本日は、コロボックルくらぶの恒例の夜の観察会で、綾瀬の森に、親子70名の参加がありました。
綾瀬川の土手に遊歩道を建設する話し合いが関係者間で始まっており、
今回は市役所の担当の方に来ていただき、
子どもたちと市民の意見を聞いてもらう「子ども未来環境会議」を同時開催しました。
子どもたちが、自分の暮らす街づくりに意見を言えるのは、とても貴重な体験と思います。
本日は朝日新聞も取材に来ていただけました。
埼玉県水環境課の方のごあいさつ。
コロボックルくらぶは、水環境課の「川の国応援団」に登録しています。
今回の活動は、県の「川ガキ」イベントにも登録しました。
まずはコロボックル表彰から始まりました。
銅のステージ2人、銀のステージ1人、金のステージ1人が表彰されました。
金のステージをクリアするには、綾瀬の森の活動に30回参加したことになります。
これからも、たくさん参加してくださいね。
続いて、綾瀬川の遊歩道の話し合いです。
川口市の河川課の担当の方にお越しいただきました。
まずは、簡単に概要を説明していただきました。
次に、子どもたちが質問や意見を言いました。
元気な子は手をあげて、積極的に意見を言います。
緊張しながらも、一生懸命、意見を言ってくれる子もいます。
土の道がいい、生き物がいる道がいいなどの意見が多くを占めました。
中には舗装したほうがいいという意見もありました。
どの意見も間違いではありません。
違う意見のようでも、綾瀬の森の自然を大切にしたい、
という子供たちの熱い思いから生まれています。
最後は、小さな子まで、みんなが一言づつ意見を言ってくれました。
印象的だったのは、5才の子の意見でした。
「道路は人しか歩けないけど、土の道は人も歩けるし、生き物もいる、だから土がいい」
これは、環境問題で理念とされる、「自然との共生」の考え方ですね。
市の基本計画でも使われている言葉ですが、共生という言葉の核心的な意味合いをこれほどわかりやすく表現できることに驚きました。
「なら土を平らにしたらいい」などのアイデアも出されました。
人と生き物の共存の道を探ります。
子供たちの声は、どれもシンプルで核心をついています。
綾瀬の森でたくさん遊んだ子供たちは、
自分たちの問題として、体感しているんですね。
川口市の担当者方は、子どもたちや保護者の皆さんの意見を、
次の会議に活かしてくださるとのことです。
これからも、綾瀬川の自然を守り豊かにするために、力を合わせて行きましょう。
<これまでのまとめ>
前の活動において、実際に舗装道路と未舗装の歩き比べをしました。
今回の市の担当者の方の説明では、
「舗装道路は歩きやすい」という舗装理由のご説明でしたが、
実際に歩き比べをした方のこれまでの感想は以下でした。
・舗装道路は、土と比べて体験温度が高く、照り返しも激しく、とにかく熱い。
・草が温度を下げている。
・舗装道路は、土と比べて、地割れ等の消耗も凹凸が鋭利で 足への衝撃も強い。
・自転車が増えるので、歩行者に安全とはいえない。
・舗装の周りから草が生い茂って歩きづらい箇所も多い。
など
続いて、夜の生き物しらべ。
暗くなるまでの間、生態系ピラミッドを体験しました。
今回も、夜に活動する生き物、休んでいる生き物を、表に記入して調べます。
ナガコガネグモはエサを待っています。
カブトムシ。今回はクワガタがたくさん捕まり、合計22匹。スゴイね。
アブラゼミのバッチ
まとめの会。捕まえた生き物の発表
葉っぱシアター「夜の森の大変身」
今日の感想
最後に森にみんなであいさつして終了です。
「おやすみなさい!」
今回も、たくさんの生き物の夜の暮らしが観察できました。
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終了後、セミの羽化を観察できました。
表は児童センターあすぱるに貼ってありますので、
夏休みの自由研究など、活用くださいね!
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