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2017年9月 7日 (木)

庭師のお仕事

026
秋まき野菜の季節です。

大根の種をまきました。
4日目の発芽誕生です。

024
いろいろ少しづつ蒔きました。
どれかひとつでもよく出来てくれると
うれしくてたまりません。

名札には、おまじないの呪文入り♡


小さな畑の小さなおうちは、
今、区画整理に押され立ち退きを迫られていますが
事情もありなかなか進みません、
それでも人も虫も草も日々淡々と暮らしていくことは
最後の日まで大切にしたいです。

そしてさまざまな層の生き物たちが安心して暮らせるのは
家に部屋があるように
畑にも部屋(ゾーン)があって
そろぞれに適した部屋環境で生きているからだと
最近カンジルようになりました。

その畑庭の各部屋と境の辺りを人が維持するなかで
彼らの生活は続いていきます。

草刈り剪定は、
季節のなかで終わりもなく完成もないので
庭師という仕事は、
草や木や虫や鳥やそれらすべてを支える大いなるものでもあり、
それに仕えているようでもあります。

家と庭の間とか
畑庭の植生の変わるあたりとか、
庭が主人なのか自分が主人なのかとか、
その境目の見えない曖昧な辺りが
たまらなく濃密な磁石の磁場のようです。

たとえば、磁場はこんなとこに・・・


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1、庭の土間あたり

人生最高最上無比の名音楽家名演奏家のアブラゼミたちが、毎年こっから出てくる・・・


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2、庭土間から草地が流れていくあたり

低い草地のなかのツヅレサセコオロギやオカメコオロギが毎晩、伽話を奏でてくれる・・・

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3、草地から木々が立ち上がっていくあたり

高木にからみついたクズの葉でカンタン(鳴く虫の女王)が安眠をさそってくれる・・・


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4、そうして、木のなか木のうえ空

キジバトやカラスやトンボやハチやセミが、
特徴的な音声で何かを囁いていて
実の熟したことや巣作りや季節をはこんでくれる・・・

009
5、水や水辺や水面、

メダカやボウフラ、ヤゴがさらに別次元へ・・・

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6、野菜畑のあたり

野菜たちのもっている時間は、人間に一番近い気がする・・・

【これら6層は、畑庭の大いなる六の部屋と呼ぼう】
             (庭師のゾーン)


【終わりもなく完成もなく たまらなく濃密な磁場づくり】
         (最後の日まで庭師)

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