河川敷にある1本1本の木が、大切な森の役割をしています。
土手の1本1本の木や草が川や海の生き物を育ていると思います。

綾瀬の森の活動は、大きな命のつながりの懐に抱かれていることになります。
お母さんの、おなかの中かなあ・・傷つけないように優しく暮らしていきたいです。


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2017年3月17日 (金)

「アカガエルの卵をまもろう!」学校放送

3/4自然観察会、斜面林での「アカガエルの産卵しらべ」の終わりの会で、

「斜面林の自然を守るために、みんなで出来ること」を話し合い、新年度の目標を決めました。

4年生の女の子からは、「学校放送でアカガエルの卵を守ることを呼びかける」との意見が出ました。

意見を出した女の子3人は、早速、その日の午後にあすぱるに集まり、作戦会議。

放送原稿を書きあげ、主任の先生にその原稿を持って行き、
学校放送をやらせてもらえるようにお願いする!ことになりました。

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しばらく、日にちが経って、どうなったかなあ、と思っていましたが、
今日、小学校での放送が実現したとのことです!

お母さんから、お知らせがありました。

子供たちの、行動力は本当にすごいですね!

お母さんからのメールの一部を紹介させていただきます。

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原稿は先生がコンパクトにまとめてくれ、
短い放送となりましたが、言いたいことは伝えられたようです。
先生やクラスの皆から拍手をもらったり、
クラスメイトからアカガエルについての話しをされたりと、反応も感じられたようで、
春休み前に放送できて良かった、
春休み中に荒らす人がいなくなるといいなと達成感を味わっています。

小さな一歩ですが、知識を得るだけでなく、
実際に自然を守る活動のひとつができたというのは貴重な体験だったと思います。
受身でいるだけでなく、自分が動くことで何かが変わるかも、
何かを守れるかもということを学べた機会でもあったのでは…

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私自身も、子供たちから勇気をもらいました!

これからも、みんなで自然と仲良く暮らす街を作って行きましょう・・・


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2017年3月11日 (土)

今年度最後の見沼の観察会

見沼田んぼで開催している、
川口市主催の「親と子の自然環境調査」も、本年度最後になりました。

今回はコースを変えて、見沼自然公園を目指しました。

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ここの池ではアズマヒキガエルが産卵します。

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オオイヌノフグリも陽だまりでは満開です。

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芝川遊水池は、枯草の草原となっています。

池には、まだ白鳥が残っていました。

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なんの卵かな?テントウムシ?

今日は、3.11、東北大震災から6年です。

自然は時に猛威を振るいますが、

私たちは自然とのつながり無くして生きることは出来ません。

自分の暮らすまちの自然をこれからも見つめていきたいです。


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2017年3月 9日 (木)

「自然木のつみ木」の唄

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自然木の積み木をつくりました。

月桂樹も入っています。
このゲッケイジュは、
道路から突っ込んできた車から
おじいちゃんちを守ってくれた月桂樹の枝です。
移植できずに切ってしまうことになりましたが、
こうして積み木になって生まれ変わりました。

ありがとうございます。

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袋もつくりました。

ビワ染めです。

植木屋のつくった積み木なので
ヒモはやっぱり麻紐・くるみ付きです♪

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底は丸底、コブナグサ染め。
内側の底は、サクラ染め。

縫い方は丁寧なのにとってもヘタです。
ごめんなさい。
もれなく世界にひとつです。


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かんせい~

ただ「木」と一口にいっても
人間にも白人・黒人さまざまあり、
そのなかでも国や民族、さらに地域性、そうして遺伝子の差異があるように、
木も
こうして並べてみると
ひとつひとつがまったく違います。

色、手ざわり、匂い、味、音、
形も質感も
それら全体が醸し出す印象すべてが違います。

そうしてみると、
虫や動物たちが
言葉や文字をつかい知識として教わらずとも
食草や薬草を見わけることが出来るのは
そう不思議なことではないのかもしれません。

全身でそれを感じるなら・・・

(わたしは、なにに似ているかしら)

【くるみを みてると ゆかいになるし
さくらを みると きゅんとなる
きりは かろくてほんとにりっぱ
ゆうかりは あかくてつよいあぼりじに
きんもくせいは きまじめで
しらかばは やわらかい
むくろじは おおらかで
べにかなめは きめこまやかで
ひめしゃらは おしゃまでしょ、、
はなみずきは すんでいて
くぬぎは たいへんたのもしい
えのきは ぞうさん
ほおのきは おばあさん
げっけいじゅは まもりがみ
なつつばきは かがみのようで
なつみかんは いつもだれかをまっている
いちょうは ほおずりしたくなり
だいすきでたまらない
でも、わたしは すだじいに にている】
           (うろの ふくろう)

近所の神社の大木すだじいの
木のうろには
ふくろうが棲みます。
さあ子育ての季節になります。
   

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2017年3月 4日 (土)

アカガエルの産卵しらべ2017

本日は、戸塚下台公園の斜面林水路に自生したアカガエルの産卵調べです。

コロボックルくらぶや戸塚南小エコクラブの、子供たちと保護者の皆さん、60名が参加しました。

もともと、ここの水路にはアカガエルは住んでいませんでした。
今から7年前に、安行に細々と生息していた地域種のニホンアカガエルの卵を育てた「アカガルプロジェクト」が
活動の始まりです。

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数字を見ながら、活動を振り返りました。毎年、同じ時期に調査を続けています。

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メンバーが、捨て犬を保護した話をしてくれました。
生き物を放すことも自然破壊につながります。命を大切に!
放流して自生したアカガエルも責任を持って育てていきましょう。

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次に、テントウムシの発表。生き物つながりが、自然の豊かさになることが分かりました。

さあ、斜面林に向かい出発です。

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安行桜が咲いていました。

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桜の蜜は、あまい~

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昨日は3月3日ひな祭り。アオキの葉っぱでお雛さまを作りました。

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水路に着きました。ていねいに卵塊の数を数えます。

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今年は雨が少なく、産卵が送れましたが、このところ雨が降り出し、産卵も進んだようです。

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水路をさかのぼって、数をかぞえます。

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記録係の子が、記載中。

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次に、1卵塊の卵の数をかぞえます。

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小分けにした粒をかぞえています。

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何度も繰り返し数えてくれています。

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集計中。

結果が出ました・・・

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卵塊の数は、206個!

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1卵塊は、粒(卵)の数は、2,375個!

計算すると、

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489,250個!!

わずか100mくらいの長さですが、川口市民と同じくらいの命が産まれています。

終わりの会で、斜面林が豊かになるために、今年も話し合いをし、
今年の目標を決めました。
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☆アカガエルの卵を守るために
・戸塚南小の学校放送で、いたずらしないように呼び掛ける
・あすぱるの活動で、看板を作って取り付ける

☆斜面林の生き物を増やすために
・斜面で遊ぶ子が多くなり崩れているので、斜面に虫の家を作り、斜面であそべない区域を作る。

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子供たちが感想を発表

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最後に森にお礼を言って終了です。「ありがとうございました」

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リーダが作ったオタマジャクシの飼い方のパンフレット。

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その後、希望者で、昨年作った虫の家の生き物しらべをしました。

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ヤスデ。


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2017年3月 1日 (水)

「卒園式・修了式」だってこんなに楽しいんだもの♪

今日の畑ぼうずさんは、
頭にミモザの冠をかぶっています。
そしてご馳走を食べています。
とすると・・・
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そうです、
今日は今年度さいごの日です。

みんなで朝の会で輪になって
「きょうは、なにしてあそびたい?」
とたずねると、
口々に「たきび~」
と言った子どもたちでした。

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車両にのせて薪はこび、

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まきわり

手慣れたものですね^^

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ミモザの花や葉を茎から
指でしごいて はずす技を習得中!
ビックリ、みんな出来ましたね。

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それで「ミモザの花の玉子やき」

いやこれぞ「ミモザサラダ」?!

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こちらは「ヨウシュヤマゴボウの茎のズイのおふ料理」?!!


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最後のお砂場レストラン料理です。

タイトルは「春のおとづれ」でしょうか、

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ダイコン抜きに来ました。

イミフです^^

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洗って、

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切って、

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ちっちゃい釜ごはんも
炊けるんですねッ!

初めてでしたが炊けました。

おいしかったですよ~

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卒園製作に自分のしるしを入れました。


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「こども卒園式」もやりました。

それぞれに進路を言いました。
どこにいくの?
「○○小学校」
なにがたのしかった?
「やまのぼり」
さいごに、みんなにあいさつしようか
「ありがとうございました」

すごいですね、
皆、それぞれに堂々と挨拶してくれました。

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「卒園式・修了式」

ゆかいなゆかいなメンバーでした。
1年をふりかえると、
ずっとずっと笑いっぱなしだったような気がするくらいです。
めっちゃめちゃ器用なのに おっちょこちょい、
おちこむわりに 笑い上戸のおしゃれなふざけんぼ、
まじめで厳格なのに 超ふれきしぶるファンタジー
女の子のようなのに お山にいくと男の子
一番あぶなっかしいのに だれよりもチャレンジャー
とーってもこわがりなのに 大黒様のほほ笑み
こんがらがってわめくわりに 超やさしくてすなお

陰きわまって陽となす楽しい面々でした。
いつか未来でも
「やかまし村のこどもたち」(リンドグレーン)ならぬ
「・・・なのに村のこどもたち」とか
「・・・わりには村のこどもたち」とか
「ゆかいなゆかいなこどもたち」とか
自然地のなかでそだちあそぶ ゆかいな子どもシリーズが
どこかで見られることでしょう、

【だって こんなに楽しいんだもの♪】
           (わりには村のこどもたち)

    また自然のなかでお会いしましょう

<おまけ>
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さいご、畑ぼうずさんからのお土産は、

「コッコちゃんのたまご」でした。

いのちをいただきます♡

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