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2017年12月 2日 (土)

川の国検定

埼玉県の「川の国検定」試験を受けてきました。
008

「埼玉の川の歴史」や
「下水道のしくみ」や
「県内野生動植物種」などなど
やく30項目のキソ知識をテキストとしています。

息子と一緒に受けました。
試験は学生以来でとても楽しかったです^^

ところで驚いたことに
この項目のなかに、

「川の再生の取り組み」

というのがあって、

今まさに、
コロボックルくらぶで懸念している
綾瀬川の遊歩道の舗装プロジェクトの

元々の出所とその歴史が記されていました。

①H19年度  川の再生基本方針策定
009


②H20~23  里川づくり県民運動
③H24~27 川のまるごと再生プロジェクト
④H28~現在  川の国埼玉はつらつプロジェクト
013


つまり、今は④番で、
県のプロジェクトをうけて、
市町村が提案して選定された28か所のひとつに
川口市の綾瀬川の遊歩道がなったのですね。

川口市の綾瀬の森は
南から伸びてきている草加市の遊歩道を実際に見学して体感して
これはヒドイ(ひび割れで 熱くて 硬い 生きものも住めない)と、
皆さんの意見を市の方が来て聞いてくださり、
なんとなんと、
<自然ふれあいゾーン>として、
人にも生き物にもやさしい土の道が残りました!
021


ですが、
他の場所(北はさいたま市との境から南へ)の、
今の進行状況では、
川口市の提案は、以下です。
016
<アスフアルト舗装と 遮熱舗装>


019
<土系舗装>

草加市の悪状況の場所も土系舗装でした。
これは、新型土系ということですが、
新型の見学会は、まだありませんので
できれば、2億5千万?
大切なお金を使うのですから、
せめて見学に行ってから決められたらと思っています。

<アスフアルト+遮熱>は、
実際に西川口駅前に見学に行きましたが、

これはアスフアルトジャングルの為の遮熱舗装で、
自然地に、この舗装を持ってくるのは本末転倒だなと
実際に歩いてみて感じました。
結局は、草加市の遊歩道のように
舗装は自転車が走り、ウオーキング目的の人は、
舗装の下をおりて歩くのではないかと思います。


草刈りの回数を増やしてくれれば未舗装で充分なのですが、
舗装ありきのプロジェクトなのでしょうか?
たとえば、、、

①安定した草刈りも はつらつプロジェクトの重要事項に位置づけ、
②舗装も 土感のなだらかな滑らかさを残す舗装を可能にするやり方、
など土手の遊歩道の自然舗装の在り方を
生態系や環境専門の方々が研究提案してくださり
河川法とも折り合いがつけられたらと思います。

「これからの土手の道~生態系遊歩道~草地の文化から見えるもの~」
なんていう著作や研究はないかな?

実際的には、
☆イメージは北本自然公園の遊歩道の道が理想で、
☆健康福祉村は健康なひとがはつらつ歩いていることが多いので
☆川の土手はゆったり感のはつらつを打ち出し、
☆舗装ありきならウッドチップにして
☆予算が足りならなら細めのウッドチップと土の組み合わせにしたりして
☆ともかく土感のなだらかな滑らかさがのこることを第一にして
☆それを川口市ひいては埼玉県の川のポテンシャルにしていく
☆その発信を川口市の綾瀬川からしていく
☆そうして、できた遊歩道を北から綾瀬の森まで県知事も市長も呼んで皆で約4キロ歩く
☆これぞ「清流の復活と~人と自然~安らぎにぎわいの空間創出」
☆はつらつプロジェクト~


どんどん町が舗装化され、草地の文化は消えていっていますが、
それが川の国埼玉の水辺空間にも及んでいます。
メディアにむしばまれる子供たちのお話がありましたが、
町も体も心も舗装されていくようです。

H19から続く「川の再生」事業の理念はよいので
もう少し舗装なら舗装で良いものを選べればと切に願っています。

それが何よりも
川の国応援団、自然探険コロボックルくらぶの
私たちの生きようなのですから・・・(涙)


【川の再生基本方針】(H19年度策定)とは、
~行政と地域が協働して川の再生に取り組む~

目標:県民誰もが川に愛着を持ち、ふるさとを実感できる「川の国埼玉」の実現
目標:地域による持続的・自立的な改善行動・維持管理活動

埼玉が持つ川のポテンシャルを
川の再生をもってあげていく
清流の復活と 安らぎにぎわいの空間創出


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