対岸のエノキが切られました!
綾瀬の森から望む、川を挟んで対岸の株立ちの大エノキがありました。
昨年12月撮影の切られる前のエノキ
対岸にあり、近くに行ったことはなかったのですが、
綾瀬の森にある1本立ちの大エノキとは川を挟んで対になっていて、
まるで天の川の織姫と彦星のように思っていました。
対岸の株立ちのエノキの姿は本当にきれいで、いつも活動を遠くから見守ってくれる織姫のような存在に思っていました。
それが、突然、根元から切られてしまったのです。
切られてしまったエノキの株
突然のことで本当に驚いたのですが、
本日、伐採工事をした埼玉県の担当課に説明を聞きに行きました。
担当者の説明では、
「カラスの巣がつくられ危険なので切って欲しい」と言う市民からの苦情が来たとのことで切った説明でした。
苦情は1件だけだったようです。
この木は、綾瀬川の改修工事の際、木を残すために土盛りの高さを低くした、
配慮した気だったことを説明しました。
話し合いに参加した皆さんからは、木を守るために行ってきた努力と、
自然の大切さが語られました。
県の担当者も反省していただけました。
話し合いの結果、
・この木は、ひこばえを育て復活させる。
・木を切るときは河川団体に相談する。
ことが確認されました。
また、綾瀬川の遊歩道設置の件も議題にあげてもらい、
話し合いの場がもたれた時は、子供たちも参加さてもらえるように担当部署に連絡を取ってくれることになりました。
子ども未来会議、実現しそうですね。
川は水源の森の栄養で育ち、また、川が海を育てます。
森と海は恋人というたとえがありますが、それを繋ぐのが川なのですね。
しかし綾瀬川は水源に山や森を抱えていません。
河川敷にある1本1本の木が、大切な森の役割をしています。
土手の1本1本の木や草が川や海の生き物を育ていると思います。
綾瀬の森の活動は、大きな命のつながりの懐に抱かれていることになります。
お母さんの、おなかの中かなあ・・傷つけないように優しく暮らしていきたいです。
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