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2018年8月12日 (日)

今夜のお客さま~ニホンヤモリ

部屋に散在する手帳やノートのなかに

しおりのように潜っていた

ニホンヤモリ。

本当にぺちゃんこの栞になってしまうぞ、

と思いつつ忘れてしまって小一時間。

Img_8912
ふらふら歩いていました。

おい、おまえ、さっきの赤ちゃんヤモリじゃないか、!

Img_8911
たまにガラス窓のレールにはさまれ、
そのままひからびてしまうので
そうなる前に、

救出ッ

外へ。

しかし、すぐ別の個体がウロウロ歩いていました、

その数日後に3匹目も発見。

そうか、どこぞでヤモリの卵が一斉に孵ったんだな!

そう思っていたら、
この日の数日後の
夜の森の観察会でも
同じサイズのヤモリを
子供がつかまえました。

発生時期は重なるんですね!
生き物は呼応しているッ、
森から畳の上まで~

なんてことない一致に
日々感動の今晩のお客様シリーズです。


<おまけ>
ヤモリは、
つるつるのガラス窓でものぼれますが、

足の指が
アマガエルみたいなぷっくり吸盤というよりは、
ひだひだ吸盤に見えます、裸眼だと。

これは、肉球がヒダになっているのかと思っていたら、
研究者の間では、このヒダっぽいのを毛といっていて、
1本の足に50万本の毛が生えていて、
さらにその1本の毛が数百に枝分かれしているという。
しかもその先っぽがヘラ状になっているとか。

このヤモリの足力は、

「ファンデルワールス力」
(分子と分子の間に働く力)
ではないかと4年前に書いてあったけど、
その後、何かわかったのかな?

計算上、4本の足で40㎏の重さに耐えられる
くっつき足なのに、
すぐはがれる機能性の高さ。

これを模した粘着テープを開発中とあったけど、
商品化したのでしょうか?

生物の多様性は、
産業の発展のために守られるのが
実際のところです。
このヤモリの研究もそれを物語っています。

発展オンリーとしても保護オンリーとしても
その中間でも

それらすべてを下支えしているのが
自然界の命のつながり、
であるのを忘れないようにしたいです。。。

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