「シュロの葉のアオムシ」のつくりかた
畑の池の掃除を丁寧にしたのち、
ムクドリが30羽ほど集団で水浴びに来ていました。
そのせいでしょうか、
今年、我が家の池では、
アカガエルが卵を産みに来てくれませんでした。
トホホ・・・
これは、そういうこともあろうかと
同じ水系に放流し保護してきた場所でうまれたアカガエルのおたまじゃくしです。
今年も無事に産んでくれました、
よかったよかった。
今、横倒しになっているオタマは、
やがて赤ん坊が、
首がすわり腰がすわり体を起こすことが出来るように、
じきに体を縦に起こして泳ぐようになります。
お、シュロガエルも見にきました!
こっちには3匹も居ます^^
こうして水に浸けておくと、
1週間たっても ひからびずに元気です。
シュロは、
こんな葉です。
ヤシ科シュロ属で、
線形の掌状に開いた葉が南国らしく
なんとも陽気でめでたい木です。
なのに関東の山際の陰にもひっそり強く、
細く幅のある独特な存在感をたたえています。
<シュロアオムシのつくりかた>
①深裂した裂片をさくと、
一枚一枚の小葉に分かれます。
②それを裏返すと
中央に葉の軸が通っています。
③軸を外側に山折りして、
親指と人差し指で
軸のみををはさみ、
反対の親指と人差し指で葉身をはさみ、
裂きます。
④こんな感じに小さな子供でもカンタンにできます。
普段は、ハサミを使って端から切っていましたが、
子供たちと「草花あそび」をする折に
よりカンタンに野原で道具がなくてもできるようにと思っていたら、
指で裂く方法をぐうぜん発見。
数をこなすなら、
押しピンで ぴーっと裂く熟練者もいらっしゃいます。
時と場合に応じて使い分けられますね。
⑤軸と 2枚の葉身に分かれました。
魚の三枚おろしのようです。
この葉身は、薄くて丈夫な平行脈が走っており、
最近人気の紙テープ(だっけ)の元祖です。
<シュロの葉のヒモづくり>と称して、
子供たちにはこれだけでも
手先を動かす楽しい遊びになります♪
しかし、ヒモを作ったら、
何か一品、作って完成させたいのが
ヒトごころモノごころ
⑥それならば葉軸で、
<まる>
<にじゅうまる>
<かたつむり>
<めがね>
など思いのままに。
っというのは、
子供たちにとって、
(バッテン つくって くぐって ひっぱる)
は、チョウチョ結びの基礎で、
チョウチョ結びは、
幼児からお兄さんお姉さんへと成長していくときの
大きくて小さな通行手形のひとつですから、
たかか○、されど○なのですね^^
しかし葉身では何を作るのがよいでしょうか?
<カエル>
<縁結びヘビ>
<はえたたき>
<△おたまじゃくし>
<五画形おたまじゃくし>
う~ん、時間があんまりないし、
いきなりムヅカシすぎてもなんだから、
今回は、初考案<びよんびよんヘビ>にしよう!
と思って、子供たちと作りました。
しかし完成したのち、
「なにが できた?」
と子供たちに聞きましたら、
『あおむし」
とのこと。
そこで、<びよんびよんヘビ>ならぬ
<シュロの葉のアオムシ>の誕生となりましたッ
確かに青いですからね^^
⑦葉身を上のように置き、
⑧片側を半分のあたりで直角に折る。
⑨こんどは反対側を180度に折り、
中央が四角になるように折り重ねていく。
⑩また反対側を同じように、180度向かい側へ折る。
好みの長さまで交互に折っていきます。
まだまだ
⑪もうそろそろ
⑫どうかな、しっぽを適当にむすんで
⑬できあがり、
アオムシに見えるかな?
おまけ
<△おたまじゃくし>と<五画形おたまじゃくし>
これも今回初考案。
カエルやヘビは、
「作ろう草玩具」(築地書館)に載っていますよ。
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