<野草の天ぷら蕎麦>
高校生と大学生になった子供たちはバイトや打ち上げで
「今晩、夕食に居ません、」
という日も多くなり、
居残りの夫婦は
そろって胃が丈夫でないので
「では外食でウキウキ」ということも減り、
久しぶりに
「あっさり そばが たべたい」
ということで一致し、
しかし外のソバは
やはり味付けがそれなりに濃いので
スーパーでそばを購入し、
いつしか夕暮れ、
ごく自然に野草を摘んでおりました。
つまり<野草の天ぷら蕎麦>です。
左から
コンフリー、ノビル、フキ、サンショウ、スイバ、
カラスノエンドウ、菜の花、安行ざくら、以上。
ツクシやセリがあってもいいですね~。
しかし、気張らないでたまたま道なりにあったものを摘む感が
今夕のスタンスなので
油で気持ち悪くならない量にとどめておきます。
●桜はやはり、
口に入れた途端に桜の香りが広がり、
徐々にそれが苦みに変わっていくのが興で
あ~これが桜なのだと酔いしれる舌鼓で。
●菜の花は、これはただただ純粋に春の妖精たちが体を駆け巡っていくようで。
●カラスノエンドウは、そのマメ科的先入観で
名前を聞いただけで
自分が牛にでもなったように力がみなぎってくるのですが、
天ぷらにすると油を吸い過ぎる感じです。
といえど、その油に負けて個性を主張しないあたりの
牧草感がやはりよく。
●フキは、葉の部分が丸まって揚がり、
何やら口にしたとたん、たっぷり重層感に包まれます。
ふきまんぶくが出てきそうです。
茎の部分も、筋ごとモシャモシャと食べますが、
これもまたフキにとって欠かせないアクと香り丸ごとで、
ファイトケミカル満載です。
●スイバは、本当に酸っぱい。
今まで食べた油をぜんぶ帳消しにしてくれます♪
それこそ抗酸化作用を実感できます。
調べると、本当にその効能をもつビタミンCを含むというのですから、
おどろきです!
人間の感覚も捨てたものではありません。
スバラシイッ
●サンショウは、あれ、食べたっけかな、
楽しみにしてたのに忘れてしまった。
また次回のおたのしみです。
●ノビルは、コロボックルの子どもたちも例年、
文句なしに「うまいッ」という一品。
●コンフリーは、ヨーロッパハーブの感は強いのですが、
我が家では当初に畑に植えて、
それ以来、増えすぎもせず絶滅することもなく、
ずっと同居してくれている留学生が帰化したような存在で
今夕は感謝と敬意を表して
天ぷらにさせていただきました。
ベー助くん、
いきなり初めに食べて「うまい」
これなに?と一言。
いじょう、
一人分をお皿に並べてみました。
ん?
つつましい質素な夕餉が、
一気に高級料理店の様相となりました、、、
コメント
美味しかったですよぉ~^^
投稿: べーこ | 2018年4月 3日 (火) 16時50分
桜に、菜の花、春の野草天ぷら豪華ですねっ♪とても、美味しそうですっ!!
投稿: りつ母 | 2018年4月 2日 (月) 00時31分